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エンタメ業界の生まれ変わり~コロナによるニーズ変化~

こんにちは!

HORSMARTの佐藤です。
エンタメ業界の生まれ変わりと題して、ビフォーコロナからアフターコロナに至るまでのエンタメ業界の繁栄と凋落について書いていきたいと思います。

コロナ禍から、MリーグやBリーグ、公営ギャンブル(競馬、競輪、競艇、オートレース)等が大きく売り上げを伸ばしています。
それはコロナによるニーズ変化が要因として大きいと考えています。
HORSMARTが考える馬を通して社会をオモシロクしていく為にも、エンタメ業界の現状、何が求められているのか正しく理解する必要があります。

その中で今回はコロナによるニーズ変化について見ていきます。
改めてエンタメ業界の様相が大きく変わることになった要因として非常に重要な内容ですので周知のこともありますがご覧ください。

コロナによるニーズ変化

2020年初頭から瞬く間に世界中に蔓延した新型コロナウイルス感染症。
2023年までの3年間でコロナウイルスは私達の生活様式、購買行動全てを大きく変えることになりました。

在宅時間の向上

コロナによる外出自粛や、リモートワークの拡大により”家”にいる時間が飛躍的に拡大しました。


出典:総務省「新たな日常」における生活時間等の変化や通信環境との関係

緊急事態宣言中は特に在宅時間が2~3時間は増加しており、
家で何をするのか、何が出来るのかということに注目が集まりました。

コロナ後における現在は在宅時間はビフォーコロナと同水準程度まで戻っているかもしれませんが、重要なのは一時的にも在宅時間が増加したことにより

”生活様式”が変わったこと。

これまで、注目さえしなかった”もの”や”こと”を認知するようになり、触れるようになったということです。

実際ECサービスは売上順調で、Amazonはコロナが蔓延した2020年に飛躍的に売り上げ増加。そのあとも堅調に成長しています。

また、オンラインゲームも2020年に飛躍的に成長しています。

出典:株式会社角川アスキー総合研究所

合わせてライブをオンライン配信で楽しむオンライン型ライブもコロナ後に出現し、その後アフターコロナにおける現在まで人気になっています。

在宅時間の増加により、在宅でも出来ること、楽しめることが飛躍的に需要が拡大しました。
この在宅期間で知ることになった

”楽さ”、”楽しさ”はコロナ後においても失われるものではなく、
必ずしも”現地”に行かなくても良いという購買行動の変化に大きくつながっています。

DX化の促進

そして、在宅時間の増加にも起因しますが、
DX化が促進されたことは必ず押さえておきたいです。

一般消費者からすると、インターネットサービスの利用が拡大することにより、家のインターネットスピードが遅い等の不満を感じるようになり改善に取り組むことが増加しました。

出典:総務省「新たな日常」における生活時間等の変化や通信環境との関係

また、DX化においては企業側の変化が大きいです。
消費者がインターネットの活用による在宅でも”楽しめる”サービスを受給するにあたり、配信環境の整備やチケットシステムのオンライン化が促進されました。

例えば、映画・演劇の制作興行大手の松竹は2020年9月、LINEおよびSprootと「松竹DXコンソーシアム」を設立。

映画・演劇のコンテンツや映画館・劇場のDXの推進に取り組んでいます。

また、東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドは021年2月にデジタル戦略部を新設。複数部署にまたがって行われてきたIT施策の企画立案やシステム開発をデジタル戦略部に一元化し、公式アプリ「東京ディズニーリゾート・アプリ」に飲食のモバイルオーダーシステムを搭載するなど、機能強化を進めています。

また、DX関連で注目なのはVR、メタバース業界でしょう。
メタバース業界展望としては下記画像の通りであり、アフターコロナにおいて急成長が予想されています。

出典:総務省「情報通信白書」

VRは日本で活用されて以降いまいち活用が増えていませんでしたが、
住宅展示場のVR閲覧やゲーム業界でのVRハード機材の開発度合いを見る限りは今後日本でも増加していくことは間違いないでしょう。
このようなVRやメタバースの存在を知り、活用するようになったのもコロナ禍における在宅時間の増加が大きく影響しています。

まとめ

簡単にではありますが、コロナ禍におけるエンタメ業界のニーズ変化を纏めました。
既知の内容でもあると思いますが、現地に訪問せず在宅でいかにエンタメを知ることができるか、体験することが出来るのかが非常に重要になってきています。

こうしたニーズの変化に合わせて成長したエンタメ事業は何が良かったのでしょうか?
そしてアフターコロナにおいてどのような需要変化が考えられるのでしょうか?

次回以降でまた取り上げていきたいと思います。


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