月の灯りを 恋しくおもった
どんなことばも きみの声にのると どこか記憶の片隅に あった気がして
他愛ないはなしほど わすれてはいけない気がした
春の星をたよりに、過ごしています
居場所がないことも ふたりいっしょだと ひとつの場所となるから
掬いとったお塩をパラパラと おまじないのようにふりいれた
きっとわかっているは 思っているよりもずっと もっと深いところにあって 心底をゆっくりとながれている 言葉や思考にならないものを だいじにできたら
気がつくと だいじなことを だいじにすることを わすれてしまう
雨の降る、満月の日 月のなみだをうけとろう
過去の記憶が心にからまっても いつかはほどける時がくる かなしみも ゆっくりと解放されていく 詩を書きながら千早茜さんの小説 「 透明な月の香り 」が頭にうかんだ すきな一冊 今夜は読んで眠ろうかな 明日は蠍座の満月です
炊き込むときの筍は 小さめに、薄めに
あたらしい日への おくりもののように 音がわたしのもとへと届く
映画「 ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい 」 一年経ってまた、もどってこれるところ ただいま
いつもとちがうこと いつもとおなじこと どちらともが ながれあうなかで ちいさなたのしみが わたしの心をひとまわり おおらかにしてくれる お茶のじかんがすきです
春は、ほどけていく ことしも
すきなものを、すきでいる きょうもすこしだけ慎重に 隣の学校の桜が、満開になった