キリンと犬の物語(創作童話)

犬は言いました。
「僕は今から旅に出ます。戻ってくるまで待っていて下さい。」
キリンは、
「待ちますとも。いつまでも、待ちますとも。」
と言いました。

キリンは旅に出た犬を来る日も来る日も待ちました。
ただでさえ長い首をうんと長くして待ちました。

何年も経って、犬は旅から帰ってきました。
犬は老犬になっていました。
犬は言いました。
「キリンさん、僕と結婚してもらえませんか。」
「いいですとも。」キリンはいいました。

すると、犬とキリンは、若い王子様とお姫様に変わりました。
若い王子様とお姫様は、新たな地へ旅に出たという事です。

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