「3.11」に伝えたい思い

「3.11」ならびに様々な環境で

生きたくても生きられなかった全ての方々の思いを胸に

鎮魂の願いを込めて

今の「つまらないと感じている毎日の人生」は、

もしかした、あなたが選んでいる

「環境（人・場所）」が原因かもしれません。

言い換えれば、「環境（人・場所）」を変えれば、良いだけかもしれません。

そんな「思い」を、はっきりと気がつかされた話を書いておきたいと思います。

「本人」が変わったのではなく「環境」が変わった事による「本人」の大変化の事例です。

僕は現在居候生活で今年の１月まで半年間毎週１～２回「一週間分の食事」を別部屋にある冷蔵庫・冷凍庫の中に届けてくれていた「ハーシム」さんという方のお話です。

僕は、毎日ホルンの練習と鼻ピアノの動画作成に集中していて、部屋から出ることはほとんどなく、その半年は半径15メートル以上一度も動いていない生活でした。

その「ハーシム」さんと僕の間柄は、

「ハーシム」さんが、２週間に１度くらい僕の部屋にやってきて「何か必要なものはあるか？」と聞きに来てくれるだけで、僕は居候の身なので、全て無料で滞在と食事を運んでいただくだけで感謝しきれないほど感謝だし、それ以上必要なものはなく十分なので「別にないです」と返事するだけでの日々でした。

「ハーシム」さんは、寡黙でこの大きな家の敷地の畑で、毎日ほぼ独りで朝から晩まで黙々と農作業をしながら、夜中に見回りに再度訪れている中、更に僕の食事まで買出しに行っていただいて、本当に感謝です。

僕との「ハーシム」さんは、そんな「寡黙で無表情」な働き者のお兄さんでした

今年の1月10日までは。

ですが、この「1月10日」を境に「ハーシム」さんが激変しました。

本当に本当に別人のように。

この日、今僕に美味しい食事を提供して下さっているご家族の皆様がやってまいりました、そのご家族にはかわいいお子さん（Sちゃん）がいらして、Sちゃんはいつも笑顔で元気で、この異国の言葉で通じない「ハーシム」さんともすぐに仲良くなって、いつも「ハーシム！！ハーシム！！」と追いかけて、農作業や家畜たちの世話をしている「ハーシム」さんの横で楽しそうに過ごしています。

ハーシムは子供の頃から働きっぱなしで、痩せているのに信じられないほどの力持ちで、身長ほどあるご家庭に良くある大きさの冷蔵庫や、ドラム式の洗濯機や、ソファーベットなどを、いとも簡単に独りで担いで４階まで階段を登って運んでいくという力持ちで、そんな「ハーシム」さんですから

まだ小さいSちゃんなどは、お手玉のようにいとも簡単に持ち上げて遊んでいます。

そして、Sちゃんだけでなく、「ハーシム」さんとは２秒で会話が終わってしまっていた僕とは対照的で、Sちゃんのご両親も「ハーシム」さんと「指差し会話帳」などを片手に、笑顔でずっとおしゃべりして「ハーシム」さんと毎日楽しそうに過ごされまています。

「ハーシム」さんもSちゃんご家族との時間の居心地が良いのでしょう、作業の合間に日に何度もみんなが集う食卓に来てお茶を飲み（※食事時に来ても食事を誘っても、食べる物と時間をコントロールしているようで、一緒に食べることはありません）笑顔で過ごしています。しかも「ハーシム」さんは昔の日本の人もそうであったように、あらゆるものを、そこらへんのものを使って作ったり「直して使う事が出来る頼もしい人」なので、

困ったときは「ハーシム」さんに相談すれば、たいていの物事はあっぱれな「知恵と経験」で、いとも簡単に解決してくれます。

僕も「ハーシム」さんに、僕が接着剤で無理やり直そうと試みて失敗してしまって捨てようと思っていたPCのマウスの切れた細いコードを、見事に繋いで直して復活させて頂きました！！感謝！！

