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言葉と一緒に (詩のようなもの)灯り

 noteの中で、詩を検索したら、松下育男さんの記事にたどり着きました。
 10年以上前にいろいろ書いていたら、だんだん詩のようなものになったけど、詩が何なのかわからないまま、とにかく書くことで自分を前向きにしてました。
 松下育男さんが、詩は「ただそばにいてくれるだけで命が温まってくる」友人のようなもの、とあって、ほっとしました。
 
 たしかに、猫のように自分に寄り添わせて、そんな立ち位置の素朴さだったから。
 
 いまは、その時よりものんびりして
どんなかたちになるのかわからないけど
人の歌詞や言葉に励まされて生きてるから
これからも
言葉と一緒に生活したいな。 

 灯り

熱が出て

自分を守る制服を脱いだように

生々しく
現実を肌で感じて

痛みと
喜びを
勲章にして

そんなふうに人が
まるごと生きてることに
それまで気がついてなくって

世界に色がついて
世界に恋した

憎しみも苦しみも
空しさをも
人生の登場人物として

味わって
幸せで

生活を
愛してきたけれど

たまにショックや疲れすぎて
曇り空を見る

それを愛していくと
それも
美しくって

砂漠でルソーの絵のように
困り果てて
眠り込んだとしても

月が見ていて
神様も見ていて

実は幸せだった

今はどこにいるんだろ

いろんな風や
愛情のある風が吹いてるなか

自分の中の
音楽に
耳を澄ましてみる

メランコリーも

はじまりもある

練り上がっては
壊れる土みたい

器を作るときに

こねてるみたいに

 (11年前の自分より 
少し登場人物としては辛かった気持ち。
いろいろな初めての感情をうわー、こんな気持ちなんだ!
と新鮮な気持ちもあったから、
大きな意味では驚いて感動?
今はもっと薄い色になったなぁ。

読んでくださってありがとうございます)
 

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