見出し画像

「正義は剣じゃない。盾です」

 わたしはドラマ『俺のスカート、どこ行った?』が大好きで、放送中も放送終了後も何度も観返しています。

 特に大好きな言葉があります。

 それは、第9話で出てくる、

「正義は剣じゃない。盾です」

 という言葉。

 最初聴いた時は、「そうだよね。他人を傷つけるのが正義のはずはないよね」と、分かったつもりになりました。

 今もまだ本当に理解しているとは言い難いです。

 リアルな世界でも、ネットの世界でも、誰かが誰かを攻撃しているのを見ると心が痛むけれど、いつの間にか自分が誰かを傷つける側になっていることもあるはずですから…。

 けれど、こうしてロシアによるウクライナ侵攻のニュースに触れれば触れるほど、

「正義は剣じゃない。盾です」

 という言葉が何度も何度も思い出されます。

 装甲車の前にひざまずいて侵攻を止めようとする人。

 銃を持つ兵士に向かって「あなたの国に帰りなさいよ!」と叫ぶ人。

 せっかく他の国まで逃げて来られたのに「故郷を守るために帰ります」と砲弾飛び交うウクライナへと戻っていく人。

 怪我をした子どもを懸命に救おうとして、でも命を救うことが出来ずに、「プーチンに見せてやれ。この子どもの目を。泣いている医師たちを」と訴える人。

 そうした人たちの姿を安全な場所でテレビ越しに見て、募金をしたり、これ以上の被害が出ないことや戦争終結を祈ることしか出来ない矮小な身で、偉そうなことは言えないのですが…、

「正義は剣じゃない。盾です」

 という言葉が頭の中に何度も浮かんできます。

 だから、この言葉をより多くの方に知って欲しくて、この記事を書くことにしました。

 こんな一般人が何かを書いたからといって所詮は大河の一滴だとは思いますが、書かずにはいられませんでした。

 戦争を起こす側は色々と大義名分を作り出し、まるで自分たちが「正義」であるかのように主張すると思いますが、少なくとも、他の国に侵攻してその国の人たちや他の生き物の命を奪う行為に正義があるはずがありませんよね。

 もしそれが本当に正義だとしたらわたしは正義など要らない。

 また、恐れていたことの一つなのですが、巷ではロシア人の方を「ロシア人だから」という理由で非難する動きもあるようですね…。

 けれど、あくまでも悪いのは「戦争」なので、そんなことをするのはやめた方が良いです。

 憎むべきは「戦争」であって、「ロシア人」ではありません。

 攻撃されたら、攻撃された側は傷ついて、いずれまた「やり返してやろう」と新たな憎しみの火種を生むことにもなりかねませんよね?

 人類はこれまでずっと「やった」「やられた」「やり返した」「いや、先にやったのはあっちだ」をずーーーーーっと繰り返してきて、何度も戦争をして、沢山の血と涙を流してきたはず。

 もういい加減にしましょうよ。

 皆が「盾」になる世界を、子どもたちにプレゼント出来る大人になりましょうよ。

いつもスキ・フォロー・コメント・サポートをありがとうございます😄 とても嬉しくて、記事投稿の励みになっています✨ 皆さまから頂いた貴重なサポートは、本の購入費用に充てさせていただいています📖