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11月の小布施。

今年2度目の長野県小布施町へ。

着いた日は、見事に雨。

色づいた葉が雨に濡れて下を向き、
すでに落ちた葉はびっしりと地面を覆って絨毯のようだ。

そんななか、向かったのは「日本のあかり博物館」
電灯が普及するまでの日本のあかり(灯火具)の歴史を学ぶことができる。

何度か訪れてはいるのだが、今回は企画展で「神戸のらんぷミュージアムコレクション」を開催していると聞いていたので、楽しみもひとしおだった。


とはいえ、館内に入れば常設展もじっくりと見てしまう。
何度も見ているはずなのに……心に残る灯火具が毎回違う。
ああ、こんなものもあったのかと発見しながら見るのが、おもしろい。


初めて訪れたときは、ちょうど浮世絵に夢中になっていた時だったので、
浮世絵に描かれている行灯や提灯を実際に見られて……
すごく感動した。
展示品なので、実際に灯がついているところは見られないけれど、
そこは想像力で補って。

古い物を見ると、どうしてこんなにわくわくするのだろう。


さて、話を今回に戻し……常設展を見終えた後は、企画展へ。

明治や大正時代に海外から輸入されたおしゃれなランプが、
お行儀良く並べられている。

どのように火がつくのか説明があるものの、私の頭では理解することができないので、見た目で楽しむことにした。
(こういう仕組みを勉強している方には、たまらないんだろうな……と思うと、羨ましいやましいかぎりなのだが。)

面白いなと思ったのは、海外では大きなランプが主流だったのに対し、
日本では小さめのランプが重宝され、たくさん作られた、ということだ。
理由については説明がないので想像するしかないのだけれど、ちゃぶ台にころりと置けるくらいの小さなランプは見ていてとても可愛らしかった。


来訪時期:2022年11月下旬
場所:日本のあかり博物館 入場料 大人500円

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