いままでの基礎教育で足りてなかったと思うこと
最近考えていることが3つのトピックにまとまった感じがする。
いままでの基礎教育で足りてなかったと思うこと:
①人権侵害についてのケーススタディ
②性についてのリテラシー教育
③職業選択につながる価値観の再発見
一つづつ説明したい。
①人権侵害についてのケーススタディ
声を上げるべき時に言うべきことを言えない人が多すぎる。
憲法の「基本的人権」は知ってはいるが、具体的に何をすると人権侵害なのかは知られていない。労働法・会社法も同様に教養に含めるべき。
例えば、目の前で起こっている出来事がハラスメントであると主張できないのには、「認知ができない」「判断ができない」「適切な行動がとれない」の三通りが考えられる。まずは法の理解、そして現場でのうまい対応の仕方のノウハウが必要だ。
今までの「勇気ある行動」はこれからの「当然のこと」になるぐらいには文明を進めるべきだと思う。
mental-illnessについても、「レジリエンス」とか言ってないで、潰れた人をどうケアするかも重要だ。
②性についてのリテラシー教育
日本は残念ながら文明が遅れていると言わざるをえない。
例えば、日本では、性に関するあらゆることを、社会的に見えなくさせる力が非常に強い。結果、個人の自己流になっていたり、誤った知識だったりして、深刻な事態に発展することもある。親が子の性を否定する事例も少なくない。
男女関係についても、正攻法な人間関係構築のノウハウが広く知られていてもいいんじゃないかと思う。
③職業選択につながる価値観の再発見
生き方・働き方について考えること。
働くだけなら高卒で全然大丈夫。体力・成長性・素直さにかけては申し分ない。問題は、職業選択は自由なのにも関わらず多くの人々が「やりたいことがわからない」ということ。
社会を知らなさすぎる。右も左もわかってないから、好きも嫌いもわからない。大学に行けばわかると言うわけでもない。
大学とはなんだったのか。今思うと、私に残ったのは「教養」だった。それでもまだ、どういう生き方がいいのか、今まで考えたことがなかった。
この3つについては、うまくやっている人もいるし、優秀だけど全然できていない人もいる。つまり、格差がある。
みんなでこれらの「常識レベル」を底上げして高度な文明にしたほうがいいとおもう。
当然ながら、これら三点は、今私に足りていないことだ。
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