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『ウェブでの〈伝わる〉文章』を読み返す

言葉を知っていて、文字を使えば誰でもが情報を発信する事が出来る時代。
しかし、一生懸命努力しても「伝える」から「伝わる」ためには・・・
思い通りの結果が得られるように、ウェブでの文体の特徴を知り「伝える」方法を身に付けたい。

『ウェブでの [伝わる] 文章の書き方』
岡本真 著
講談社現代新書 (2012.1220)

【はじめに】

以前、シティプロモーションで、取材した素材を文章にし、ウェブで公開する機会がありました。 
現役時代に、広告文章(コピー)を作成していた経験がありましたが、新しい分野については、過去の経験則の応用ではなく、事(こと)新たに学び直すと心得ていました。
そんな時に古書店で目に止まり購入した1冊です。

【ウェブでの文章の特徴】

そもそもウェブとは
1990年初頭にイギリスで発明され、数年の間に普及しました。
理由を推測するに、誰でもが不特定多数に向けて情報を発信出来る仕組みだからでしょう。
それまでの情報発信には、相応の費用がかかっていました。

誰もが情報を発信出来る
誰もが情報を発信出来るようになった結果、多くの人から関心や支持を集める情報(内容)と、そうでない情報(内容)の差が明らかになってきました。

求められる技能
そうなってくると、わかりやすく伝わる技能が求められるのです。
pp.12〜14.要約

【目にとまり、読まれるまで。】

ウェブの情報(記事)は、フィードに流れる 数多くの中から目に止とまり、読まれて行きます。
目に止まらなければ、読まれずに流れていきます。
自分の投稿は、他人から見れば大量の情報の中の一つでしかないのです。

他方、内容的に受けての関心に適合した記事は、選択し関心をもって読まれていきます。
書かれている内容に期待して「一歩前の状態」で訪問しています。

ここまでの流れを整理すると
1)目にとまる
2)選択してもらう
3)読んでもらう

pp.38〜40.要約

【読んでもらうためのテクニック】

惹きつける見出し
目にとまり、関心を持ってもらう。
ウェブでの特徴:リンク先の見出し
ウェブならではの大切な
「いつ(when)」日付を表示する
数日後に、フィードに表示される後がある
「どこで(where)」場所
1)主節的な部分は前に
2)意思や要件は明示する
3)過剰な敬語は使わない
4)キーワードを意識して書く
pp.41〜78.要約

【ウェブでの文章表現術】

1)行間をとりにくいウェブでの文章は、一文を短く
2)一行40文字程度して、ワンセンテンス行以内におさめる
p.85
3)箇条書きを使う
p.96
4)リンクの仕組みを理解する
p.100
5)専門用語の取り扱いに注意する
p.112

【伝わるために】

1)短文で
2)改行
3)箇条書き
4)リンク
5)画像
6)変更を明示
p.163
ウェブでの文章表現を理解する

【初回投稿】2020.06.04.

もう一冊は、次の冊子。

【冊子『伝えるコツ』】

『伝えるコツ』日本NPOセンター制作
非売品
▶ 冊子の内容
https://acrobat.adobe.com/link/review?uri=urn:aaid:scds:US:bf6194ff-36c4-3503-ba81-a7965267a005

伝えること
このテキストを使ったセミナーで、講師の伊藤公一さん(電通Cr.D)からは「人の心を動かすには、言葉を磨く。」
ウェブでの情報発信。
顔の見えないコミュニケーションが増えていく中で、コピーは、無機質ではなく、人格がある。と云う言葉が印象的だった。

【「伝える」から「伝わる」】

【地域から発信すること。】

2023.08.15.