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「日本酒」が好きです

数年前から日本酒を好むようになりました。

マニアというわけではなく特に銘柄に詳しいわけでもなく、利き酒ができるような舌を持ち合わせているわけでもありません。
もっと言えば、下戸ではないけれどお酒はたしなむ程度です。

そんなボクですが、今回は日本酒についてちょっぴり掘り下げてみたいと思います。

 

日本酒って種類がいっぱいあってわからない

ご存知の方も多いと思いますが、ひとくくりに「日本酒」と言ってもその製法や精米の仕方によって多くの種類に分類されます。
正しく理解するのも大切ですが、ぼくは2つのポイントを押さえておけば良いと思っています。

引用:Wikipedia

1つは「醸造アルコールの添加があるかないか」です。
米と米麹と水だけでつくられたものを「純米酒」と言い、醸造アルコールが添加されたもの(アル添)とは区別されます。醸造アルコールというのは主にサトウキビを原料として発酵させた純度の高いアルコールのことで味覚の調整に使われます。
こう書くとあたかも「純米酒」の方が混ぜ物がない分高級でアル添してあるものは安物だ!となりがちですが、単純にそういうものではありません。
詳しく知りたい方は以下の奥深いお話しをどうぞ。


2つめは「原料の米をどのくらい削っているか」
です。
日本酒造りには、ある程度まで削った(精米した)米を使います。その削り具合を、精米歩合といいます。

日本酒のラベルに「精米歩合60%」などの表記がされていますが、これは米の40%を削って残った60%の部分でお酒が造られているという意味です。
米の中心により近い部分を使うことで、雑味のないスッキリした美味しい味わいになるといわれていて、原材料を多く使うぶんお値段も高くなります。

ちなみに、ふだん食べている白米の精米歩合は約90%程度なんだそうです。日本酒は、ご飯として食べる白米よりもずいぶんと削った米が使われていることになりますね。

この2つをまとめると次のようになります。これだけ理解をしておけば困ることはないのではないかと思います

引用:SAKETIMES


純米酒かアル添酒か

さて、種類がわかったところでお酒選びに入ります。
まずは純米かアル添かということになりますよね。
完全なうけうりですが、前述のように醸造アルコールが入っているからといってダメということではありません。

昨今、高度な技でしのぎを削る「日本酒の世界」ではアル添のお酒はたくさんあって、香りや味の調整にアルコールは欠かせない存在なので、純米ばかりにこだわっているとせっかくこの世にある旨い酒を呑まないままに人生を送ってしまう・・・なんてことになるかもしれません。これではいけない!

だからボクはお酒を選ぶときに純米か否かは気にしないようにしています。
 
 

大吟醸、吟醸、本醸造、どれを選ぶかはお財布との相談・・・

簡単にいえば精米歩合によって分けられる大吟醸、吟醸、本醸造。
本醸造より吟醸酒、吟醸酒よりも大吟醸酒のほうがよりハイスペックなので値段が高くなる傾向があります。

味はというと、歴史ある日本酒のコンテストで選ばれるのが大吟醸酒が少なくないことから、ボクが言うまでもなくやっぱり大吟醸は美味しいはずです。いや、旨いです😁

こうなると、もうお酒選びはお財布との相談ということになります。


普段飲みはどこのスーパーにも置いてあるこれ

うんちくはわかったけど、「hora_cyanはなにを飲むんだ?」ということになりますよね。最近、美味しくて大吟醸としては手ごろなお酒を教えてもらいました。酒どころ新潟県の越後桜酒造さんの『大吟醸 越後桜』です。1本2,000円ちょっとの大吟醸は個人的にコスパ最高と思っています。

上品かつフルーティでクリアな味わいが楽しめてボクの好みにピッタリです。難点はちょっぴり水っぽく感じるところですが普段呑みにはぜんぜん問題なしの合格点です。

大きなスーパーやホームセンターにはたいてい置いてあって手に入りやすいのが良いですね。

大吟醸 越後桜


特別な日の「大吟醸酒」。お気に入りはこれ。

宮城県仙台市の宮寒梅酒造の「宮寒梅」が好きです。
こちらは純米大吟醸でお値段は3,300円ほど。

精米歩合は45%。純米大吟醸を名乗るには50%以上削る事が条件の一つなのですがこちらは55%も削っているのでお酒に使うのは米の内側45%だけ。贅沢ですね~。それでいてこの価格!
さきほどの越後桜と比べるとお高いのですが、正直コスパ良すぎだと思います😁

この銘柄に限らずですが、日本酒のおもしろいのは味わいが日に日に変化するところ。

宮寒梅は封を開けた初日はエッジの効いた味わいなのですが、2日目以降はまろやかな味わいへと変化します。どちらも魅力なので味わいの変化を楽しむのも楽しいと思います。


純米大吟醸 宮寒梅

宮寒梅はスーパーでは手に入りませんが常時置いてある八百津の酒店をご紹介します。
宮寒梅のほかにも美味しい地酒がいっぱいで、他にもワインや焼酎などこだわりのお酒が満載なので、お近くにお越しの際にはお立ち寄りください!

ちなみに、昨晩のWBCの初戦も自分のなかで「特別な日だな」ということにして宮寒梅を開けさせてもらいました~😁

WBC開戦前に”開栓”を待つ宮寒梅😁

最後までお読みいただきありがとうございました。

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