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「しつけに厳しい親」や「子どもに甘い親」がいるのではない。「子ども扱いして人格を尊重しない親」と「子ども扱いせず人格を尊重する親」がいるのである

金曜、NHK第一放送の「ふんわり」に、パーソナリティの黒川伊保子さんに脳科学の観点から、人間関係などを相談するコーナーがある。

この日の相談者は双子の娘を持つ父親からで、「しつけを厳しくして育てた結果、成人した今、二人がまったく自分を避けるようになってしまった。どうしたら、いいか?」といったものだった。

黒川さんは、男性に多い「問題解決型」と「共感型」で説明されようとしていたが、私はそもそも「しつけを厳しくしたから、自分を避けるようになった」と解釈している事自体が間違っていると思います。

「しつけを厳しく」している父親でも、娘から信頼されている人はたくさんいるであろうし、「しつけが緩い」父親で、娘から避けられている人もたくさんいるはずです。

それを理解せずに脳科学の説明で自己満足しても、娘さんの態度は変わらないでしょう。おそらくずっと。

大事な点は、娘に限らず、また父親母親に関わらず、「子どもに関心を持って、子どもを子ども扱いせず、その人格を尊重するかどうか?」ということです。


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