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鬼の子孫の里山八瀬

八瀬童子

比叡山の西の麓に、八瀬と呼ばれる里山があります。ここの住人は、鬼の子孫、八瀬童子と呼ばれ、長い歴史の中で、天皇の輿丁(輿の担ぎ手)として奉仕してきました。そのため、天皇家と関係が深いです。葵祭でも、輿丁の扮装で参加します。見出しの画像は、大正天皇崩御の頃、輿を担ぐ練習をしている八瀬童子です。画像出所:ウィキペディア

八瀬童子は、最澄が使役した鬼の子孫であると伝えられています。また、延暦寺座主が、冥府を往来する際、輿を担いでお供したとも伝えられています。さらには、不動明王に使える矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制多迦童子(せいたかどうじ)の子孫であるという説もあります。下の画像は、矜羯羅童子と制多迦童子です。画像出所:高野山霊宝館 http://www.reihokan.or.jp/syuzohin/hotoke/myo/hachi.html

矜羯羅童子

制多迦童子

八瀬遊園地
話は変わりますが、八瀬と言えば、八瀬遊園地が有名でした。しかし、20年ほど前に閉園になり、現在跡地はホテルになっています。子供のころ、夏にこの遊園地のプールに行くのが楽しみでした。少し寂しい気がします。下の画像は、在りし日の八瀬遊園地。画像出所:京都得々旅行情報http://kyotoreport.seesaa.net/article/120859075.html

八瀬遊園地


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