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踊るお腹の状態

2月2日、私は人生初の人間ドックと脳ドックを受ける。
そのために、そろそろ便を摂らないといけない。

私は比較的快便だ。

なのに、便を摂るぞ‼️となると、私の便は急に引っ込み思案になる。
急にモジモジして尻込みしてしまう。

以前、この検便を控えた2日前。
会社で急に催してしまった。

困った。
困ったが、我慢が出来る代物ではなかった。
仕方なく、会社でしてしまった。
この後、夜や次の日の朝も出ることを願って。

…しかし、奴は現れてはくれなかった。

ほぼ毎日出ていたのに、出なくなってしまったのだ。
なので、その年はあえなく断念した。
会社での健康診断で初めての挫折だった。

この挫折が、私の中で大きなトラウマになった。

次の年も次の年も3、4日前くらいになるとお腹が緊張してくるのだ。

今朝、奴は現れそうだった。

しかし、タイミングが悪かった。
もう家を出ないと会社を遅刻する時間になっていた。
いや、ギリギリ間に合うか?とも思った。
しかし、若干勢いが足りない。
つまり、決め手に欠ける。
ここで奴を問い詰めてもシラを切られるかもしれない。
仕方なく私は会社へ向かった。

いざという時のために会社へあの緑色の検査キットを持っていくか迷ったが、今日の仕事場所はいつもと少し違う場所で、勝手が違うため、これまた引っ込み思案発動になる要素満載だったので、断念した。
こうなると、絶対に家でしなければ、いつぞやの二の舞だ。
会社で出ないように気をつけなければならない。

断念したが、今日の頭の中はずっと奴のことでいっぱいだ。
出るのかい?出ないのかい?どっちなんだい‼️
こ、このお腹の痛みは…来たのか?
そればかりだ。

しかし今来られても困る。
私の頭の中では『踊る大捜査線THE Movie湾岸署史上最悪の3日間!』状態になっていた。

「もうミスは許されませんよ。室井さん」
「室井くん、判断が遅いよ」
「所轄に勝手なことさせないでよ」
「室井さん、命令してくれ。俺はあんたの命令を聞く」
「そこで待機だ。本庁の捜査員が行くまで待て」

本庁の官僚たちが勝手なことを言っている。
熱い男、青島くんは今にも突入しようとしている。
青島くん、今は我慢してくれ。

そんなやり取りが頭とお腹の中で繰り広げられていた。

とりあえず、会社で取り逃すことはま逃れた。
ところが、今度は、家に着いても夜になっても出てこない。
もう、出てもいいのに、出てこないのだ。

膠着状態だ。

ここで、話を少し変えて気分を変えよう。

あぁ、そうだ。この踊る大捜査線THE Movieのすみれさん、深津絵里の演技は、これまた素晴らしかったなぁと、スッキリしないお腹を抱えたまま思い返す。

青島くんが刺された時(…っていうか、もう23年も前の映画だから、ネタバレいいよね?)犯人の子たちが部屋から出ようとした時の「動かないで‼️」これ‼️この『動かないで‼️』この一言だけで、助演女優賞なんですけど〜‼️
あのくらいの迫力がないと、言葉だけで止めるなんて出来ないからね。
あの迫力は凄い‼️

昔、この踊る大捜査線は、映画館で3回観た。
初めてだ。同じ映画を3回も映画館で観るのなんて。
後にも先にもない。

そして、3回目が1番泣いた。
ネタバレしてるのに、1番泣いた。
わかっているからこそ、色んな思いが溢れてあの官僚の奴らが馬鹿げた発言をするたびに悔しくて涙が出た。

あの頃の映画はまだフィルムだった。

なので、3回目を観に行った時には、フィルムが伸びていて、らららら、サンバリトゥナイトのトゥナイトのとこが伸びてた🤣

カセットテープ聴きすぎて伸びちゃったあの感じ。
わかりますか?

今はどんなにロングランになってもそんなことはないんだろうな。

踊る大捜査線は、連ドラの時からハマって観ていた。
今までの刑事ドラマと違っていて面白かったしね。
パトカー使用するのに、ハンコをもらったり書類を書くとか。
細かい遊びがたくさん散りばめられててそれを見つけるのも面白かった。

歳末スペシャルの時も秋の撲滅スペシャルの時も観てた。
この秋の撲滅スペシャルを観てから、映画を観に行かないと、あの冒頭の方の青島くんと室井さんのすれ違う時の切なさが伝わらないのよ。

しかも秋の撲滅スペシャルにも映画の犯人映ってるし。
ちょいちょいそういうのあるのがいい。

連ドラの1話で確か青島くんが和久さんを『セブン』に出てくる「モーガンフリーマンみたい」だと言い、すみれさんに「頑張ってね。ブラットビットくん」って言われる。
そのことがあったからか、映画で、本庁の人たちの車での登場のシーンが『セブン』のパクリになっている。
これも遊び心かな?

『踊る大捜査線THE Movie奴らを解放せよ』の時のゴローちゃんとか、ちょい役なのに、エンドロールに、ヘアメイクさんの名前があったり、そういう遊び心があるのも、私の心を掴んではなさないのよ。

うーん、ヤバイ。
踊る大捜査線を語ると長くなってしまう。

こうやって気を紛らわせていたら、奴が現れるかなぁと思っていたけど、来ないなぁ。
ありゃりゃ、日もまたいでしまった。


ってか、今日の記事何?って感じでしたね…。
すみません😣

友達が検便の時に、採取しようとしたら、自動で流れるトイレで、無惨にも流れて行ってしまった話とか、その次の年は流れないように気をつけたら、今度は流し忘れて、ダンナさんに「流してないよ」と、指摘されて恥ずかしい思いをしたというお話とか書こうと思ってたのに、気づけば踊る大捜査線の話。

ダメだこりゃ。
なんてな…。


こんなくだらないお話に最後まで付き合ってくださりありがとうございます😊
めちゃくちゃ感謝します。


追記
タイトルを『踊る大腸査線』にすれば良かった…。

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