笑賭掌人日生立木斤一㉚
2023年
8/7(月)
「いい」~「きた」
イイダコは産卵直前の雌から由来する。
東アジアの浅海に生息している。
蛸壺や釣りで手軽に捕獲できる。
産卵直前の雌は珍重されて色々な料理に利用される。
弥生時代や古墳時代の地層から蛸壺が発見されている。
韓国では鍋料理チュクミが有名だ。
ギリシャやトルコでも前菜のメゼに利用されてきた。
8/8(火)
「はん」~「きる」
反戦は誰でも希望する。
皮肉なことに人間は欲望の塊だ。
利害対立で獣性を剝き出しにする。
第二次世界大戦以前は限定戦争だ。
死傷者は戦闘員が中心だ。
兵器の進化で非戦闘員に及ぶ。
英国の戦争は貴族が先頭に立つ。
米国の戦争は弱者を最前線に移送する。
それでも民主主義国家の方が信頼できる。
8/9(水)
「ちゃ」~「わる」
チャーリー浜は芸に厳しい。
横山やすしやオール巨人並みだ。
チャップリンでなくエンジェルが由来する。
ごめんくさいや~じゃありませんかが有名だ。
ファンサービスは旺盛でギャグも言った。
師匠弟子でなく学校の先輩後輩になった。
テレビには都合が良いかもしれない。
真剣勝負は薄さが伝わる。
8/10(木)
「あつ」~「ます」
敦盛は織田信長が好んだ幸若舞の演目です。
人間五十年、下天のうちには有名な一節です。
一ノ谷の戦いで熊谷直実に討たれた平敦盛です。
愛用の笛を忘れて退却船に乗り遅れてしまいます。
当時は16歳でも元服して立派な大人です。
甲冑を取ると幼さが残ります。
熊谷直実も出家の意志が強くなります。
8/11(金)
「しゅ」~「った」
種の起源はダーウィンが発表した。
進化論は宗教及び哲学的な論争を引き起こした。
存在を認めない勢力の反発は凄まじい。
当時の知識では遺伝は説明できない。
様々な誤解を生んだが学問の発展に繋がる。
どうでもよい話を付け加える。
光文社古典新訳文庫は種の起源だ。
岩波文庫では種の起原だった。
8/12(土)
「てん」~「そう」
天上天下唯我独尊は誤解されやすい。
暴走族の特攻服にも採用されやすい。
世界で自分だけ尊いは大きな間違いだ。
唯だ、我、独(ひとり)として尊し。
わたし(あなた)を全て受け入れる。
誰もがかけがえのない存在だ。
カール・ロジャースの言葉。
I love you, because you are you.
心に寄り添う。
8/13(日)
「やっ」~「せん」
やってみせ
言って聞かせて
させてみて
褒めてやらねば
人は動かじ
話し合い
耳を傾け承認し
任せてやらねば
人は育たず
やっている
姿を感謝で見守って
信頼せねば
人は実らず
山本五十六の名言だ。
種を蒔き水と肥料だけではない。
太陽の恵みも草抜きも必要だ。
偽りの成果主義では人は育ちません。
8/14(月)
「おん」~「です」
恩讐の彼方には菊池寛の短編小説です。
大分県の耶馬渓にある青の洞門開削を題材にしています。
実話を元に創作を加えて感動的に仕上げています。
小説家としても経営者としても秀でています。
芥川龍之介や直木三十五等との友情に感動します。
奇を衒う芥川賞、大家の慰労となった直木賞は残念です。
8/15(火)
「たい」~「しょう」
台風の進路が気になる。
西日本を直撃して抜ける予想だ。
東日本は大雨だけで暴風はない。
油断禁物で警戒した方が良い。
最悪の事態を想定して行動する。
実際は楽観的になってしまう。
ゲーム理論やプロスペクト理論を行動指針にする。
濡れ犬は叩く世知辛い風潮だ。
自分の身は自分で守りましょう。
8/16(水)
「そん」~「のだ」
損保ジャパンがビッグモーターを容認した。
不正疑惑を業界全体で取り組む筈だった。
顧客紹介を独占する利益を優先させた。
人材受け入れも戦略的互恵関係を生んだ。
対数の法則は保険経営の基本原理だ。
母数の中に不正があれば料率に影響を与える。
金銭だけの世界だからこそ信頼が求められるのだ。
8/17(木)
「金」~「ない」
金の切れ目は縁の切れ目と言う。
ある意味では正しいと言わざるを得ない。
スマートフォンの機種変更は骨が折れる。
数々のアプリからパスワードを求められる。
管理することは大変困難な作業だ。
携帯ショップには高齢者が難民となって溢れている。
デジタルデバイドは深刻な問題だ。
笑い事でない。
8/18(金)
「たい」~「いた」
台湾の愛日家が私財を投じて銅像を建立した。
近代化に尽力した10人の日本人。
後藤新平、新渡戸稲造、八田與一、羽鳥又男。
浜野弥四郎、新井耕吉郎、鳥居信平、松本耕一郎。
磯永吉、末永仁が所縁の地に立つ。
各人の功績は敢えて書かない。
近代史はGHQの影響が大きい。
本土の圧政に住民は泣いた。
8/19(土)
「あた」~「まる」
当たり前は当たり前ではない。
夜眠って朝目覚める。
新しい一日に感謝する。
太陽を見て鳥の声を聞く。
食事の際は頂きますとご馳走様。
おはよう、こんにちは、お休みなさい。
ありがとうと口に出して言う。
鮎は瀬につく鳥は木にとまる人は情けの下に住む。
心身が充実することで、免疫機能が高まる。
8/20(日)
「おか」~「した」
おかげさまの意味を考える。
木の下は夏の日射しや風雨から守られる。
神仏の加護である御蔭に由来する。
今では宗教的な意味は殆ど意識されない。
さまは様でありおつかれさまと同様だ。
関西ではあめちゃん、おいもさん等と言う。
お公家様の言葉と聞いた覚えがある。
日本語は多様性のある言葉でした。
8/21(月)
「みん」~「てる」
民俗学は民間伝承に依拠する学問だ。
民族学や文化人類学に隣接する。
柳田國男は常民と産土神。
折口信夫は流民と来訪神。
どちらの視点とも面白い。
個人的には南方熊楠が好きだ。
宮本常一や渋沢敬三等も欠かせない。
学問の細分化と硬直化が進む。
基礎研究よりも応用研究優先の風潮を憂いてる。
8/22(火)
「さい」~「ける」
犀角は象牙と同様に密猟される。
ワシントン条約で禁止されて高額になった。
金よりも価値がある皮肉な結果になった。
漢方で利用されるが科学的な根拠はない。
全種類が絶滅危惧種に指定されている。
シロサイはwide(広い)をwhite(白い)の間違いに由来する。
それでクロサイで命名されたのは泣ける。
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