堀之内出版の事故報告(印税支払遅延について)

先日、弊社から著者へのお支払について、一部お支払の遅延が発生いたしました。一般のみなさまには直接関係のないことではありますが、会社の信用問題として、事故について公表をさせて頂きます。

著者の方より、予定の月末に弊社からの支払いがないとのことでご連絡を頂き、事故が発覚いたしました。
すでに対象の方へはお詫びをお伝えし、お支払を完了いたしております。

原因は、経理で管理していた支払の予定表管理ツールで1か月のズレが起きていたためで、お支払は翌月末の支払予定に組み込まれておりました。
ただし、この事故は今回が初めてではなく、以前も同じことが発生しています。
収入は、それを受けとられる方の生活を支える大切なお金であり、1度はともかく、繰り返しの事故を起こしたことの責任を重く受け止めております。

弊社は、総務経理1名、編集営業1名、インターンが2名の小さな会社です。
歴史ある会社であればすでに出来上がっている仕組みも手探りで組み立てながら仕事をしています。
しかし、だからミスや事故が許される、ということではありません。
このような事態が二度と起きないようにどのように運営をしていくかについて、スタッフ一同で念入りに検討をして、最大限の改善に努めてまいります。

各所の良いニュースもありますが、全体として不況傾向の続く出版市場のなかで、弊社の書籍が多くの方にご支持頂いているのは、ひとえに著者・訳者皆様によるすばらしい原稿によるものであり、またその発行に対して、読者の皆様に信頼を頂いていてのことだと考えております。
いま、社会では色々なところで「あったはずの信頼」が崩れるようなことが続いていますが、弊社は「人を裏切らないこと、ごまかしをしないこと、きちんと謝罪すること」を大事にし、関係各位のプライベートに関わる情報などもあるため「すべての情報を開示する」ということはありませんが、透明性の高い運営をこころがけ、引き続きご信頼頂ける版元として貴重なコンテンツを届けてまいりたいと思います。

今後もご指導ご支援の程、何卒よろしくお願いいたします。

堀之内出版 一同


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