やみあがりの現実逃避

外の光がわめいている
雨雲と稲光は眉をひそめる

栄光を勝ち取った勇者は
まるでわたしそのものだ
国旗はなくなり、私旗が掲げられる
そこにはわたくしの顔があり、
勇者はそれを照らし、
わたしはそれを平和な家の中から眺めている

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