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「気」について(バラエティ番組「あちこちオードリー」を観て)

2023年9月13日の「あちこちオードリー」で、若林正恭さんが「気」についての話をしていた。

今回の放送は、人気企画「芸能界が生きやすくなる参考書を作ろう」。

若林さんが「気」について話し始めたのは、井桁弘恵さんの言葉がきっかけ。「(仕事ばかりでプライベートに充てる時間がなく)VTRを観ても何が楽しいか分からなくなっていた」と当時の状況を振り返っていた。

それでも井桁さんは最近になって、少しずつプライベートの時間が増え、旅行なども行ける余裕ができてきたときに「素直な気持ちで、『本当に食べたい』とか『本当に行きたい』とか、リアルな私の顔ができるようになって」と告白し、若林さんがいたく共感していたのだった。

芸能人って、人気商売じゃん。人気の「気」って、「気」って文字使うじゃん。何らかの「気」が充実してる人って人気が出ると思っていて。元気とか勇気とか活気とか、何なら殺気でもいいと思ってんだけど。これ忙しくて「気」が滅入ってくると、人気なくなんだよ、あれ。

(「あちこちオードリー」2023年9月13日放送より)

……これは、まじで刺さりました。そして腑に落ちました。

オードリーが社会的に認知されたのは、2008年の「M-1グランプリ」のとき。惜しくも優勝は逃したが、春日さんのキャラクターがユニークで、かなりの人気を集めていた。(そんなブームの中で、若林さんは「人見知り芸人」や「じゃない方芸人」として僅かに認知されていた程度だった)

今やそんなイメージは過去のものだが、特にここ数年、若林さんの表情は柔和になっている。暗い表情は(文字通り)影を潜め、だいたいのシーンで若林さんは笑っている。MCの役割を果たそうという意図もあるだろうけれど、おそらく「気」を意識しているのではないか。

僕は創業以来、2年間は仕事を中心に奔走してきた。

めちゃくちゃにハードワークしているかと言われれば、そんなこともない。だけどそれなりに頭の大半を占めるのは仕事のこと。いかにキャッシュを切らさずに、経営を成立させようと努めてきた。口座の残高を見て、ため息をついたのは一度や二度ではない。(毎日ため息ついているかも、まじで)

ただ、そうやって余裕をなくしているうちに、「気」も失っていたように思う。ようやくここ数ヶ月、まとまったキャッシュが入りメンタル的にも安定してきた中で、「ああ、おれは本当に「気」を失っていたんだな」と認めることができた気がする。

僕は今、どんな「気」を持ち合わせているだろうか。

元気はそれなりだが、活気はあんまりない。勇気はちょっとだけ持ち合わせているかもしれない。殺気はからっきしというか、持ちたいとも思わない。

あとは「気合い」かな。

ちょっと刺激が少なくなっている今、新しい事業をつくっていくための「気合い」を持ちたい。そして「気」を失いそうになったら、迷わず休むことも意識しよう。

「気」は大事だ。言うまでもないけれど、言われるまで気付かなかった。気分良く、日々を過ごせるよう努めたい。

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