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はじめての元若者という立ち位置

衣替えしてる途中で力尽きて、いま床に信じられない量の服が散らばってます。

衣替えするたびに、そういえばこんな服あったな〜ってなったり、この夏は一回くらい着てみよって思うけど結局着ないまま終わる服がある。

悪いと思いながらも何度もそういう感じになってしまう服とはお別れしてしまうけど、流行ってぐるぐる回るんですよね。

この27年間でも何度目かの流行を体験したりして、「あの十年前の服、捨ててなかったら今超イケてたのに」とか思うこともある。ダサすぎて逆にお洒落、みたいなテンションで昔の服は着れる(ダサすぎて真っ当にダサくなることもありますけど)。

そう考えると、これも10年後くらいには超イケてる服になるのでは?!とか思い始めて、全然捨てられなくなる。このおかしな襟がついたニットも5年後にはツイッターのトレンド入りしてる可能性あるんじゃない?と。

とにかくなんでも回る。Web関連の人たちが実店舗を出したり、写ルンですが若者たちの間で流行したり、時代が便利すぎるがゆえに多少の不便さえも「奥ゆかしい…」となる。「切符ってなんかいいよね」と高校生くらいの子が言っているのを聞いてビックリした。

そのうち「スマホってなんかいいよね」とか「VRってなんかおばあちゃん思い出すわ〜」とか言い出すこともあるんでしょう。

実際にバブルを経験された方が、平野ノラさんのネタを初めて見たときはどう思ったのかな。「懐かしい!嬉しい」となるのか「もうネタになるくらい昔のことなんだなあ」と少し物寂しく感じるのか。最近はこんなことをよく考えます。

語弊を恐れずに言うと、27歳という年頃って絶妙に「元若者」なんですよね。人生で初めて経験する元若者。

つい最近まで「若者」としてなんとなく文化の先っぽにいて、流行の言葉を作ったり積極的に使ったり、ファッションを消化したり、新しいサービスに飛びついたりしてた。

超ミーハーだからそれなりのギャルも経験したし、西野カナ風ファッションもやったし、カンカン帽も被ったし、加藤ミリヤ風のメイクもしたし、重めのぱっつん前髪もやったし、絵文字使ったり、画像を加工し始めたり、パネェパネェ言ったり、まあとにかく周りの大人には「最近の若い子ってなに流行ってるの?」と聞かれる側だったんですよ。

で、今でもそうだと思ってた。

生活は変わらなくて、周りの人も特に変わらない。自分は自分のまま同じアンテナで過ごしてるのに、いつのまにかそれが世間の「若者」とズレていく。今なにが流行ってるかがちょっとずつ分からない。

そりゃどこかのタイミングで若者じゃなくなることは分かっていたけど、こんなにグラデーションのように、溶け出していくものだと思ってなかったんですよ。もっとどこかで「ハイ、あんた今日から若者卒業ね!」って言われるんだと思ってた。

なんだか寂しくて、ちょっと怖いんです。「まだまだクソガキじゃん」という言葉と、「もう良い年なんだから」という言葉の間で毎日その場その場のポジションを探していて。

でも、それは今の年齢に限らず、生きてる以上は絶対に自分より年上も年下も存在するわけだから、結局一生この悩みは尽きないのかもしれないな。おばさんぶっても若い子ぶっても叩かれる世の中で、うまく交わしながらちゃんとかっこよく歳をとれるかな。

誤解を招きたくないんですが、若いのがいいとか、大人がいいとかそういう話じゃないんです。今は自分の年上も年下もどっちも羨ましい。うまく言えないけど、こういう感情になったの初めてなんですよね。

だからちょっとセンシティブな内容だけど、noteに残しておこう。これ読んで誰も嫌な思いしてないといいけどな。

めっちゃ寒いし、もっぱらこういうマインドなので、音楽が沁みます。エレファント歌詞マシ、じゃなくてエレファントカシマシの歌詞が大好きなので、今月はずっとエレファント歌詞歌詞、じゃなくてエレファントカシマシの曲を聴いてる。

さぁがんばろうぜ〜!!!!負けるなよそうさ〜!!!!

〜そんなことより衣替えが遅い〜

p.s.

Sarahahをはじめました。

リクエストはこちらにいただけると、noteのネタが増えるので嬉しいです
(誰が書いたかは私には分からないのでぜひお気軽にどうぞ)

これも流行ってるからのっかっちゃったけど、堂々と「質問どうぞ〜!」って言うの、すんごく勇気いるなって思った。小さい勇気がいることの連続やな。

さぁがんばろうぜ〜!!!


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