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模擬授業21 整式の乗法(3)東京書籍『数学Ⅰ』p.16

模擬授業

2004年3月7日(日)。第3回高校セミナーでの模擬授業。


「16頁。1章数と式」「プリントを、このように見せます。」「はい、はい、下ろします。」「整式の乗法」

指示1 読みます。「多項式の」、さんはい。

「多項式の・・・用いる。」

発問1 多項式の積を計算するには、どんな法則を用いるのですか。はい。

「分配法則です。」「そうだ。」

指示2 続きの式をひとつだけ読みます。Aかっこ、さんはい。

「A(B+C)(かっこ閉じる)=AB+AC」

指示3 黒板と同じように分配法則の矢印を書きます。

板書。

指示4 先生問題です。黒板と同じように、ノートに式を写します。

「1行空けて、3x(2x+7)」(言いながら書く。)

指示5 分配法則の矢印を書きなさい。

発問2 まず、何かける何ですか。

「3xかける2xです。」

説明1 3x・2xと書きます。・は積を表し、×と同じ意味です。

指示6 続きを書きなさい。

「3x・x+3x・7」「このように書けた人。赤で小さく丸をつけます。」

指示7 イコールを縦にそろえます。続きを書きなさい。

指示 書いた式を言います。さんはい。

「6x^2+21xです。」

「できた人は丸。できなかった人は写します。写すこともお勉強のうちのひとつです。一番いけないのは何もしないことですよ。」

板書
A(B+C)=AB+AC
3x(2x+7)=3x・2x+3x・7
      =6x^2+21x

テープおこし
「16頁。1章数と式」「プリントを出せた人は、このように見せて下ろします。」「はい、はい、下ろします。」「四角マーク整式の乗法」

「みんなで読みます。「多項式の」、さんはい。」

「多項式の・・・用いる。」「はい。」

「多項式の積を計算するには、何の法則を用いるのですか。さんはい。」

「分配法則です。」「そうだ。」

「教科書の続き。分配法則の式をひとつだけみんなで読みます。Aかっこ、さんはい。」

「A(B+C)(かっこ閉じる)=AB+AC」「そうだ。とても良く読めています。」

「教科書に分配法則の矢印を同じように書きます。赤ペン・赤鉛筆を出して。」

「書けた人は、お隣さんと確認します。」

「先生問題です。黒板の問題をと同じように写します。、ノート1行空けて、3x(2x+7)」

「書けました。」「はい。いいですね。早い。」

「分配法則の矢印を書いてごらん。」

「書けました。」「はやい。」

「このように書けた人は、小さく閉じた丸をつけます。」

「念のため、最初は何かける何ですか。みんなで、さんはい。」

「3xかける2xです。」「そうだ。」「次は何かける何ですか。」「3xかける7です。」

「ノートに同じように書きます。3x・2xと書きます。・は積を表し、×と同じ意味です。+の続きを書いてごらん。」

「書けました。」「はい。はい。」「このように書けた人。赤で丸をつけます。」

「次の行。イコールをそろえて、計算をして簡単にしなさい。」

「書けました。」「はい。」

「書いた式をみんなで読みます。さんはい。」

「6x^2+21xです。」

「その通り。できた人は丸。できなかった人は写します。以上で今日の授業を終わります。」

検討


井上好文氏・中川とも子氏 27.5点 29級
井上好文氏 
1.穏やかな表情はよかった
2.黒板の左側に立つことによって、左側の生徒を見ていない
3.見ているが、見えていない
4.だから、微妙にリズム・テンポがずれてきていく。

分析・自評


1.5分で完結するように式まで一気に読むことにした。教師の都合であった。
2.「分配法則」を確認してから、分配法則の式の1つ目だけを扱うことですっきりする。
3.例10はジャンプがありすぎる。無理に扱わず、先生問題を入れる。

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