見出し画像

お節介だろうけれど…。わたしに出来る精一杯のことをしたいです。

 とてもデリケートな話題なので、これを記事にするかどうか、とても迷ったのですが、思い切って書きます。

 わたしの後輩がYさんにわたしの電話番号を渡してくれてから、数日が経ちました。

 しかし、結局、Yさんからのご連絡を頂くことは出来ませんでした。

 だから、わたしは「そっか、Yさんは別にわたしのことを好きじゃなかったんだな…。でも、Yさんの心がそうなら、わたしは受け入れよう。大好きな人がそう判断したのだもの。すぐには気持ちを切り替えられないけれど、少しずつYさんへの想いを友情へと変えていこう」と決めました。

 わたしの後輩を含む身近な方々が「諦めるのはもったいない」「Yさんはどう連絡したら分からないだけだと思う」「とにかくまだ待ってあげて」と優しくフォローしてくれましたが。

 …そんな折、Yさんの周りにいる方たちから、思わぬ情報がもたらされました。

 それは、最近Yさんの様子が明らかにおかしいということ。

 以前もこのnoteに少し書いたのですが、Yさんの職場環境は4月1日から大きく変わりました。

 年度はじめということもあって業務が多忙を極める上、かなり癖の強い上司(わたしも個人的にこの上司のことを昔から存じ上げていますが、良くない意味で非常に個性的な方です)との相性が全く合わず、その上司から強烈なパワハラを受けているのだそう。

 それでもYさんは頑張って働いていますが、周りの方たちによると、

 「4月1日を境に、彼は目に見えて元気が無くなった」

 「顔色がかなり悪い」

 「相談に乗ってくれる人がいないようだ」

 「目の下のクマがすごい。あまり眠れていないのではないか」

 「G-darkさんに向けていたような笑顔はもうどこにも無い。悲しそうな顔をしている」

 のだそう。

 そんな中、

 「G-darkさん、Yくんに電話してあげて。Yくんには許可をもらってないけど、これ、Yくんの電話番号。YくんはG-darkさんに弱いところを絶対見せたくないと思うから、自分が弱っているってG-darkさんに知られて心配されたらショックを受けるかもしれないけど…」

 と言ってYさんの電話番号をわたしにLINEで教えてくれた方たちが数名いました。

 (なお、この方たちは数日前にわたしの後輩がYさんに電話番号を渡した件を知りません)

 とてもありがたいお申し出なのですが、やはり、Yさんの個人情報をYさんの許可なしに知って、しかもそれを使って連絡をしてしまうのは倫理的にどうなのだろうか…とわたしはどうしても躊躇してしまいます。

 本当はすぐにでも連絡したいのはやまやまですが…。

 ストーカーのようで怖いですし、また、良かれと思って教えてくれた方々にも個人情報漏洩ということでご迷惑がかかりそうです。

 それに、「自分はそんなにみんなに心配をかけているのか」とYさんのプライドを傷つけることにもなりかねません。

 また、「YくんはG-darkさんに弱いところを絶対見せたくないと思うから、自分が弱っているってG-darkさんに知られて心配されたらショックを受けるかもしれない」という部分にも引っ掛かります…。

 いくらYさんが仕事の出来る人とはいえ、生身の人間である以上、どうしても限界はあるはずなのですが…。

 Yさんのプライドへの配慮は絶対に必要です。

 そこで、わたしはYさんの電話番号を教えてくださった方々に、「ありがとうございます。ご本人がご存知ないことなので、すぐにはご連絡を差し上げられませんが、そうして〇〇さんがYさんを気にかけてくださったことが嬉しいです。いよいよ緊急の時はかけさせていただくかもしれません。Yさんのことを今後もよろしくお願いします」とお礼を伝えました。

 そして、その方々を含めて、Yさんの近況をわたしに教えてくれた沢山の方たちに、以下のことをお願いしました。

 ●Yさんは真面目で、すごく頑張り屋さん。つい頑張り過ぎて、全然大丈夫ではなくても「(周りの方たちの方が大変だから)自分は大丈夫」と言ってしまう方。だから、本人のプライドを傷つけない程度に、周りから率先して、ごくさりげなく仕事を手伝ってあげてください。

 ●良かれと思って周りが「頑張って」等の励ましの言葉をかけると、Yさんにかえってプレッシャーをかけてしまいかねないので、いつも通りに接しつつも、ごく世間話でいいからよく声をかけてあげてください。特別なことはしなくても、気にかけてくれる方たちがいるというだけで、Yさんの心の支えになると思います。

 ●もしYさんが仕事の愚痴を言い始めたら、「そんなことを言ったらダメ」とか「仕事は我慢がつきもの」といった言葉は言わずに、「そうだよね」と受け止めて肯定してあげてください。そして、「またいつでも話を聞くよ」と言ってあげてください。

