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ようやく取りかかった「カムイ伝」〜白土三平の訃報に押されて

昨日は未見の超有名映画の話だったが、今日はマンガ編である。

読まねばと思う有名マンガ作品はまだまだある。超有名ものでも残っている。「東京ポッド許可局」でもプチ鹿島などが未読の作品として「ドラゴンボール」「YAWARA!」「スラムダンク」、「ワンピース」などが話題になっていた。

旧聞にではあるが、昨年10月にマンガ家の白土三平が亡くなった。白土三平は、私のそばに常にいたが、親しくならなかった作家である。

小学生の頃、何故か親が白土三平の「忍者武芸帳」のコミックス第1巻を買い与えてくれた。マンガ好きの私に、どうせなら多少の社会性があるものをと思い買ったのだろう。内容を知っていたとは思えず、どこからかの聞きかじりであろう。

私はそれを読み始めたが、小学生には難しく、読み通すことはできず続刊を求めることもなかった。

一方で親しんだのは、白土原作のアニメ「風のフジ丸」である。今でも主題歌のサビの部分は覚えている。その後、「サスケ」のアニメもあった。ただ、それほど入れこむことはなく、放送されていたら見る程度だったように思う。

「ワタリ」の映画化も、うっすら覚えている。映画館で見た覚えはなく、テレビ放送を見たかどうかは定かではない。「カムイ」についてもアニメ化されていたこともあり、存在は認識していた。

中高生となり、雑誌「月刊ガロ」なども買うようになった。「カムイ伝」の連載は終了していたが、白土の代表作であることは認識。「ビッグコミック」では白土が神話シリーズなどを連載していたが、読み飛ばしていた。

その後、「ビッグコミック」では「カムイ外伝」の連載が始まるが、途中からだと読む気がしなかった。ただ、「カムイ伝」シリーズは、いつかは読まなければならないという気持ちが積み上がっていった。

数年前、電子書籍で「カムイ伝」の大人買いをした。第1巻を読み始めたが、ちょっと小難しい感じがあり乗れない。さらに、第1話の途中からは動物しか登場しなくなったので、一旦ギブアップしていた。

そして、前述の白土三平の訃報である。これは何かのサインではないか。

年明けから、私は「カムイ伝」に取りかかった。今は第4巻の途中である。

侍、農民、非人などの、階級間闘争がテーマの中心ではあるが、そんな理屈は抜きにめっぽう面白い群像劇である。今さら、私が声高らかに言うことでもないが。

しばらく楽しませてもらおう

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「カムイ伝 第一部」全15巻、「カムイ伝 第2部」全12巻、「カムイ外伝」 11巻、先は長いので、取り組みプロジェクトの紹介でした


献立日記(2022/1/15)
ブリの塩焼き
フカヒレ芙蓉蟹
ブロッコリー、トマトとレタスのサラダ(ミツカン金のごまだれ)

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