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青春18きっぷの旅 2024年4月 大阪~神戸~高松~徳島

こんにちは。旅行の趣旨が想い出探しになって来た、アラ還18きっぱーのホタテマンです。

さて、今回は関西と四国の東側。2泊3日の弾丸旅行。2泊ともフェリーにしたので効率性は高かったが、弾丸は弾丸である。そして今回は前回の北九州旅行の時に同行してくれたご近所の仲良しパパ友との二人旅。連れが居ると悪乗りしそうになるので、色々と自制しながらの旅となった。

今回のコースはこんな感じ。

久里浜~大船~熱海~清水~浜松~大垣~米原~大阪~三ノ宮~高松~徳島~有明~東京~赤羽~新宿~逗子~久里浜

それでは細かく見て行こう。

いつもの久里浜始発に乗る。

時刻表

あれ?4:31発の始発列車が2番線になっている。そして、そこに居るのはE235系。前回、3月31日の18きっぷ旅行の時の始発はまだ1番線からE217系だった。てっきり3月16日のダイヤ改正後だったのでそのまま行くのかなと思っていたが、もしかしたらダイヤとは別に運用車両の変更は4月1日に行われたのかも知れない。とは言っても、E217系はまだ現役なので完全消滅まではしばらく時間はあるだろう。しかしながら、あの始発の大先輩に乗るのが好きだったのだが。。。

1本目 横須賀線 東京行(久里浜 04:31 → 大船 05:04)E235系

E235系

大船到着。少し眠いが心はウキウキ!

駅名標

そして、東海道本線に乗り換え。

駅名標


2本目 東海道本線 熱海行(大船 05:10 → 熱海 06:16)E231系

E231系

特に混雑もなく、スカスカの車内でゆったりしながら熱海到着。ここからはJR東海の縄張り。乗り継ぎ時間2分でホーム反対側の211系に乗り込む。

駅名標 まだグリーン


3本目 東海道本線 島田行(熱海 06:18 → 清水 07:21)211系

211系

そろそろお腹が空いて来たし、早い店は開店しだすので朝食にする。前回の北九州旅行の時は静岡駅構内(ホーム内)の富士見そばだったが、今回は清水で一旦降りて、いい所に同行者を連れて行くことにする。

清水駅到着
駅名標 オレンジ色
清水駅はエスパルス一色

向かった先は駅から徒歩5分の所にある清水魚市場内の「河岸食堂どんぶり君」。ここは観光客向けと言うよりは市場の仲買業者向け。店の雰囲気にお洒落感はないが、魚のプロ相手なので味は確実。前回お邪魔した際はアジの開き定食にしたが、今回はアジフライ定食をトライ。

前回訪問時の記事はこちら。


到着。

入口
アジフライ定食

今回もまぁ、予想の上を行くクオリティー。アジが新鮮で身はフワフワ。小鉢も沢山でごはんは普通に大盛。喉も乾いていたので朝ビールを頂戴する。旅の始まりにはもってこいの内容である。

駅に戻る途中で遭遇したカワイイ柄のユンボ。

アミメキリン?


清水駅に戻り電車を待っていると入線して来たのがこちら。

4本目 東海道本線 浜松行(清水 08:13 → 浜松 09:42)313系

313系8000番台

何と元特急の8000番台ではないですか。しかも一気に浜松まで行ってくれるやつ。静岡では大勢が降りたので直ぐに座れて超ラッキー。お尻に優しい8000番台は大好きである。

浜松到着。次の電車に乗り継ぐ。

5本目 東海道本線 新快速大垣行(浜松 08:44 → 大垣 11:47)313系

313系5000番台

な・な・何と浜松で待っていたのが新快速の大垣行き。しかも5000番台のクロスシート。いつもは豊橋まで一旦乗り継いでからの新快速。急いで席取りをして後は大垣まで連れて行ってもらうのみ。

豊橋の駅名標 さようなら、ポンポコラーメン
岡崎の駅名標
名古屋の駅名標 さようなら、きしめん
岐阜の駅名標


大垣到着。いいペースである。

駅名標
時刻標

さあ、これにてJR東海ラストラン。

6本目 東海道本線 米原行(大垣 12:11 → 米原 12:46)313系

313系

大垣~米原間は座れなかったが30分程度だったので良いストレッチングになった。東海道本線の中では比較的長閑な車窓風景であり、私は好きだ。標高も高く、関ヶ原辺りは冬の間はいつも雪が降っている。

