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退屈を待てる余裕

緊急度の高いしごと(連載作品のリーチ、お化けと風鈴、その他企業案件)
など締め切りが数ヶ月毎週続いた。
お化けと風鈴のプロジェクトが始まったのが半年前なので、余裕がある一日というのは半年ぶりくらいな気がしている。

10月26日、久しぶりに「今日は急ぎでやることがないな」という日がおとずれた。

まずやりたいことは「寝たい」で
次にやりたいことは「妻とゆっくりご飯が食べたい」で
次が「ゆっくり映画とか見たい」で
次が「やらなきゃ行けないけど放置してたことしなきゃ(ワクチンとか)」。

緊急度が高いことから落ち着いた時、僕はまずは生活を整えたいと思うのだった。
今日はやっとワクチン1回目をうちに行く。

嬉しい〜・・・

ワクチンが嬉しいのはコロナへの対策ができて安心だから、ではなく
作業の間ずっと机の横に区からのワクチン接種の封筒が置きっぱなしだったのが気になってて
その気持ち悪さが解消されることの喜び。

やりたいことに没頭している喜びの傍らに
やろうと思ってたことが全然できてない「放置」に
僕はちょっとストレスがあるようだ。

なんでだろう。
「放置してない自分」になりたいのだろうか。
テキパキと身の回りのことをこなす自分でありたいという気持ち、雑念に追われていたくない気持ち、時間に余裕がある暮らしに憧れる気持ち、さまざま想像が巡った。

しかし、なぜだろう。
「放置」を無くした先には、手に負える範囲で、身に余るものは捨て、ミニマルに行動してしまいそうで、それはそれで退屈なのではないかと、なんだかパラドックスも感じている。


とはいえ今の欲求は「すこし休みたい」なので、ひとまず今後僕の1週間の過ごし方は没頭日とメンテナンスのバランスを微調整しながら構成していきたいなあ、と思っている。


そうやって一旦生活が落ち着いてペースが整うと、おそらく退屈して新たな創作がしたくなるのだと思う。退屈が訪れるのをそっと待とう。

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サポートして頂いたらいい絵が描けそうな予感…