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能楽、海を越える④-1【宝生和英 先生】観光編

前回の投稿ではお家元の宝生和英先生に
ミラノでの公演についてお話いただきました。

こちらの記事では、【観光編】として
お家元がミラノに行くと必ず立ち寄るおすすめの場所をご紹介します!

■宝生和英 Hosho Kazufusa
シテ方宝生流第二十代宗家
1986年、東京生まれ。宝生英照(シテ方宝生流)の長男。19代宗家宝生英照に師事。初舞台「西王母」子方(1991年)。初シテ「祝言 岩船」(1995年)。「石橋」(1998年)、「道成寺」(2007年)、「乱」(2007年)、「翁」(2008年)を披演。一子相伝曲「双調之舞」「延年之舞」「懺法」を披く。
伝統的な公演に重きを置く一方、異流競演や復曲なども行う。また、公演活動のほか、マネジメント業務も行う。海外ではイタリア、香港、UAEを中心に文化交流事業を手がける。2008年東京藝術大学アカンサス音楽賞受賞、2019年第40回松尾芸能賞新人賞受賞。2023年ミラノ大学客員教授。


🇮🇹イタリア料理のレストラン
2015年にミラノ万博に行ったときに、リプレイというイタリア料理のレストランを教えてもらいました。ドゥオーモ近くなので、アクセスしやすいです。だいたい何を食べても美味しいんですけど、特にコトレッタアッラミラネーゼという、いわゆるミラノ風カツレツと、リゾットアッラミラネーゼはわりと毎回食べますね。

リプレイ Ristorante replay
Piazzetta Pattari, 2, 20122 Milano MI, イタリア

もう一軒、ジャコモというレストランをご紹介します。ここはACミランの選手も来たりするお店でちょっと高いですが、何を食べても美味しいし、雰囲気がものすごく良いのでお気に入りです。

リゾットアッラミラネーゼ
パネットーネ
(イタリアの伝統的なクリスマスの発酵菓子パン)

ジャコモ Da Giacomo
Via Pasquale Sottocorno angolo, Via Benvenuto Cellini, 20129 Milano MI, イタリア


🇮🇹ホットチョコレート
ポルタ・ロマーナ駅近くにあるフレッシュミラノというお店のチョコラータカルダがものすごく美味しいのでぜひ。ホットチョコレートなのですが、プルプルしていて、まるでチョコレートプリンのような感じです。朝はフレッシュミラノでカプチーノを飲みながらクロワッサンを食べて、ミラノ大学の講義から帰ってきてチョコラータカルドを飲んでホテルに帰る生活をしていました。店員さんがフレンドリーで、よく雑談をしましたね。
ヴェネツィアに行く人には、フローリアンというヴェネツィア最古のカフェがおすすめです。甘くないホットチョコレートに自分でお砂糖を足して飲みます。

チョコラータカルダ

フレッシュミラノ Fresh Milano
Via Giovanni Bellezza, 1, 20135 Milano MI, イタリア


🇮🇹ミラノの図書館
アンブロジアーナ図書館(絵画館)はブレラ美術館に比べて比較的空いているので好きなんです。図書館ですが、絵画やステンドグラスもあります。ディズニーのホーンテッドマンション的な雰囲気がしますね。

アンブロージアナ図書館(絵画館)

アンブロジアーナ図書館
Piazza Pio XI, 2, 20123 Milano MI, イタリア


🇮🇹おまけ 大変だったエピソード
去年の11月にミラノ大学の最初の講座のプログラムが終わって、同行者の1人が先に日本に帰国する予定だったんです。当初は午前中にお土産を買って11時に空港に行けば時間的に余裕だろうなと考えていたら、早朝に現地のマネージャーから「今日から3日間、ショーペロ(ストライキ)が予定されていて、朝の8時まで運行して、夕方の4時まで長距離線だけ運行しないという発表が出ています!」と連絡がありました。同行者は外国語が全くできないので、在来線を乗り換えながら帰るのは現実的ではなく、大慌てで準備して、空港へ向かう電車に乗ったのですが、空港の1個前の駅で降ろされてしまって。幸運にもすぐに代替のローカル線が来てくれて、無事に空港に到着し、朝の飛行機で日本に帰れました。


こちらの記事も併せてどうぞ♪

■能楽、海を越える【公演編】
ミラノでの公演について🇮🇹

■お家元の「推し面」について


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