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仕事の振り返り(2022年10月1日)

先ほどオミクロン株対応のワクチンを接種してきました。

まだ接種ホヤホヤないので、今のところ頭痛や発熱は発生していません。ただ、過去も2日ほどダウンしていたので、ゆっくりと療養に努めたいと思います。

今週、ついに決算申告が完了しました。創業したときから税理士はつけていなかったので、1年を通して自分であれこれと対応していました。不慣れで苦労することもありましたが、会計ソフト「freee」のおかげで無事に初年度を締めることができました。

年度を「締める」といいますが、自分でやってみて本当に「締める」という感覚を得ることができました。これは会社員時代には感じなかったことで、良い経験ができたなと感じています。

では、今週の振り返りです。

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1週間の振り返り

9/26(月):

この日に決算申告を終了させる予定だったのですが、マイナンバーカード絡みの準備不足によって断念せざるを得ませんでした。既にギリギリではあるのですが、9月末締め切りにおいて、多少の猶予を残しておいて良かったです。

初年度の数値はほぼ確定となりました。noteでも定期的に「振り返り」を行なってきましたが、確定の数値を眺めると自分自身の無力さを痛感します。ですが、既に視点は未来へと向かっています。どん底だからこそ、「やるべきこと」がクリアになっている感さえある。2年目の巻き返しを誓います。

9/27(火):

5年前に知り合った人事仲間との飲み会がありました。2019年末に五反田で開催して以来、約3年ぶりの集まりです。(一応コロナ禍ということで、小規模開催に)

最初は久しぶり過ぎて近況報告をぎこちなく行なっていたのですが、だんだんと仕事の話も共有・相談できていきました。困っていることをフランクに相談できる関係って貴重だし、頼もしいなあと。何より皆さん個人も会社もグングンも成長しており、とても刺激を受けました。

翌日の二日酔いは結構キツかったですが……タイミングを見て、他にも旧交を温める声掛けもしていきたいです。

9/28(水):

決算申告・納税が完了しました。

初年度(2021年8月4日〜2022年7月31日)の全ての取引を数値に落とし込むことで、自分の至らなさも痛感しました。2年目は数値面で結果を残さないといけません。時間の使い方も見直して、「稼ぐ」ことを意識する経営をしていきたいと思います。

残りの時間は文字起こしをしたり、原稿の確認をしたり。今週は新しい書き手の方々との出会いもありました。どんな作品を生み出せるか、とても楽しみです。

9/29(木):

株式会社Blanketが主催した「介護福祉業界の採用PR講座」のイベントレポートの執筆を行ないました。第1弾に続き、第2弾は動画PRに関すること。

イベントは介護福祉業界向けですが、採用PRに携わる全ての人にとって意義のある記事になったと思います。数々の動画制作に携わった一般社団法人Honmono協会の知見が、惜しむことなく記されています。

「いやあ、動画って作るの大変でしょ?」と、ハードルの高さを感じている人にこそ読んでもらいたいです。

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今日は仕事のエンジンがかかるのが遅かったような気がします。

なかなか創造力を発揮するようなタスクをする気になれず、淡々と「こなす」系のタスクに着手するなど切り替えて仕事をしていました。それでも全体的にパフォーマンスは悪いまま。金曜日はやること・やらないことをちゃんと決めて、良い形で9月を終えたいと思います。

9/30(金):

今日は映画テキストサイト「osanai」で、3作品についてのテキストを公開することができました。

「Zola ゾラ」「LOVE LIFE」「裸足で鳴らしてみせろ」。それぞれ作品の魅力は全く違う種類のもので。3本立ての映画上映会があったら、みんなお腹いっぱいで倒れちゃうんじゃないか。もちろん、良い意味で。

本来やろうとしていたタスクは、今週はあまり着手には至りませんでした。良いこともあれば、悪いこともある。この辺のバランスを、仕事でどう折り合いつけていくか。10〜12月は、いよいよ勝負の四半期となる予感がします。

Keep(良かったこと、今後も続けること)

タスクの小粒化が良い感じです。

タスクが消化できると気持ち良く、他の仕事にも効率良く臨めるのがメリットです。タスクは全て1時間以内にできるくらいに小粒にして、毎日10〜15くらいの大小のタスクをこなせるようにしていきたいです。

Problem(悪かったこと、今後はやめること)

行き当たりばったりなことがありました。たまたま今回は結果オーライだったのですが、本来は、少なくとも1ヶ月前には仕込まないといけないところ。

2, 3週間以内のタスクは整理できつつあるので、10〜12月は四半期〜半期の単位でのタスクを洗い出し、迷いなく実行に移せるようにしていきたいです。

Try(次に挑戦すること)

年度は締まりました。ただ締まっただけで解釈は不十分です。少し時間をかけて、本当の意味での総括をしようと思います。

月初の課題に対して

今月の課題は、

・滞りなく決算申告を完了する
・Webサイト「osanai」の運営を軌道にのせる

前述の通り、滞りなく決算申告が完了しました。

osanaiの運営は軌道にのせられているとは言い難いですが、9月中旬公開の作品を9月下旬に紹介できるなど、僅かですがペースを速められつつあります。

書き手の皆さんは本業がある方がほとんど。なので原稿が鑑賞後速やかに届くわけではないのですが(それを承知で依頼しています)、色々工夫することで、映画公開とタイムラグが少ない形での運営を目指していきたいです。

学び、辛み

決算は学びばかりでした。

ただ、当たり前ですが、こういった数値の振り返りを月次、週次、日次で行なえる会社の方が強いわけで。1年目は本当にバタバタしてしまいましたが、2年目は少なくとも月次で数値を追いながら、早め早めに打ち手を試していくような経営にしたいと思います。ザルはよくない!

