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三浦春馬という存在の認識

春馬君がテレビに出始めた頃、私はちょうど子育て奮闘真っ最中でした。テレビはEテレ、観る映画はアンパンマン、ドラえもん、プリキュラ、ポケモン…要するに子供向けアニメばかり。夜も子供と一緒に9時過ぎに就寝、そんな生活をしていたので、春馬君のことはほとんど認識していませんでした。でも、時々つける民放テレビで、「14歳の母」や「ごくせん」や「ブラッディマンデイ」の番宣を見た記憶はかすかにあります。なんかとってもかっこいい男の子が出てるな、三浦春馬君か~、とその程度の認識でした。また、時々見る民放のCMで、「uno」や「お~い、お茶」で春馬君を見かけて、「七三分けにしたお利口そうな男の子だな」と思った記憶があります。

ちゃんと春馬君のドラマを見たのは、2011年の「大切なことはすべて君が教えてくれた」が最初でした。

「こんなかっこいい先生いたら、大変だよ~!」なんて言いながら、春馬君演じる修二にもどかしさを感じながら見ていました。でも、頭の中は育児でいっぱいなので、そんなに集中していたわけではなく、なにかをしながら見ていた程度。

強烈なインパクトを持って現れたのが2013年の「ラスト♡シンデレラ」でした。


「え!?誰これ?」。「あの、七三分けのきちんとした男の子がこんなにかっこよくなっちゃったの~!?」毎週、その笑顔と色気に目が離せませんでした。子育て中の楽しみのひとつとして、春馬君が私の中にクローズアップされました。でも、そのあとの「僕がいた時間」が、育児に疲れている私には少し重そうで、そのうち、だんだん春馬君は私の中から遠のいて。

2016年のある日、ミュージカル女優を目指しているお友達のお嬢さんが、ニューヨークで観て感銘を受けた『キンキーブーツ』の日本版が始まったとSNSで発信していました。「イケメン俳優三浦春馬を完璧に舐めていました、すいません!歌も踊りも演技も半端なくプロフェッショナルでした!ブロードウェイのローラに負けてない!」と大絶賛。その頃、子供と一緒に劇団四季のミュージカルにはまっていた私、「え?ミュージカル?三浦春馬君、そんなにすごい人だったの?」と、気になりました。イケメン俳優ってだけじゃなかったの?

2019年の再演が決まったころ(2018年末)に、前述のお嬢さんをお持ちのお友達から、「『キンキーブーツ』再演するから、観に行かない?チケットは先行予約で取らないととれないと思うから一緒にとるよ」とお誘いを受けたのだけど、ちょうどその頃、子供の受験と重なっていて「次の再々演で観るわ」とパスしてしまい・・・これがほんとに悔やまれます。

子供もだいぶ手がかからなくなり、私が春馬君と再び出会ったのは2019年の「two weeks」でした。

「あ!春馬君じゃん!かっこいい!」と毎週楽しみに見ていました。ずいぶん大人になったなあ。あれ、歌も出してるんだ。なにこれ!?ダンスもキレッキレじゃん!FNS歌謡祭を見て、すごく驚いたのを覚えています。でも、私、どちらかというと現実の日常生活に重きを置くタイプで、今までアイドルや芸能人にはまったこともなく(中高生の頃も、遠く離れた先輩よりもクラスメイトを好きになるタイプ)、ものすごく誰かのファンになり追っかけしたということもないので、テレビに出てたら見る、くらいの応援しかしていませんでした。

そんな日常生活を送っていた2020年夏。コロナの感染拡大で、いつもとは違う夏。スマホを見て、夫が「あ!三浦春馬が・・・」。テレビでは、歌番組の特番をやっていて、城田優さんが涙ながらに『キセキ』を歌い、flumpoolが『君に届け』を歌っていました。

私はといえば、もちろんショックと言えばショックでしたが、今思えば胸をえぐられる痛み、というわけでもなく・・・「今夜、コンフィデンスマンJPやるよ。追悼の意味を込めて見てみようか。」「残念だね。あんなにかっこいいのに・・」と言えたほど。

その夜、ジェシーのかっこよさにすっかりやられた私は、「なんで?どうして?こんな素敵な人が・・・」頭の中ははてな??だらけ。そこからです。私の春馬君を探す旅が始まったのです。

いただいたサポートは三浦春馬くんの作品鑑賞や媒体購入に充てさせていただき、更なる春馬くんへの愛につなげたいと思います。