300円のカレーライスが産まれた理由 その④
レギュラーメニューとは別に、毎月2〜3種類ほど期間限定商品を準備しております。
れんこんメンチカツカレー 税込380円
は120人前限定は好評ながらあと20人前程で完売して終了となります。
終わり次第、こちらも大人気ソーセージカレーが数量限定で数度目の復活です(レギュラー入り希望のお声も多いのですが)
12月の限定商品は
「カキフライカレー税込440円」
※サムネイル画像がカキフライカレーです
と12/9(日)から販売開始の
「厚切りハムカツカレー税込420円」
です。
実はこの厚切りハムカツは、期間限定商品がスタートした時に記念すべき一回目としてデビューした商品です。
前回と同様で、メーカー様のご好意によりこの価格で提供可能となりました。60人前限定商品で、無くなり次第終了いたします。
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お客様一人一人と可能な範囲で接客していると有難いことに日々常連様が増えてきました。
その中にはカレーを食べに来てくれるだけでなく店長と話がしたいときてくれる人も増えてきて、そう言ってくださることに喜びを感じる日々でした。
しかしなから、200円のカレーを販売して一人あたり僅かな利益になるものの、ラウンジやBARのような利益は無い中で会話を目当てに来られる人が増えることの負担が日に日に大きくなってきました。
人によっては閉店の20時直前に来て22時頃まで話をして帰る人もおられます。
連日通って下さって話を沢山した人から、ある日名刺を渡されて実はネットワークビジネスの誘いやセールスだったという事などは毎月数件あります。
もちろん翌日の仕込みや片付けもあります。
営業後には経理処理や、新メニューの試作、店舗改善など色々あるため、毎日のように日付が変わってからの帰宅となります。
低価格帯の店は、そういう方達にとっては通いやすい店になってしまうのです。
接客が好きなので飲食業をしていますが、この価格帯では通常の接客レベルにしてしまう事での弊害が目立ってきました。
私一人が対応するならば対応しようもあるのですが、当店は女性スタッフもいます。私の体調管理のために妻やスタッフに店を任せる事もあるのですが、プライベートな質問をしてくる男性もおられます。二号店出店を見越して他のスタッフの影響も考えると、軌道修正は必然でした。
そのため、一年前の2017年12月に接客の質をどこまで下げた方が良いかを検証し始めました。お客様からのカレー店に関する質問にはしっかりとお答えしながらも、それ以上のやり取りを減らし始めたのです。
ところがこの決断が一年後、店のお客様数・売上を大きく下げる原因の一つになるとは思いもしませんでした。
この時はまだ、それから起こる出来事を知りもしなかったのです。
続きは来週更新します。
次回は、「新潟の本部が事業終了。フランチャイズ加盟店としての決断」の話を書きます。
来週でこのシリーズは完結する予定です。
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