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こころの仕組みのおはなし

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ご自身との対話を深め、こころを みつめ・ほどき・ととのえる、ヒントの記事を集めました。こころの揺れを感じる時、いつお読みいただいてもよい、タイムレスな内容です。気になるものをひら… もっと読む
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記事一覧

固定された記事

|words|わたしを知る

結局のところ、どこまでいっても「わたしを知る」と言うことなのだなあ、と思うのです。 はじめはきっと、自分のこころを見るところから、はじまることが多いのでしょう。そこにだって(そこにこそ)、未知の領域はたくさんたくさんあるのだから。 あちらこちらをちいさな灯りで照らしながら、わたしを見つけてゆく。そうやって、わたしはまあるくまあるく、かえってゆく。 こころのことがだんだんとわかって、わたしのことがだんだんと見えてきて、わたしがわたしに受けとられはじめると、「わたし」という

|words|見つめる眼差し

いずれであっても。 自分自身を見つめる、自分自身を知る、その眼差しを持つところからはじまるのだろうと思うのです。 何を、思っているのか、想っているのか。 何を、言葉にしているのか、行動しているのか。 無自覚のまま行っていることにも、ひかりを当ててみる。 どんな言葉を発したのか。なぜその言葉が出たのか。何に反応したのか。なぜそう反応したのか。そこにどのような思考や感情があるのか。その思考や感情はどのような働きをしているのか。 どんな動機から言動は生じているのか。表層

|words|"わたしを愛する" のいろいろ

「わたしを愛する」ということも、いろいろな視点でのそれがあるなあということ、見つめていました。 ①の視点 現象の領域で起こることを、分離した視点で見ています。大人の場合、はじめはこの視点にあることが多いのかなとも感じます(もちろんそうでない方も)。 外からの情報、他者からの評価、外側の状況、誰かの反応、そうした外側のあれこれを見て、反応している。 例えば、「対象」を「取りにゆく」ことなども起こりやすいでしょう。星のめぐりについてならば、(外側向けの)対策用の情報として

|words|こころの仕組み 《実践》 こころを見る こころを調える

( *2022年10月 更新しました ) こころを見て調えるヒントを、2つのステップにまとめました。 1. みつめる = ほどく 何を感じているのか(感情)見つける 何を考えているのか(思考)俯瞰する 何を感じているのか(感覚)見つける 感情 わかりやすいアラートだったりもするのです。感情はそのエナジーの最終形のようなところがあります。 もちろんそれすらも見えなくなってしまっている状況もあるのでしょうけれど、素直に見つめるのなら、きっとちゃんと見つかるはず。

|words|こころの仕組み 《感情》 そのままを感じる

(*2023年2月 少し更新しました) 「こころを見つめる」とき、いろいろに邪魔をされてしまうこと、あるのですよね。 そこに、かなしみや怒りがあったとして。 それはそのままに、見つめられて、見つけられて、そうすることですっとほどけてゆくもの。 ほどけないのなら、そのエナジーはそこにずっと滞在し続け、主張し続ける。 無理矢理に前向きに考えても 無視してなかったことにしても いろいろと理由を工夫して「そんなことは感じていない」としてみても 感じている事実を脇目に、

|words|こころの仕組み 《感情 恋愛》 恋の悩みのほどき方

過去にも何本か記事にしていますが、ご相談いただくことも少なくない、恋のお悩みについて。 とても好きなひとがいるのだけれど進展しそうにない/進展しようがない、けれど気持ちを切り替えることも難しく、悩ましい日々が一定期間続いている、というようなご状況。 恋のお悩みにもいろいろありますが、このタイプが、いただくご相談のなかで、一番多いのです。 この記事は、悩ましさがとても強かったり、一定期間続いていたり、などのご状態を想定しています。 悩ましさが、ほどほどであったり、ほどよ

|words|こころの仕組み 《感情 思考》 やわらかでやさしい めぐりであるように

こころの揺れを感じるとき。 こころを見つめます。 まずは、感情を掬い上げる。悲しみや寂しさ、怒りや憤りなど、感じていることがあるのなら、見つけてあげて、そっと掬い上げます。 何はともあれ「なるほど、そう感じているのだね」と自身と寄り添い、ただただ感情を感じてゆきます。感情の量が多いときには、少しずつでも。 感情は水。滞っている水を少しずつ流してあげるように、やさしい水路をその手でつくってあげます。 感じることがある程度深まったところで、その背後にある「思考」を見つけ

