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母から教えられた格言が世の中に存在していない可能性があって困惑しています【今週の私的ニュース速報】vol.3

【今週の私的ニュース速報】では、私が個人的に気になっているトピックのニュースを紹介していきます。

今回は、「ニュース」と言って良いのかわかりませんが、昔、母から教えられた言葉をネットで検索したら全然出てこなくて、「え?!」となった話です。

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今日から春のお彼岸ですね。暑さ寒さも彼岸までと言いますから、これから春本番に向かっていくのでしょう。

私の母は2018年に他界しているのですが、お彼岸になると、いつも母がぼたもちやおいなりさんを作って仏さまにお供えしていたことを思い出します。

今では私がおいなりさんを作ってお供えするようになりました。(ぼたもちは、あんこの塩梅が難しそうで、まだ作ったことがありません…)

じゅわっとおつゆが溢れるおいなりさん、最高です

それで、本当は昨日の【お寺でわたしも考えた】のコーナーで、母から教えられた言葉について書こうと思っていたんですね。春のお彼岸ですから、母の思い出話でも書いて、ほっこりしようと思ったんです。でも、ボツになってしまいました。冒頭で書いたとおり、ネットで探してもそんな言葉どこにも載っていなかったからです…

みなさん、「芋の煮えたも目で悟れ」という言葉、聞いたことないですか?

私は母と台所に立って一緒に料理をしているときにこの言葉を教えられ、「お芋が煮えたかどうか、目で見てわかるようにならなきゃいけないのか」と少々プレッシャーを感じたのを覚えています。結局、いまだに目で見ただけではお芋が煮えたかどうかわからず、毎回竹串を刺して確認しています。時々、煮えすぎていてお芋が割れたりすると、ちょっと落ち込みます。

私の頭のなかには、「芋の煮えたも目で悟れ」という言葉が染みついていますから、お芋に竹串を刺すたびに、「私はまだまだだなあ」と思うのです。おそらく15年以上そうやって暮らしてきたのに、まさか、世の中に存在していなかった言葉なのでしょうか?

さすがにこれは、まだ煮えてなさそうですね

ここまで読んでくださった方のなかには、「芋の煮えたもご存じない」の間違いじゃないの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。私は逆にこの言葉を、今回初めて知りました。世間的な常識に疎い相手を揶揄して使う言葉みたいです。いじわるな言い方ですけど、ちょっと、おもしろいですね。

「芋の煮えたもご存じない」から派生したのが「芋の煮えたも目で悟れ」という言葉なのかな、と推測していますが、ネットで探しても見つからないとなると、かなり限られたコミュニティのなかで共有されていた言葉なのだろうと思われます。実際、私も母からしか聞いたことがありません。

母の性格上、自分で創作したとは考えられないので、母方の祖母に教えられたのか、お寺の行事のときにお料理をしてくれていたご婦人方に教えられたのか…今度行事があったときに、誰かに聞いてみようかな、と思います。それで誰も知らなかったら、迷宮入りかもしれないです…

今日も私は、お味噌汁の具のじゃがいもに、竹串をプスプス刺すことでしょう。

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今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

皆さま、よいお彼岸をお過ごしくださいませ。

それでは、また。



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