都市からコロナきっかけで、ド田舎に移住したファミリーが体験した3年。ガチでニッポンの教育を考える!


NHKスペシャル 「”学校”のみらい 不登校30万人から考える」

(2024年1月27日放送)

番組の中、こんな場面がありました。
いくつかご紹介します。

みんなずっと競ってた。。。

テストも、
徒競走も、
給食を食べる時間まで、、、

なんで全部、勝ち負けになるんだろう。

それがつらかった。。。


だから、「不登校」という道を選ばざるを得ない。。
そんな子どもたちが増えています。

不登校の定義
「病気や経済的な理由などを除き1年のうち30日以上欠席している状況」

その不登校児童の数が、ここ数年で爆増しています。

不登校30万人時代



そんな社会的背景を受けて、文部科学省も、

「不登校」=「問題児」

という考えを改めるようになりました。

文科省通知(2016年)

だけど、いまだに社会的風潮では、

「頑張って学校行きなさい!」
「甘えてちゃダメよ!」

という大人の圧力に必死に耐えている子どもがたくさんいるのが現状なようです。

学びのモノサシが問われている。

誰もが同じ画一的な学び、
答えを覚えるだけの学び、
子どもの好きや興味より、大人の都合や考えを押し付ける学び。

そんなモノサシに窮屈になった子どもたちが溢れかえっている。
それがニッポンの教育の現状のようです。

そんな中、あたらしい教育のモノサシが生まれてきています。

エージェンシー ”自ら考え 行動し社会変革を実現していく力”

いわゆる社会課題を解決できる力を身につける教育です。

さまざまな社会課題には、今の学校テストのように、答えが一つあるとは限りません。

・高齢化、過疎化が進む集落の課題。
・ウツや精神疾患の人が増えている課題。
・国内生産食料の低い自給自足率の課題。
・日本の人工林が放置され続けている課題。
・年々増加する自然災害の課題。
・年間1万匹を超える犬猫の殺処分の課題。。。

枚挙にいとまがない課題が社会には溢れています。

その答えは無いかもしれないし、
いくつか複数の答えがあるかもしれない。

直接解決できるような明確な答えではなく、解決に導くいくつかの答えの連鎖かもしれない。

教科書や参考書には決して載っていない答え。
先生や大人も、誰も知り得ない答え。

それを自らの情熱で解決していく。
そんな力を身につけるための教育が強く求められているようです。


同じ時間に、同じ机と椅子に座り、同じ問題の答えを、同じ先生に学ぶ。

多くの子どもが限界を感じているようです

同じでなくて良い。

数字が苦手でも、絵が大好きだったり。
運動が苦手でも、歌うことに喜びを感じたり。

みんなそれぞれがあっていい。
みんなの可能性を認める社会。

その道を探るのが、「エージェンシー」というモノサシ。

OECD(世界が協力して発展しようと集まった組織)で考えられたこのモノサシが、徐々に広まっています。


(つづく)

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