不死鳥

旧帝大文学部卒 大学で学んだ映画評論を頑張って続けたい 映像・漫画の感想と評論 卒論…

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旧帝大文学部卒 大学で学んだ映画評論を頑張って続けたい 映像・漫画の感想と評論 卒論は鈴木清順で書いた

最近の記事

ブリジャートン家〜黒人公爵と選択の物語〜

Netflix史上最多視聴数となっているらしい『ブリジャートン家』ファーストシーズン全8話を見終わって、思いついたこと。主に黒人公爵の魅力と、作品のテーマになっている「選択」について。 ・基本は『ムーラン・ルージュ』のようなファンタジー時代劇本作は一応、王族や貴族がいるような時代のイギリスを背景としたラブロマンスではあるが、多くの記事で言及されているように時代考証に基づいたものではなく、かなり自由に作り上げられている。 例えば、話題になっている黒人貴族・王族や、舞踏会の音楽

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      鬼滅の刃がヒットして話題に挙がるたびに、ワンピースのことも一緒に考えてしまう。この2作品が少年漫画というジャンルの中で商業的な成功と人気を獲得しながらも、正反対のスタンスを取っているので、いろいろと連想してしまう。 ・冬の山と夏の海 思わず身を縮めて、歯を食いしばってしまうような冬山から始まる鬼滅の刃と、アニメのOPにあるように思いっきり駆け出して、飛び込みたくなるような夏の海から始まるワンピース。 正反対の舞台から始まる物語は、主人公の親しい人が傷つくという案外共通し

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