【西洋/インド占星術のセッション】

西洋占星術+インド占星術の両観点から、

「終わった後に安心感を感じることができ、今より良い未来を信じて立ち上がっていける鑑定」

を心がけ通話セッションしています。
↓

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自身の20年の虐待経験を描いたエッセイ漫画「生きてることが恥ずかしい」↓

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【アスペクトを読むにはどうすればよいか？】アスペクトは物事の発生を示す指標…どのように影響しているのか体感を得ていくコツとは？トラインよりスクエアやオポジションの方が体感しやすい？↓

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今回は質問箱(マシュマロという名前です)の特集になります。

何か今回の記事ようにご質問したい方は以下の質問箱からどうぞ。

西洋占星術、インド占星術、
または心理学や簡単な人生相談等々。

丁寧にご質問いただければ丁寧にお返しします↓

それでは今回のご質問はこちら。

◎質問内容↓

こんばんは。

インド占星術に馴染みのない方はピンとこないかと思いますが、
「ラグナ」というのはアセンダントのことですね。

なので今回のご質問ではラグナ天秤座、
おそらく西洋だとASC蠍座の方かもしれません。

さて、
8室に金星があり、親が億の金を得ていて、
ご自身は体が弱いというのは典型的な8室の例のように思いますね。

まず8室とは何なのか？

これは基本的に

「他人の所有物」
のハウスです。

8室が強い方はご存知、相続など貰い受ける物が
たくさんある方が多いです。

実は僕自身も質問者さんと非常に似たチャートを持っていて、

ラグナ蠍座でラグナロード(チャートルーラー)の火星が8室にあり、同じく8室に金星がコンジャンクション。
そして対向の2室に土星があります。


そのため金星が最も凶意の強いハウスで火星と土星の凶星に挟まれてるためボロカス状態です。
(さらにナヴァムシャだと金星は12室蠍座にありラーフとコンジャンクションなので手のつけようがない)

そのため僕の親父もそこそこ金がありましたが、
僕も健康運は悪かったので20歳頃まではあらゆる病気も患ってきました。

この辺は僕の虐待経験を描いたエッセイ漫画をお読みください。↓

で、なぜこのようなことが起こるのでしょうか？

これは諸説あるので絶対的な答えではありませんが、
あくまで僕個人の解釈として書かせていただくと、

8室が強いということは
他人の所有物を受け取れる自分でなければいけません。

つまり、貰える立場になるにはどのような状態がベストなのか？と考えた時に、

自立性が強かったり元気で他者から貰うことはできません。

ですから

自立できなかったり、体が弱いからこそ、
他者のものを貰う(8室)ことができるのです。

これは僕自身もそうだったからよく分かります。

僕も先ほど書いたように8室が強いので病気がちだったり、
2年ほど前まで親のスネを齧って生きるしかありませんでした。


自立したくてもその恐怖心がやたら強かったり、
なぜか本気を出すことへの恐怖心もありましたね。

これは別に本気の自分の力がすごいすごくないの話ではなく、
「本気を出した時にダメだったら立ち直れない恐怖心」のようなものがあったのです。

ですから心のどこかでは自身の虐待経験を漫画に描けば状況が変わるかもしれない予感はありつつも、
「もしも描いてもダメだったら、もう自分には出すものがない」という恐怖感があったのです。