関ヶ原の駅名標 歴史好きには人気の駅

米原到着。これにてJR東海エリア終了。

313系

ここからはJR西日本の縄張り。駅名標もJR東海のオレンジからJR西日本のブルーに変わる。

駅名標

米原からは琵琶湖の東側を北上していく北陸本線が始まる。特急しらさぎは名古屋から東海道本線を通り、ここ米原で北陸本線に入り敦賀まで行く。


7本目 琵琶湖線 新快速姫路行(米原 12:50 → 大阪 14:13)223系

223系

223系もクロスシート。列車後方は混んでいるが前に移動すれば空いているのを知っているので一番前まで移動して無事席を確保。新快速は草津までは複線だが、草津を過ぎると複複線になり物凄い勢いで姫路までふっ飛んで行く。残念なのは琵琶湖線からだと大津でチョロっと見える以外は琵琶湖はほとんど見えないこと。この点では湖西線の方が断然有利である。

一時間ちょっとで大阪到着。前回は架線トラブルの影響で琵琶湖線が運転を見合わせてしまったので、米原~大阪間を新幹線課金しての移動となった。しかし、今回は途中の山崎でサントリーの蒸留所が見えたりして、同行者は大変喜んでいた。

前回の旅行記はこちら。


大阪到着。

223系
駅名標

大阪駅は既に10年以上経っているが、大開発プロジェクトが2011年に完了している。詳細はこちらを参照願いたい。

このプロジェクト以降に大阪駅近辺(梅田・北 エリア)を歩くのは初めて。事前情報は入手していたが、実際に行ってみると物凄い駅になっていた。

エキドンキ
中央北口?
阪急 大阪梅田駅連絡口 後ろに見えるのはHEP FIVE観覧車


阪急 大阪梅田駅構内到着。この駅は頭端式10面9線の高架駅。バカでかいのだが、とてもシンプルな構造である。その理由はここから阪急の3大主要路線である神戸線・宝塚線・京都線が出ており、1番線からきっちり3線づつ3路線が乗り入れている。同じ駅だが3路線があまりにもはっきりと独立しているので時刻掲示板も3路線ごと別々に設置されている。しかも理由は不明だが3路線ほぼ同時発車なので見応えもある。

我々が向かうのは十三。梅田の次々の駅で淀川を渡った先にある街。3路線全て停まるので今回の旅で一番縁が薄い京都線で行くことにする。

横に9線続く頭端駅




8本目 阪急京都線 高槻市行(大阪梅田 14:52 → 十三 14:55)1300系

十三到着。

駅名標
改札口

十三は大阪に幾つかある立ち呑み聖地のひとつ。前回は通天閣がある新世界エリアを攻めたので今回は十三に照準を当ててみた。余談だが、次回は天満か京橋辺りを攻めてみたい。

今回お邪魔したのは「立ち呑み庶民 十三店」。この手の店にしては外装・内装共にとても綺麗で、店員さんも愛想が良くとても素敵な店。

入口

酎ハイが250円なのでこちらを注文。喉が渇いていたのでグビグビ行ってしまい、結果的に店を出るまでに4杯飲んでしまった。

酎ハイ

頂いた肴はこちら。

〆鯖(このサバは輸入もののタイセイヨウサバだと思う)
左からガツ刺し、赤貝、牛タタキ

食いしん坊なのでいつも写真は食べ出してから気付く。大阪では酒が安いのは当たり前。肴も旨くないと生き残れないのでこちらの肴は全て超美味。値段も安くお会計は一人2000円以下だった。

一時間程の滞在にて店を出る。少し商店街を散策してみる。

駅前商店街
十三 トミータウン

ハシゴしてもう一件行きたかったが、体力との相談で神戸に移動することに。大阪に戻り18きっぷを使って神戸線で移動するのが安上がりなのだが、折角なので阪急で神戸三宮に向かう。

9本目 阪急神戸線特急 新開地行(十三 16:43 → 神戸三宮 17:08)8000系

神戸三宮到着。

8000系
時刻表掲示板

余談だが、三宮駅の表記がバラバラでとても難しい。JRは「三ノ宮」、阪急と阪神は「神戸三宮」。しかし駅はJRの南北2つに分かれている。市営地下鉄西神・山手線とポートライナーはシンプルに「三宮」。そして市営地下鉄湾岸線は「三宮・花時計前」。お互い近くにあるが、各駅自体は全て独立している。