|words|こころの仕組み 《感情 本音》 感情の奥の本音に出会う

感情と、その奥のほんとうの本音と。ひとによって、また、同じひとでもテーマによって、パターンがあるかなと、見つめていました。 感情で止まってしまう/本音にたどり着かない 感情を還し切れていない、とも言えるのかもしれませんが、その先にある本音「ほんとうはこうしたい」「ほんとうはこうありたい」にたどり着かないということも、あるのかなと思います。 感情のリリースは繰り返しているけれど、そこで立ち止まってしまう。もしくは、感情が本音だと思っている。 感情の先に、ほんとうの本音があ

|words|こころの仕組み 《感情 本音》 感情を還し本音を見つける

ほんとうは言いたいこと。 それも、いくつかの層になっていて、奥行きのあるものだなということ、見ていました。 本音のまわりに感情が滞っているような場合。 例えば、何らかの経緯で、そのことに関連して、悲しみや怒りを感じているとして。 けれどほんとうは、素直に「うれしい」や「好き」や「ありがとう」を伝えたい / 伝えたかった、のだとする。 本音は「うれしいや、好きや、ありがとうを伝えたい」というところにある。 ただ、その感情たちもすでに生じている。 本音を大切にする、

|words|こころの仕組み 《本音》 本音から描いてゆく

( *2023年2月 少し更新しました) 「お悩み」としてピックアップされるようなあれこれ、それすらも体験であって、本質的には良いも悪いもないのです。 そのひとの本来の本来が、透明に純粋に表現される様子やその瞬間も、もちろんすてきです。そして同時に、いろいろが絡まって捻れてしまっている状態からの表現、それもまた愛すべきものだと感じます。 ただ、そうであっても。どうしても、ご本人が「(うっすらとであっても)違和感」として、ときとして「(かなり明確な)苦しさ」として、感じて

|words|こころの仕組み 《感覚》 わたしの感覚を受けとる

*2023年1月 更新しました 感覚 言葉の定義はひとそれぞれですし、わたしにおいては、ということになりますが、以下に挙げるようなものをまとめて「感覚」と呼んでいるようです。 五感+第六感と呼んでもよいのかもしれませんが、そこに明確な線引きがあるわけでもなく なので、からだが、リラックスしている、ゆるんでいる、やわらかさにあって、感覚を受け取りやすい状態である、ということはやっぱり大切なのですよね。 火地風水、4つのエレメントのめぐりを用いて、お話しを続けます。

|words|こころのしくみ 《感覚》 上流からめぐらせてゆく

火地風水、めぐるめぐり。 エナジー(火)のフィーリングをキャッチ(感覚・地)して、そこに思考(風)が起こり、思考が感情(水)を呼ぶ。 だから、エナジーをそれとして見て、キャッチすること、やっぱりたいせつなのですよね。 ただどうしても、思考や感情の方が音量が大きいから、ついついそちらの声に自分を占められてしまう。 けれど、下流から上流へ逆流しようとすると。 感覚やエナジーを、思考の範疇で強引に枠にはめ込もうしても、損なわれるものや変質してしまうものが多すぎて、他でもな

|words|こころの仕組み 《感覚》 わたしの全部で呼吸する

(*2023年2月 少し更新しました) からだのこと。 プロの方たちがいらっしゃるので、わたし自身はからだに焦点を当てた文章はあまり書かないのですが、(言うまでもないのだけれど)とてもとてもとても大切なのですよね。 こころとからだは、同じものの異なるあらわれ。 こころへのアプローチはからだへのアプローチ、からだへのアプローチはこころへのアプローチ。 からだを外すことはできません。 まず、ほっとしたい そして、ほっとして安心したい、はずです。 なのに、思考をさら

|words|こころの仕組み 《内を見つめる》 あなた自身が魔法だったこと

( *2023年2月 更新しました) 自身のトーン(周波数)の変化、それによって体験や出来事も変わってゆく。 だから、(結果として)変化した外側をだけを見て、そのストーリーだけを取り沙汰してしまうのは、きっともったいないのです。 どの変化も、そのひと自身が起点となっているのだから わかりやすいもの、わかりにくいもの、あるとしても、いずれであっても 内に感じて、内に見つけている。 あなた自身が魔法だったこと 思い出しています。 セッションのこと よきタイミング