2023年7月27日、木曜日

35度越えの猛暑が続いていた7月27日。この日も最高気温は36.2度を観測しました。そんな中、経験豊富なベテラン4人の少数精鋭で、森の整備を行いました。

一日の作業の様子

午前中は森の全体像の把握と今後の作戦会議をするため、森の様子を観察しました。苔蒸す切り株や、新しく生えてきた新芽たち、土の乾き具合や湿り具合、一つ一つの森の変化を丁寧にチェックしながら、今までの造作箇所がどのように変化しているのかを把握してゆきます。

木こりのずーやんから、先日坂田さんが調査してくれた森の様子もフィードバックしてもらいながら、森が教えてくれる様々な情報を元に、これからどう変化させればよいのかを定めていきます。

作戦会議の結果「森の入口の斜面」が今は最も手を入れたいエリアだ！という事になりました。

午後からは早速「森の入口の斜面」のお手入れを始めました。他のエリアと比べてもかなり急な斜面で、さらに土がカラカラで、一歩進むたびにどんどん崩れていきます。立っているだけでもやっとのなかなかな難所です。

今までほとんど手を入れた事の無いエリアのため、かなりの量の笹や下草が生えていたため、まずは笹と下草を刈ります。次に斜面に大きな座を数か所切って、炭をまき杭を打っていきます。その後、枝や葉っぱを集めてしがらみを作りました。

難所にも関わらず、流石の精鋭メンバー、あっという間に斜面に光と風が差し、美しいしがらみが完成しました。

参加者ふりかえり

作業を終えて一日を振り返り、今日の感想を分かち合いました。

あきちゃん
奥までいって帰ってくると急に土の感じが乾燥しているというのをあらためて実感した。いつも奥をやりたがるけど一番手前ははじめて手を入れた。人が多すぎると崩れやすいところは入れないので、今日のエリアを少数精鋭で手を入れられてよかった。とにかく楽しかったです。

みどりん
午前中は坂田さんのレクチャーで、水分があるところにはある、というのも今ならよくわかる。最初の頃だとただあしがかりをつくってそれだけでも情報量が多いので、初めて来た人にどこから伝えるのか、あしがかりひとつ作ることだけでも難しい。山への入り方などの伝え方も難しい。みんなやる気満々で来るからどのように伝えていけばいいのか、という事を考えていた。会を維持していくというのは大変なんだと感じた。

ずーやん
そこまで移動距離がなくある意味狭いエリアでの作業だったが、角度があったのでふくらはぎが張っている。今日やった手入れがどうなるのか半分確信が持てないが、今日はベテラン揃いだったのである種気楽にできた。ユウキくんがここまで疲れている姿を見たのは初めてくらいだったので、やはり暑さがこたえるなと感じた。

ユウキ
久しぶりに森に入って、今まで奥の方をやっていたが手前が気になると思っていた。奥のエリアよりもかなり難易度が高くて驚いた。このメンバーだったからハードでエリアも広めに対応できた。細かい説明をしなくても役割分担ができていた。暑さがあったから午後からの作業だったが結構バテてしまった。今後、暑さや難易度ふくめ、慣れない人がいる時の対策は検討する必要があると感じた。それくらい今日はガッツリ作業ができてよかった。

主催者ふりかえり

運営体制が変わり2回目の開催でしたが、経験値豊富なメンバーでの作業だったので、難易度の高い箇所についても良い手入れができました。様々な経験値の参加者さんが入り混じった時に、置いてけぼりにならないように、上手く作業を割り振る必要があるな、と改めて感じました。

また、昨今の地球温暖化の影響で猛暑日が続いています。7月12日には、八王子市は今年最高39.1度を記録しています。参加者さんの水分補給や熱中症対策を十分に行いながら、今後の会を運営していかなければと思っております。今後とも皆様のお力を必要としておりますので、何卒よろしくお願いいたします。

今後の活動予定・参加申し込み

今年の年間活動期間は2023年7月から2024年6月末です。年度内で最初に参加する際に、年会費（または単日参加費）をお納め下さいますよう、お願い致します。

◎ 8月〜10月のホタルの会イベント予定は以下の通りです。

8/20（日）
9/2（土)
9/28（木）
10/9（月祝）
10/26(木)

一人でも多くの方のご参加を心よりお待ちしております。
参加申し込みは下記よりお願い致します。
https://forms.gle/raVAyNyFZN5xQhGz6

協力感謝

『枯れ沢復活＆ホタルを飛ばす会』は、任意団体です。
公益社団法人 国土緑化推進機構様による緑の募金事業の支援を受けています。

一般財団法人セブンｰイレブン記念財団様の〝環境市民活動助成〟を受けています。

支援ありがとうございます。