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中小企業に税務調査が来た話③

こんにちは。星のきのこです。

今回は、中小企業に税務調査が来た話③をお伝えします。

手元の現金や金庫、倉庫等を確認した後の、前回からの続きです。前回までの話は、私のマガジン「中小企業の経理事務に関する話」にまとめてありますので、ご参考下さい。

まず「帳簿(元帳)を確認したいので、過去3年分持ってきて下さい」と言われました。しかし、私の会社の過去3年分の帳簿はけっこう量がありました。年間でB5のファイル(厚さ4センチくらい)が10冊はあるので、3年分だと30冊程度です。言われた通り、過去3年分の帳簿を運ぼうとしましたが、量に驚いたのか、全部運ぶ前に、「過去1年分だけで大丈夫です」と言われました。

そして、過去1年分の帳簿を見ながら、調査官の方が気になったことをいくつか質問されました。

・売上や仕入の計上のタイミング
・得意先からの支払方法、仕入先に対する支払方法
・現金で取引する会社の人はどういった会社か
・現金等で資金を受け取ったら領収書を発行しているか、領収書の控えを確認される
・請求書や納品書をどこに保存しているか、誰が発行しているか

等です。
この時点では各質問について深く聞かれることはなかったと思います。ぱっと答えられる範囲で答えていました。

その後、お昼休みに入り、調査官の方は昼食の為に外出されました。来社される時間や、休憩時間等、ほぼ時間通りに行動されるようです。

お昼休み後は、

・売上や仕入れの帳簿(特に決算期の3月頃の帳簿、その中でも手前の日付が新しい方や、金額の大きい案件)のチェック
・元帳の旅費の科目をチェック
・営業員の行動管理はどのようにしているか
・従業員のタイムカードや出勤簿はあるか

等聞かれました。

また、この売上に対する見積書は提出できるかと聞かれましたが、見積書は関連付けて保存をしていないので探すのが大変だと伝えました。すると、では結構ですと、そこまで追求されませんでした。

その後、16時半頃に退社され、一日目が終わりました。

日常の業務をしながら、いろんな質問に答えたり、書類のコピーを取って提出したり、なんだかんだ忙しく一日あっという間に終わった気がします。(調査官の方は、プリンターを持参していて自分でコピーをしようとしていましたが、少しでも印象を良くするために、私が自社のプリンターでコピーを取っていました。)

また調査2日目以降のことは次回お伝えします。

読んで頂き、ありがとうございます。

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