今回の神戸訪問は初めて訪問する同行者の意向を汲んだ形である。実は私、神戸の土地勘が多少ある。父が神戸出身で今はもう身近な親戚は居ないが、祖父母が西宮の甲陽園に住んでいたので幼少のころから頻繁に訪問していた。実家の墓も鵯越にある神戸市営墓地にあり、亡き父はそこに眠っている。学生のころは祖父母の家から毎日通って神戸のポートピア博覧会で夏休みにバイトしていた。そんな神戸だが、だいぶ変わってしまったのでこの度ゆっくり見て周るのは私にとっても有益である。

先ずは荷物をロッカーに入れてサンチカからセンター街を通り、元町商店街を抜けて神戸駅まで散策する。

センター街に入ると先ず現れるのが神戸の洋菓子ブランド「モロゾフ」の神戸本店。

モロゾフ

続いて製パンブランドの「DONQ」三宮本店。

DONQ

更にセンター街を進むと現れるのが明石焼きの「たちばな」。ここに入り、連れに初めての明石焼きを体験してもらう。

「たちばな」センター街店

これで2人前。この玉子焼きのようなたこ焼き(明石焼き)をミツバを刻んで浮かべた出汁に漬けて食べるのだが、これがお上品な味わいでとっても美味。私の好物である。勿論、お供にはビールを頂く。

明石焼き

神戸(明石)のソールフードも堪能できたので散策を再開する。たちばなを出て少しするとセンター街は終わり。鯉川筋を左折して大丸方面に少し行くとセンター街の続きのように今度は神戸元町商店街が始まる。途中、精肉店の森谷にて有名なコロッケを購入しようと思ったが、いつも通り行列が出来ていたのでこちらはパス。斜め向かいにある大丸百貨店を外から見上げて元町商店街に入って行く。

大丸百貨店

元町商店街に入って直ぐの所に現れるのがドイツ菓子の老舗ブランド「ユーハイム本店」。私は高校生の頃、神奈川県の川崎市にあるユーハイムの工場でバイトをしていたので今でも社歌が歌えるなど、身近な洋菓子ブランドである。

ユーハイム本店

ユーハイムを過ぎると左手に南京町が現れるのでそちらにそれて散策を続ける。

南京北路

ここには超人気の元祖豚饅頭の店、「老祥記」があり豚まんの買い食いをとも思ったが、長蛇の列に断念。その少し先にある「ぎょうざ大学」は昼の営業のみなのでこちらも利用不可、雑貨屋で一つ安価な土産を購入。詳細は追って紹介する。

元町商店街に戻り、更に神戸駅方面に進むと今度は「神戸風月堂 元町本店」が現れる。残念ながらこの日は閉店していた。

元町商店街も進んで行くと徐々に活気がなくなって行く。そして商店街を抜けるとぶつかるのがハーバーロード。女子とのデートであれば素敵な夜景が見れるハーバーランド方面に下っていくのだが、アラフィフオヤジとでは興も乗らず、そのまま神戸駅に向かう。

神戸駅 駅舎

神戸駅はレトロな感じで私は好きだが、商業の中心は三宮に移ってしまっている。しかし、現在でも東海道本線の終点であるように、その昔は神戸の中心的機能を担っていたものと思われる。東京駅からここ神戸駅までの距離は589.5km。そしてここから先、門司駅までの534.4kmが山陽本線である。

疲れたので三ノ宮駅までは18きっぷを使って2駅戻る。

10本目 神戸線快速 米原行(神戸 18:49 → 三ノ宮 18:53)221系

そして晩飯はこちら。

元祖ぼっかけまぜそば「神戸灘八」

同行者にとって、神戸のぼっかけまぜそばも初体験。私が注文したのはシンプルにこちら。

ぼっかけまぜそば

中華麺の上にはネギ、海苔、牛スジ、揚げ玉と卵黄。そして麺の下には濃厚な牛スジの煮汁があり、ぐちゃぐちゃに混ぜて食べる。麺の後残った汁にライスを入れて、更に出汁を茶漬けのように掛けて〆るのが灘八スタイル。

流石に満腹となり、始発電車からの旅の疲れもピークに達していたので直ぐ隣のネカフェで3時間程仮眠を取ることに。実は50代のオヤジ二人ともこれがネカフェ初体験。入って個室をお願いしたら、受付けの若い女性が最初カップル室を進めて来たので固くお断りし、各々一人用の個室をお願いした。内容的にはフリードリンクバーとソフトクリームの機械があり、飲み物には困らなかった。他には勿論漫画が大量に置いてあり、個室にはネット環境が準備されている。特に見るものもなかったのでユーチューブを一本見ながら、直ぐに寝てしまった。出る時に少し施設を探索してみたところ、シャワー室や洗濯室等もあり、ここで生活している人も居るのだろうと想像できた。

