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ZBrushの「削れる積み木」モデリング?!

ZBurshのモデリング方法紹介!入門~初級の方向けです。
今回は全ての手順を解説するチュートリアルではなく「紹介」なのだ。

おもちゃテイストの車のモデリングに挑戦してみよう!
おもちゃテイストとは言っても「車は難しいのでは?」と思うでしょう。

よし!難しいことはやめよう。楽しくやろう!

それじゃあ簡単にできるモデリング方法でやってみよう!
大ボスにいどんで、あっさり敗れて嫌になっちゃうより、必ず倒せる敵から倒すと楽しくなるのだ。

「削れる積み木モデリング」でやろう。なにそれ?
確かに「なにそれ?」は感想として正解だ。のぶほっぷもそう思う。なにそれと。今回紹介するモデリング方法は「モデリングが苦手」でも大丈夫。その代わり、積み木&パズルが得意な必要があるかもしれない。

早速紹介しよう。

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立方体を用意する。ギズモ3Dも表示させておこう。


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奥行き方向を2倍に拡大した。さすがの のぶほっぷも「これが車だ。簡単でしょう?」とは言わない。怒られたくない。


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別のサブツールに、このように2個立方体を作り、このように配置する。
「①」とした部分のアイコンをクリックする。これは「減算」といって、このアイコンがクリックされた3Dモデルは「削りの運命」が与えられる。
そして「②」としめした「LiveBoolean」というボタンをオンにしよう。


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車ができた!!!OK!!!
…怒るのはまだ早い。まってほしい。先にすすめよう。


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「LiveBoolean」というボタンをオンにすることによって「削られてる状態」がリアルタイムで見ることができる。しかし本当に削ってしまっているわけではない。あくまでも「そう見せてる」だけだ。このサブツールを移動すると、削られる範囲はリアルタイムで変化するはずだ。
非常に修正・変更がしやすい機能だ。サブツールリストで上にある立方体は無傷ということだ。

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さらに別のサブツールにこのように円柱を配置してほしい。差し込むように配置するのだ。これにも「削りの運命」を与えてみよう。


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そして、さらに別のサブツールに薄い円柱を配置すると…。


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車だ!!!こんどこそ素晴らしい車だ!!!
…怒るのはまだ早い。まってほしい。先にすすめよう。


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このようにどんどん「削る運命」を与えながら形を整えていく。
どんどんどん、パーツを増やし、削るパーツも追加していく。やる事と言えば、パーツを追加と、移動・回転・拡大縮小の調整のみだ。
しかも使用するパーツは立方体、球体、円柱などなどの、あくまで基本的なものばかりで良い。
よく使われる意味での「モデリング」はしない(これはこれでもちろんモデリングだが)。

パーツを積み上げていくだけ。積み木のようなモデリングとなる。


これを続けていくと

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なかなか可愛く楽しく仕上がった。内装も作ると「それっぽさ」アップだ。
あくまでも今回紹介した工程を続けた先の結果だ。
積み上げていっただけだ。

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これが正体だ。まさに基本的な形の立体をくみ上げただけ。



簡単なモデリング方法だが、気をつけたいポイントがある。
●削りの運命が与えられた3Dモデルは、サブツールリストでそのモデルより上に影響を与える。
ということ。
「その3Dモデル」で削られたくない場合は「その3Dモデルより下に配置」することに気を付けよう。
●パーツ数は凄く多くなる。
頭がこんがらがる。のちに「フォルダ機能」を覚えるとかなり楽になる。

良いポイントは
●本当に削ったわけじゃないので、すぐに修正・微調整などができる。
●ZBrushの習熟度がひくくても結構楽しめる。

車以外の作例も紹介しよう。


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これもほぼ同じ方法で作ったものだ。
もちろん、シンプルな仕上がりだし凝ったものではないが、これはこれでとても楽しいモデリング方法なのだ。

「削れる積み木モデリング」しばりで、どこまでのものができるかチャレンジするのも楽しいかもしれない。

これによって、「3Dモデルの移動・回転・拡大縮小操作」や「サブツールの管理・把握」に慣れてくるので、その先において、他のモデリングでも役に立つでしょう!

その先とは「ZModeler」かもしれませんね!

ではまた会いましょう。のぶほっぷでした。

のぶほっぷの著作ZModeler超入門講座もよろしくお願いいたします。

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