そんな、目の前でまったく別人になった「毎日笑顔のハーシム」さんを見て、

はっきりと気づかされました。

「人は、誰と付き合うかなどの、日々の環境で変わる事が出来るんだ」

いや、「変わる」というよりも、むしろ

「環境で、自分の中にある「どの部分」がメインの生活になるかが変わる」

と、はっきり気づかせていただきました。

「ハーシム」さんを、一度も笑顔のない「寡黙なハーシム」さんにしていたのは、まぎれもなく「僕」であり、それは「ハーシム」さんの一面ではあれど、僕と過ごす環境では、その一面しか出せない環境だっただけだと。

最後に、もういちど（結論として）

もし今あなたが「つまらない人生」を過ごしているのなら、それは

「つまらない人生になる環境（人・場所）に身をおいているだけ」

かもしれません。

思い返してみてください、今までの人生で「誰と何処で何をしていた時」に、

心から「楽しい！！充溢している！！離れたくない！！この時（瞬間）が終わってほしくない！！」

と感じたでしょう？

選べるのなら、そんな環境を選んで生きてゆきませんか？

その為には、まず「つまらない環境を捨てること」

が必要かもしれません。

あなたの「心からの笑顔・時間を忘れるほどの充実」

は、あなたの中に隠れてしまっているだけです。

「毎日がつまらない・つまらない人生」

なのではなく、

「つまらない毎日・つまらない人生」

になる環境を、自ら「選んでいる」だけなのです。

一度しかない人生です、

そして、その人生を誰とどう過ごすかは「自分で選べる」のです

更に「どんな状態で幸せと感じるか」かは、自分の「心と頭」次第です。

「幸せ」になるのではなく「幸せ」はすでに常に周りにいくつも存在していて、
それを「幸せ」と本当に感じれるかどうかだと思っています。

大切なのは「他者との比較（相対的な思考）」からの脱却かもしれません。

おそらく、あらゆる脱却には「生活してゆかないといけない」という「ハードル」を越える必要かもしれません

ですから「現在の環境」から抜け出すには、

まずは生活をシンプルにする事が大切な「第一歩」かも知れません。

※参考までに別記事
「コロナ時代に一旦「０生活」に戻す。」
https://note.com/horiehorn/n/n2aeaa320ffdf

その他、記事はこちらからどうぞ
https://note.com/horiehorn/m/m971470dee1e9

僕は、自らの実力を過信して、２年ほど前にオーケストラの職を自ら投げ捨ててしまい、その後ずっと無職無収入ですが、Sさんご家族もしかり食事を運んでくれていた「ハーシム」さん、無償で部屋と食事を用意してくれていた家主のHさんご家族をはじめ１年無料で泊まらせてくれたサファリホテルのオーナーのお二人など、その他にも優しい多くの皆様のサポートの下で、次のチャンス・ならびに自活生活が出来る様に目指して練習と動画を作成しながら居候生活を続けさせていただいていますが、なによりも「3.11」をはじめ、多くの無念の「生きたかった願いのこもった全ての命」に思いをはせながら、現在健康で命があり、寝食と時間を忘れるほど好きな事だけに専念出来ている毎日をありがたく思いながら、周りの暖かいサポート、並びに生んで育ててくれた両親に心から感謝しながらこれからも大切に「一度きりの人生」を歩んで行きたいと思っています。

選べる限りの「笑顔と充実」の日々を選びつつ

何度も書きますが「一度きりの人生」です、

皆様も大切に「自分らしい生き方」を選んで人生を全うしてもらいたいです。

最後に、

昨年もご紹介させていただいた竹原ピストルさんの唄「復興の花」と、

復興祈願に作ったピアノの練習用動画をいくつかご紹介させていただきたいと思います。

↓ピアノが簡単な調バージョンの「花は咲く」はこちらです。