天使と悪魔の人生工学
束の間の帰省からの帰り路、行き先を示す駅の電光掲示板を前にして迷っていた。お金をかけずにローカル電車で帰ろうかと。でも時間を見積もると家のドアを開けるのは21時を回る。そして連休明けの明日、早速朝が早い。お財布にやさしくないけれど新幹線を利用することにした。
券売機で新幹線の切符を買うと、表示された値段が安いのが気になった。よく見ると特急券だけの料金で、乗車券分が金額にのっていない。それで私は有人窓口に行って乗車券を追加で買おうとしたのだけど、今度は窓口の駅員になぜかうまく