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AWSの高額請求に青ざめた話

どうもこんばんは。

スマホの機種変更をしたらMFA認証を再設定する必要があることを学んだホソダです。
事前にやっておかないといけないので気をつけましょう。

さて、今回は利用した分だけ請求が来るサービスに注意しましょうという話です。

家計簿から高額の通知に驚愕

休日に呑んで気持ちよく帰宅して、ふとスマホを見ると、
家計簿にしているMoneyForward からの通知。

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一瞬何かの間違いかと思った。
桁数を間違えたか、不正利用されたか、あるいは入金か(それはない)

たしかに勉強のためにAWSの様々なサービスに触れて、
一時的にインスタンスを立ち上げることはあった。
しかしながら、無駄な金は払うまいと全て消去したはずだ。
何か消し忘れた……?

心を落ち着かせるために冷蔵庫の水を飲んでからもう一度請求額を見る。
当然金額に変化はない。

AWSの管理画面から何が原因なのかを探した。

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DAXが原因だった。

しかも注意深く見ると6月7月と請求が来ている。

DAXとは
Amazon DynamoDB Accelerator (DAX) は、フルマネージド型高可用性インメモリキャッシュで、DynamoDB 用に特化しています。 1 秒あたりのリクエスト数が数百万件になる場合でも、ミリセカンドからマイクロセカンドへの最大 10 倍のパフォーマンス向上を実現します。
リアルタイム入札、ソーシャルゲーム、トレーディングアプリがユースケース。

要は、DBでは性能が足りない時に使うハイスペックな代物な訳です(雑)
ここでDAXの料金表を見てみましょう。

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東京リージョンでは1時間あたり0.322ドル??
1日で7.728ドル、1週間で54.1ドル。。
そりゃあ高額請求になるわけだ。

なぜDAXを消去しておらず、請求にここまで気づかなかったのか?

原因は2つ。
①コンソール画面から確認漏れ
DAXはDynamoDBの一部として表示される。

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私はDynamoDBのテーブルが削除されたことを確認して、
満足してしまったのではないかと推察している。
左下のDAXのダッシュボードを見ておけば削除を忘れることもなかっただろうに・・・。

②請求アラートの無視
リソースの削除を忘れても対処できるようにAWSには請求アラートという機能がある。
レインボーブリッジが点灯する東京アラートとは訳が違う。
金額が〜ドルを超過したら指定のメールアドレスに通知が来るような設定だ。
実際、それらしきメールは来ていたが、英語だし、他のAWSアカウントと判別しづらいしということでスルーしてしまったようだ。
本件とは別で、無料のサービスが無料の枠を超過しそうな時に注意メールが届くのだけれど、それと勘違いしやすい。

神対応!AWSサポートとのやりとり

支払えないことはないけど支払いたくない私は、ダメ元でAWSサポートセンターへ問い合わせた。
非は自分にあること、勉強のために起動をしてリソース自体は使用していないこと等もはや反省文なのか懇願書なのかわからないサポートを申請した。

問い合わせたのはよいが、しばらく返事がなく、諦めかけていた3日後に連絡がきた。

「今回のご請求について減額またはご返金が可能かどうか確認させていただきたく存じます」

きたっ!まだ望みがある・・・!
サポート側から問われた質問に対していつも以上に丁寧に回答をして、その後の運命を託した。

そこから4日後・・・。

「返金、クレジットの付与による料金の相殺」

サポートからの回答を読んで今年最大の安堵をした。
ただし、注意点は今回限りであることだ。

本来なら支払うべき金額を免除してもらい、頭が上がらない。
一般的なサポートからは欲しい回答がもらえない印象があったので(あくまで個人の感想です)非常に手厚くサポートしていただいた。

反省〜俺みたいになるな!!〜

ここまでの話でいくつか皆さんにも気をつけていただきたい点を共有。

・AWSのリソースの削除を忘れないように
使い終わったらすぐに忘れないうちに削除しましょう。
ダブルチェックや翌日に再確認をするなどして、ミスがあっても傷口が広がらないようにしよう。

・AWSからのメールは内容を要確認
まずはアラートの設定をすること。
そして、「なんかメールきた。まぁ大丈夫だろう。」ではなく、
「これは何に関するメールで、気をつけることは〇〇だ。」まで意識する。
要は、ちゃんと設定してちゃんとメール読め(笑)

・料金が想定より超過していた場合はすぐに確認
おかしいと思ったらすぐに確認するようにしましょう。
料金が発生している意識はあるけれど、放置するのはよくない。

AWSのリソースの削除忘れによる高額請求について書いてきたが、
今回の対応が皆さんにも同様になされるわけではないことをお伝えしておく。
あくまで特例で、本来は支払うべき費用ですから。

改めてAWSのサポートで対応してくださった方々には感謝しかありません。
今後は気をつけながらAWSの勉強を進めていこう。

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