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模擬授業92.「掃除指導(2)」

2007年4月1日。TOSSデーはなみずきの第一講座 一年のすべてがこのシステムで決まる!「掃除指導」


発問1 教室掃除では、まず何をしますか。
(右側を歩きながら)3名指名。
説明1 例えば、机を運ぶ。このように「仕事の内容」を明確にするのです。
発問2 誰がするのですか。
(前に戻りながら)指名。
説明2 例えば、全員。このように「誰が」やるのかを明確にするのです。
「机を運ぶにもいろいろあります。前に運ぶ人?後ろに運ぶ人?」
「椅子を机の上に上げる人?あげない人?」挙手で確認。
発問2 全員で机を後ろに運ぶことにします。次に何をするのですか。
(左側を歩きながら)指名。
説明3 例えば、ほうきで掃く。雑巾で拭く。机を運ぶ。それぞれ2人ずつとします。
(前に戻りながら説明する)
発問3 ほうきでごみを掃く方向は、Aですか。Bですか。
「Aだという人?」挙手で確認。「Bだという人?」
説明4 私のクラスでは、Bです。
説明5 まずほうきが掃きます。そのすぐ後ろを雑巾がついていきます。ほうきと雑巾が終わった列の、机を前に運びます。前を全部掃き終わったら、ほうきは後ろを掃きます。同じように雑巾がついていきます。ほうきと雑巾が終わった列の机を整列させます。
説明6 向山洋一氏『子どもを動かす三原則』には、次のように書いてあります。
1.やることを示せ
2.やり方を決めろ。
3.最後までやり通せ。
説明7 やり方は、
1.仕事の内容を明確にする。
2.誰がやるのか明確にする。
3.いつやるのかを明確にする。
『子どもを動かす三原則』と3つのやり方を明確にすること。
これが1年を決めるシステムを作る原則となります。

《参考資料》
学級通信『中学3年掃除』平成16年4月8日

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