まとめ

そんなこんなで9月も終わりました。

できていないことがほとんどですが、会社経営を1年走り切ったという確かな実感があります。1年目の経験を活かして、2年目にしっかりと「稼ぐ」ようにします。他者視点、マーケティング視点も思い出しながら、自分という価値を知ってもらう努力をしたいと思います。

引き続き、よろしくお願いいたします。

おまけ:「事業計画及び成長可能性に関する事項」の雑感

少し仕事が落ち着いてきたので、10月から「成長可能性に関する説明資料」の雑感シリーズを再開します。

ということで、今週読んだ資料は、株式会社プログリットです。今週上場したばかり、英語コーチングサービスを提供する創業6年目の新興企業です。

株式会社プログリット(2022年9月29日)

まず創業理由が明確かつマーケットニーズを的確に捉えていると感じました。

日本人が世界で活躍するためには、ビジネスで使える英語力の獲得が必須である一方で、既存の英語学習サービスが提供していた英会話レッスンや学習ツール等のコンテンツだけでは足りないと考え、創業を決意。

(「プログリット[9560]:事業計画及び成長可能性に関する事項 2022年9月29日」P8より引用)

僕自身も社会人に入ってから、マンツーマン英会話の塾に通ったり、オンライン英会話サービスを試してみたりしましたが、英語習得には至らず。それは「サービス内容が悪いから」ということだけではないですが、少なくとも「良質なコンテンツを提供すれば大丈夫」というわけではないことは理解できます。英語に限らずですが、何事も、最低限の知識やスキル習得には、習得を支援してくれるような存在が重要でしょう。

その上でプログリットがターゲットにしたのは、本気で英語力を身につけたい方。いつか英語が身につければ良いなといったフワッとしたニーズには目もくれず(ここが一番のボリュームゾーンにも関わらず)、本気度の高いユーザーに絞って事業展開を決めたのがミソだったのだろうと感じました。

実際に、プログリットの利用料金は、3ヶ月で約60万円。「満足できなければ無条件で30日間全額保証」は掲げていますが、かなり強気な料金設定だと言えます。イメージキャラクターとして本田圭佑さんを起用、これもまたターゲットを明確に絞ったからこそマッチしたと言えるでしょう。シンプル is ベストの好例です。

既存の英語サービスと違うのは、ターゲットを確実に成果に繋げようとしている点でしょう。ある意味で英会話サービスは「契約したら終わり」。もちろん継続契約するための努力はするでしょうが、授業を受けない方が業務契約の講師に支払うギャラが発生せず売上総利益率が高まります。つまり、契約したら放置してもらった方が経営数値的には都合が良いわけです。

ですが、プログリットの場合は成果にコミットします。英語カウンセラーは基本的に正社員を充てているようです。なのでターゲットが英語を続けようと続けまいと固定費がかかり続けるわけで。正社員としてスタッフを固めることによって、顧客の満足度やサービス利用時間がKPIとして目標設定しやすくなります。組織構造としても、成果にコミットする体制が作れていると言えます。

もうひとつ注目したいのは、経営陣が教育業界の出身者ではないということ。コンサルティング業界で経験を積み、英語に関するニーズが高いことを感じつつ、ロジカルに事業を組み立ててきたと想像できます。

それでいて驚くのは、サブスクリプション型英語学習サービスとして「シャドーイング添削サービス」に目をつけたことです。シャドーイングとは、手本の英語音声を聞きながら、自分の声をかぶせるようにして音読する練習法のこと。英語学習として地味だけど効果的な方法と言われているものです。シャドーイングそのものの認知度が低いにも関わらず、ここにフォーカスして事業化しようという経営判断はかなり凄いと思うのです。

実際にローンチして2〜3年は月間売上が1,000万円に満たない状況が続いていました。すぐに年間10億円売上を達成したプログリットにとって、どれくらい売上貢献するかは不透明だったはず。それをやりきって、年間5〜6億円が目指せるところまで伸ばしたのは、「このサービスは顧客のためになる」と確信していたからでしょう。

現時点で、個人と法人の売上比率は公表されていません。ただコロナ禍が落ち着けば法人の需要もグッと高まるはずです。またプログリットが有名になればなるほど、私立の教育機関(小学校〜大学まで)を中心にサービス利用の要望も挙がってくるでしょう。

というか教育機関向けに出発していない分、日本の教育プログラムに合わせる必要もなかったわけですよね。それもまた上手くて、TOEICやTOEFL、VERSANTなどの世界共通のテストに合わせられる=海外進出もしやすいという構図を最初から作れているわけです。

僕自身、教育業界で4年ほど仕事をしていました。「この手があったか!」と膝を打つ思いです。これからのプログリットの展開が楽しみでなりません。

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