息子が手をやけどした。ポテチを作っていたところ、高音の油を右手にかぶったらしい。

やけどの応急処置は、氷ではなく流水。わたしは医者ではないが、自分の経験則から、氷を当てるだけだと水ぶくれがひどくなるだけで、やけどの後遺症が長引くだけだった。

しかし、妻も息子も流水が効果策であることをなかなか信じようとしない。妻がやけどの患部に氷を当てようとする。息子は母親である妻のいうことなら何でも受け入れる（ような気がする）。

わたしがネットで調べて伝えても...

息子「でも、氷水がダメってわけじゃないんでしょ。流水にこだわる理由がわからない」

いや、君のロジックがわからないよ...。

息子は、わたしが言うことには、とりあえずすべて反発する。

「もういいよ、勝手にしたら？」と、いままでぐっと飲み込んできた言葉を、我慢しきれず言い放って、またモヤる父親。

まいた種は自分に刈り取らせればいい。でも会話を父親から拒絶したり、無視することはやっぱり違う気がする。相撲の相手をするようなものだと思っているから。

取り組むのは正直めんどうではあるけれど、相手をしてやるかー。きっと息子は放って置いてくれよと内心思っているだろうけど。