 ●もしYさんが「しばらく仕事を休みたい」と言ったら、職場の人員が大変だとは思いますが、出来るだけ休ませてあげてください。

 ●もしYさんが「仕事を辞めたい」と言ったら、すぐに否定したりせず、まずはじっくり話を聞いてあげてください。

 ●本来であれば、Yさん本人が例の上司について更に上の役職の方に相談するのが筋ではありますが、もはやそういう元気も無いのかもしれないので、いよいよYさんの気力が無くなってきたら、Yさんに気づかれないようにソッと上の役職や人事の方に現状を報告してあげてください。

 といったことを。

 当然、もしYさんの元気がないということにまだ気づいていない方たちにまでわたしが不用意に上記の相談をしてしまって変な噂を立てられたらYさんの評判にも関わりますから(世の中、良い方ばかりではありませんからね…)、勿論既に現状を知っている方たちにのみ上記のお願いをしました。

 その分、わたしがその方たちの別件の愚痴を聞いたり、頼みごとを聞いたりしました。

 もし表立って動いてしまって、かえってYさんに迷惑をかけてYさんの居場所を奪うことになってはいけないので、あくまでもこっそりとです。

 また、わたしはいずれYさんが「いい転職先はないか」と言い始めても良いように、今のうちから色んな人脈を作って、

 ●すぐ人が辞めるブラックな職場

 ●まあまあ普通の職場

 ●なかなか人が辞めないホワイトな職場

 の情報収集を進めています。

 勿論、Yさん個人を特定されるような情報は一切漏らしていませんので、安心してください。

 あくまでも「わたしの知人の中に、若くて、とても誠実な男性がいます。すぐではないのですが、いずれその方が転職を考えるとしたら、どこかおすすめの転職先はありますか?」といった感じで情報収集を進めていますので。

 Yさんにとっては、勝手に求人情報を収集されるのも、大きなお世話だとは思いますが…。

 中には、「うちはまだ求人を出してはいないんだけど、もうすぐ増員を考えています。いい人がいたら、まずはうちへ見学に来てくださるよう勧めてください」とか「数ヶ月後に出す求人には〇〇の資格必須と書く予定なのですが、G-darkさんが紹介する人なら信用出来るので、資格なしでも結構です。その方がもしうちの業界に興味があれば、是非うちも選択肢に入れてください」と言ってくれた企業が数ヶ所ありました。

 社交辞令かもしれませんが有難いです。

 また、わたしは医療や福祉関係者の飲み会だけでなく、異業種懇親会にも積極的に顔を出し、「ここだけの話、〇〇社の〇〇さんって人のパワハラがやばくて…」と色んな職場の内部事情の囁きについても収集しています。

 一人だけの意見ではなく、場所や時を変えながら、複数の人の意見を聞いています。

 …勿論、今後どうするかは、あくまでもYさんのお気持ち次第。

 まずはYさんの職場環境が改善されたり、Yさんがゆっくり休んで心と体を回復させるのが最優先だと思います。

 が、Yさんがいずれ「掴みたい」と思った時にパッと掴みやすい浮き輪みたいなものを、沢山そしてさりげなく投げておいてあげたいなとわたしは思っています。

 救命ボードでもロープでも何でも良いのですが、とにかくYさんが溺れて沈まずに済む何かをあげたいです。

 本当はわたしが溺れているYさんを助けに飛び込みたいところですが、Yさんがわたし自身に連絡してこないということは、Yさんはわたしが飛び込んでいくのを望んでいないのかもしれません。

 だから、わたしは浮き輪等を作り続けます。

 その浮き輪等を作ったのがわたしだとYさんに知られないようにしながら。

 Yさんが「良かった。よく分からないけど、たまたま浮き輪がここにあった」と自然に思えるように。

 もしもいつかYさんが誰かに「転職したい。いいところはないか?」と言った時、それを言われた人にわたしが「〇〇社と〇〇社が今後求人を出すようですよ」等と良い意味での囁き女将をして、わたしからの情報だと分からないようにしながらYさんに応募先の選択肢を提案したいです。

 もう、わたし、Yさんがわたしのことを好きになってくれなくたっていいんです。

 Yさんがこの世のどこかで生きて幸せでいてくれれば、それでいいです。

 また、もしYさんが少し落ち着いた頃、自分が弱っている又は弱っていたことを匂わせずに明るい様子でわたしにご連絡をくださった時は…、わたしは今回の件を何も知らないふりをして、これまで通りニコニコしながらYさんと接するつもりでいます。

 それはきっと、わたしがYさんにつく最初で最後にして最大の嘘となるでしょう。

いつもスキ・フォロー・コメント・サポートをありがとうございます😄 とても嬉しくて、記事投稿の励みになっています✨ 皆さまから頂いた貴重なサポートは、本の購入費用に充てさせていただいています📖