猫が好きです。
猫の好きな所はいっぱいあるのですが、そのひとつが、常識を超えてくるような予測できない姿です。猫の色んな姿を見るといつも驚きを感じるのです。

そんな狭い所に？ってとこに居たり、ものすごい体勢で寝ていたり（体が柔らかいのですねぇ）、何を見ているのか窓際にずーっと居たり。人間側には理解できないことも猫には常識のようです。そんな猫のようだな～と思わせるカードについて綴ります。
今回のタロット考察は、大アルカナ19番【太陽】のカードです。

見るからに明るくて元気な雰囲気を感じるカードです。カードには、猫ならぬ馬が描かれています。あと子供も。
雰囲気から伝わるように、元気、パワー、明るさ、ピュア、素直、夏の8月を思わせるようなカードです。このカードが出るとこちらまで元気をもらえそうですね。でも、この「太陽」のカードはそれだけではないのです。

描かれている馬には手綱がありません。そしてその馬に乗っているのは子供。つまり、馬をあやつり乗りこなすことができない様も表しています。
そう、コントロール不能なんですね。

人は誰しも願望があり”思い通りにしたい”と思うものです。自分自身のことはもちろんですが、時には誰かのことや他人も自分の思い通りにしたいとコントロールの意識に入ってしまうことがあります。
でも、基本、コントロールはできないのです。それが強く出てしまうと、抵抗の力が働いてますます思い通りにはいかないものなのです。

「太陽」のカードは、思い通りにいかないことを受け入れること。思い通りがすべてではないこと。思い通りにいかないからこその楽しさや嬉しさや幸せがあるのだと伝えている、そんな側面もあるのです。

猫もそんな所ありますよね。
乗っちゃダメといってもテーブルに乗るし、猫ちゃんのためにと買ったキャットハウスには目もくれず、梱包の段ボールの方がお気に入り。夏用の冷却シートを避けるように昼寝し、冬になればこたつの催促。
猫はコントロール不能の存在だけど、だからといって批判も否定もしないし、むしろそんな猫を愛おしい存在として愛でています。

猫が大好きだけど飼っていない私は、みなさんの猫ちゃんの画像や動画やアートでいつも楽しませてもらっています。猫ちゃんの思いもよらない姿を垣間見ていると、少しの驚きと自由さを感じつつ、「太陽」のカードのように、純粋にストレートに”かわいい～”という気持ちでいっぱいになります。理由なんてないよ、だってかわいいんだもん。好き、ただそれだけ。

コントロールできない存在なのに幸せをくれる存在。いや、猫にかぎっていいうなら、コントロールできない存在だからこそ、倍の幸せをくれる存在。そんな猫がやっぱり好きなのです。ニャー！

今日もありがとうございます。

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