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御柱(おんばしら)

2013年10月撮影。

めどでこの付いた上社の御柱(展示)
木落し坂下から

御柱(おんばしら)、長野県諏訪地方で行われる寅年と申年に行われる祭り。
正式名称は式年造営御柱大祭(しきねんぞうえいみはしらたいさい)。
諏訪の四社(諏訪大社上社前宮、本宮、下社春宮、秋宮)を中心に行われるが、周囲の神社でも時期をずらして行わる。
また、街中の祠などにも小さな御柱が建てられる。

写真の御柱は以前、上社前宮に建てられたものを、上社の木落とし坂上に展示しているもの。(長野県茅野市宮川)

上社の御柱には写真のように角のような「めどでこ」がついている。
下社の御柱にはめどでこはない。
八ヶ岳山中から切り出されたモミの木が御柱となり諏訪大社まで人力で曳行
される。
曳行の際は御柱とめどでこに氏子が乗る。
上社御柱の見どころは、曳行途中にかぎ型の道ををうまく通り抜けること、そして、この木落坂を下ること、川渡し(下社にはない)、そして社殿周りに建てる建御柱。
木落坂では御柱、めどでこに氏子が乗ったまま坂を下る。

下社の木落しばかりが豪快で注目されがちだが、こちらの木落しもなかなか見ごたえがある。
運が良ければ中央線の電車内からも見えることもある。

次の御柱は4年後。