そうして本気を出して自立することへの恐怖心が強かったり、
はたまた健康を理由に親元から自立できない日々が33年間続きました。

8室には様々な説があるので今回のことだけが絶対的な答えという訳ではありません。

ただ、様々な人々の鑑定をしていて感じたこととしては
実際に8室が強い人々には上記のような傾向が見られたのです。

なぜかやる気が出ない、病気がちな体質、
ただ、貰い物運は良い…

まるで自分が元気になって自立心を育むのを阻止するかのような出来事が様々起こるのです。

8室とは、8室人間が8室人間らしく、

他者の物を貰って生きるための状況を作り出すために、自立心を削いだり健康を損なう

と言えます。

ですから8室は最も不可抗力的な現象が起こりやすく、
そして不運または凶意の強いハウスと言われるのでしょう…。

例え生きることはできても、それは言うならば
飼い◯しのような状況になるからです。

そうなると8室人間の人生最大のテーマは
自立や健康を得ることになりやすいと言えます。

もちろんこれは誰にでも言えることではありますが、8室人間には特にハードルが高いですね。


何せこれらをクリアすることはある意味、
"8室らしさを失う"ことにもなるからです。

これは単にサイン話に置き換えても牡羊座が天秤座らしく生きるのは難しいし、
乙女座が魚座らしく生きるのが難しいのと同じです。

8室人間がいわゆる一般的な幸福を生きていくためには、
自分らしさを否定するプロセスを経なければなりません。

5室なら楽しいまま生きればいいし、
9室なら哲学や学問の世界に浸り続ればいいし、
10室なら仕事に打ち込めばいいでしょう。

これらは一般的な幸福にも繋がりやすく、
自分の人生を自分で舵取りできる感覚も得られやすいはずです。

ですが8室らしさとは他者から貰うことなため、
それを維持するために自立性や健康を損ない続けなければなりません。

そこから逃れるためには自立性や健康を育むことが必須ですが、
それは8室の性質を否定することになるので矛盾が生じてしまうのです。

なので8室人間が一般的な幸福や、
自分の人生を自分で舵取りできる感覚を得るためには
8室人間らしくいれないジレンマを乗り越えることがテーマとなります。


そもそも一般的な幸福とは何なのか？
というのもテーマとして気になるところではありますが
8室の深い闇を経験してる人々からすればそれは多くの人々が普通にしている
自立して健康に生きることだと僕は思います。


これは決して無いものねだりという訳ではなく、
人類の不変的な一つの欲求や幸福の形としてイメージしやすいことだと言えます。

もちろん一昔前の日本やその他の国でも跡継ぎ的な考えは一般にありましたが
それはまた8室的なニュアンスではなく10室や4室から来るような感覚だったのでは？と想像しています。

それは自立心を削がれたり不健康であるが故に引き継ぐものではなかったはずだからです。

当時の8室を考えるなら、例えば先天的な身体の不自由があったり、
家系の都合により望まぬ不幸な結婚に繋がっていたかもしれません。
もちろんこれは想像ですが。

かなり話が広がってしまいましたが、
最後の一文にあった「結婚生活」の質問については、

上記のような感覚はセットになりやすいかもしれません。



つまり自立心や健康問題から相手に依存するパターンもあり得るでしょう。

もちろんそうでないパターンもあり得るので
これは常にその人のチャート次第です。

しかし僕自身は決してそんなカルマを背負っていても恥じることはないと思いますし、
むしろインド占星術でそうしたカルマがあることを知って心がフッと軽くなる感覚すらありました。

人が最も不安を感じるのは暗闇を歩いてる瞬間だと思います。
右も左もわからず、自分がどこを目指し、何を乗り越えるべきなのか分からないような状況です。

しかし、カルマを知ることはその手探りだった暗闇の奥に
目指すべきゴール(目標/光)がかすかながらにも見えるような感覚です。



僕はこの8室的なカルマを知らなかったがために
かつては自分の人生を恥じていましたが、
今は改めてしっかりと向き合おうという感覚になってきています。


度々、打ちひしがれることはありますし、僕も常に強く生きれる訳ではありません。

ですが少なくとも今はこのカルマに向き合うことで、
ただ振り回されていた時とは違い、しっかりとカルマの解消のために出来ることをやろうと思えるようになってきています。

その一つの方法として実践して試しているのがマントラですね。

詳細については以前こちらの記事に書きました。↓

あとは最近は風水も勉強し始めています。

これが思ったよりも深い世界でして、
もしかしたらカルマの解消の手助けになるのでは？
なんて思いながら色々と試しているところです。


もちろんインド占星術は主軸として勉学を重ねながら、
またこうした悩みの解決に繋がる学びをしっかり得ていきたいと思いますね。


※当記事を読んでシェアいただいた皆さんの8室的な実体験をこちらにまとめました↓

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そして僕が8室/12室的なハードな人生を乗り越えてきた経緯【自分のことは自分で伝えなければ届かない】↓

※こちらは当記事へのご質問に回答した記事↓

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