【キュービィ攻略】ホバージャンプの使い方

ホバージャンプ(浮遊)は、キュービィのみが持つもっとも特徴的な独自システムであり、キュービィの強さの根源でもある。このホバーについて具体的な強みや使い方をまとめた。

基本的なことはセイヴァーWikiのこのページを参照。
【キュービー】ジャンプ・ホバー > ホバー(浮遊)

ホバージャンプとは?

簡単にいうと、ジャンプを延長して空中にふわふわと浮くことができる仕様のこと。ヴァンパイアセイヴァーではキュービィのみが持っている独自システムとなっている。

入力は、ジャンプの頂点付近で上要素(7 or 8 or 9)入れっぱなし。ジャンプした方向とは関係なく、ジャンプ後に上要素が入っていればホバーが発生する。つまり、8入力で垂直ジャンプしてからレバーを7に入れてもホバーになる。

通常のホバーは高度制限があるため、ジャンプの上昇中や下降中には使うことができない(例外は空中ガードからのホバー)。

浮遊中はなにか状態が変化するわけではなく、通常のジャンプ中とほぼ同じ挙動となる。ジャンプ攻撃・必殺技を出したり、ホーミングダッシュを出したり、相手の攻撃を空中ガードしたりできる。もちろん相手の空中投げや空中ガード不能技(地上攻撃や一部の地上必殺技)は普通にヒットする。

ホバーの種類

ジャンプが3種類あるので、ホバーの種類も3つになる。

  • 垂直ジャンプホバー
    垂直に浮く。ジャンプの頂点で静止して、そのまま真下に落ちる。

  • 前/後ろジャンプホバー
    前か後ろにジャンプした後、ジャンプの頂点で高度を保ったまま少し移動し、そのまま斜めに降下していく。

何が強いのか?

◆滞空時間が長くなる

そもそも、ヴァンパイアセイヴァーというゲームは空中ガードが強い。昇竜拳ですら空中ガードできるうえ、空中ガードで相手の攻撃を受けてから反撃するという戦法が非常に有効なので、できるだけ長く空中にいたほうが有利になる。

そのため、ホバーで滞空時間が伸びることによって単純に守りが強くなる。垂直ジャンプホバーを連発してひたすら待つだけのキュービィを崩すのはかなり難しい。

◆ガードしながら間合いを詰めることができる

これは前ジャンプホバーの話で、【レバー9入力で前ジャンプ → レバー7入力でホバー】と操作することで、空中ガードを仕込みながら前ジャンプホバーで前方に移動することができる。ほぼリスクを背負わずに接近できるため、初手取りの選択肢としてかなり法外な強さとなっている。

「ガードしながら前進する」という意味では通常の前ジャンプも同じようなものだが、ホバージャンプのほうが移動距離が長いので、より効率的に間合いを詰めることができる。

相手の行動を見るための時間もより長く取れるため、たとえば相手が地上技での対空を構えているのを見てから弱デルタAで逃げる、といった判断も簡単になる。

◆飛び込みのタイミングをずらせる

2D格ゲーの飛び込みはジャンプ攻撃をガードさせた時点で大幅な有利フレームを作ることができるので、セイヴァーのように攻めが強いゲームではその時点である程度のダメージが保証されたといってもいい状況になる。

そんな飛び込みに対する防御手段として、セイヴァーでは対空AGが使われることが多い。相手の飛び込みをガードしても、そこにAGをかけるだけで不利フレームが減ったうえで間合いが離れるので、攻めを継続するのが難しくなる。とても効率のいい防御手段といえるだろう。

そんな対空AGに対して、キュービィはホバージャンプでずらすことができる。ただジャンプするだけで通常ジャンプかホバージャンプかの2択になり、こちらのホバーに対して相手が通常ジャンプのタイミングでAGを入力すると、こっちはまだ空中にいるのに勝手に相手が地上技を空振りするので、そこにジャンプ攻撃が確定する。

これを怖がる相手は対空AGを出せなくなり、普通の飛び込みから有利フレームを簡単に作れるため、そうなるともういくらでも崩すことができるだろう。

そもそも、対空ずらしという行動がいかに強いかはストリートファイターシリーズにおけるダイブキック(ユン/ヤンの雷撃蹴、キャミィのキャノンストライク、ジュリの疾空閃など)ではっきりしている。また、これらの技は上手く当てないと不利フレームを背負ったり反撃確定になったりするが、それと比べてキュービィのホバーには何のリスクもない。それどころか、飛び込んだ後で空中チェーンを出す/出さないの2択がさらに待っている。対戦相手はひたすらげんなりするだろう。

ホバーの弱点

通常のジャンプからホバージャンプへ状態が移行する際、1フレームだけ空中ガードができないフレームが存在する。

実は、ジャンプ中のキュービィに対して特定の構成の空中チェーンコンボを空中ガードさせると、自動的にこのガード不可フレームに技を当てることができる。そのため、キュービィに対してはただの空中チェーンがガード不能攻撃のように機能してしまう。

具体的なホバー潰しチェーンの構成についてはこちらを参照。
【キュービー】ジャンプ・ホバー > 空中ガードからのホバー潰し

これを防ぐ方法は、相手の空中チェーンコンボをガードする際に斜め上ではなく真横 or 斜め下を入れて空中ガードすること。こうするとホバーが発生しないので空中ガード不能にならない。

最後に

キュービィというキャラを説明する際に「中段が速い」と言われることが多いが、正直その点はザベルやサスカッチとあまり変わらない。それよりも、このホバーというシステムこそがキュービィをもっとも特徴づけるものであり、冒頭でも書いたように強さの根源になっている。

ホバーを使いこなせるようになれば立ち回りの安定性が増し、防御的な動きもできるようになる。こんなに素晴らしいシステムを使わないという選択肢はないだろう。

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