時刻は既に23時過ぎ。これから神戸三宮フェリーターミナルまで徒歩で移動し、ジャンボフェリーの深夜便にて四国は香川県の高松に移動する予定。前回、逆ルートの時はバスでフェリーターミナルから三ノ宮駅まで移動したが、今回は駅から港まで緩い下りであり、深夜ではあるが綺麗に整備されたフラワーロードをゆっくり下っていく。その前にロッカーに入れてある荷物をゲットしたのだが、23時過ぎの三ノ宮駅周辺は金曜日と言うこともあり、飲み会を終えた大勢の若者が最終電車に乗る為に三ノ宮駅に流れ込んでくる。そんな若者を横目にオヤジ二人は全く場違いでお洒落なフラワーロードを歩いて行く。暗かったが街灯なども工夫されており、とても素敵な徒歩移動となった。

阪神高速の湾岸線を潜ると神戸税関の本関が有ったりと、一気に港ムードが盛り上がってくる。そして看板の指示通り歩いて行くと、三ノ宮駅から20分程でジャンボフェリーの神戸三宮フェリーターミナルに到着。

ターミナル展望台から見えるジャンボフェリー「りつりん2」
待合室

この埠頭からは宮崎カーフェリーも出航しており、この時間帯は影も形もないが、長い搭乗用ブリッジが確認できる。我々はのびのび席を予約してあったので急いで並ぶ必要なし。余裕でゆっくり待合室にて待機。

余談だが、大阪同様、神戸からも沢山のフェリーが運航している。この神戸三宮フェリーターミナルからは今から乗船するジャンボフェリーと前述の宮崎カーフェリー、そして対面の神戸ポートターミナルには色んな国の客船が接岸する。少し東に行った所にある六甲アイランドの神戸六甲港からは「さんふらわあ」の大分行、阪九フェリーの新門司行、そしてオレンジフェリーが愛媛県の新居浜行を運航している。いつの日か、全ての航路を制覇したいものである。

またその昔、伯母が生前に神戸フェリーセンターで働いていたので幼少の頃、良く職場に遊びに行ったものである。当時はまだポートアイランドや六甲アイランドは無く、明石海峡大橋や瀬戸大橋、しまなみ海道も無かったので四国へは基本フェリーのみであった。よって、四国の人が大阪を目指す際は徳島から南海フェリーで和歌山に渡るか、香川や愛媛から神戸に渡るのが一般的。勿論、徒歩の人は広島、尾道、岡山、明石に渡って国鉄や新幹線と言う手段も多かったと思う。当時のフェリーターミナルは魚崎・青木・深江辺りにあり、丁度阪神淡路大震災の時に阪神高速が横向きに倒れた辺りである。あの衝撃的な映像は今でも多くの人の心に残っていることだろう。

閑話休題

時間になったので搭乗開始。

ジャンボフェリーの搭乗ブリッジを渡る乗客
ジャンボフェリーから見たターミナル 右に見えるのが宮崎カーフェリー用搭乗ブリッジ


11本目 ジャンボフェリー 高松行(神戸 01:00 → 高松 05:15)りつりん2

私はファンネルが好き
神戸の夜景

この便は我々にとっての移動手段でありながら、同時に宿泊施設でもあるのに移動時間が4時間しかないので、ガッツリ寝るなら1分も無駄にできない中、明石海峡大橋が見たかったので出港1時間後の午前2時頃にデッキに出て撮影。そしたら深夜を過ぎているせいなのかライトアップが落ちていて、単なる黒い巨大な構造物だった。睡眠を犠牲にしたのにとても残念。

明石海峡大橋

悔しいのでやけ食いに走ってしまい船内でうどんを注文。後から写真があることに気付いたが、寝不足で思考停止状態だったのか券売機にあるうどんのメニューの中から「島うどん」なるものをチョイス。食券を渡して出て来たのがこちら。

島うどん

何と「島うどん」とはかけうどんに小豆島の島醤油を使ったせんべいが4枚乗っている物。お茶漬けに入っているおかきのようなものである。炭水化物に炭水化物を併せる、いかにも関西風のメニューだが最初の一枚はパリパリで、徐々に汁を吸いこみ最後の1枚はフニャフニャと言った具合でとても面白い食感である。つゆは関西風で麺は讃岐風、とても美味しかった。


05:15高松港到着。

12本目 ジャンボフェリー無料送迎バス (高松港 05:15 → 高松駅 05:30)

高松港バス乗り場
カワイイ高松駅

高松からは特急列車に乗るのだが、出発までまだ3時間ある。高松城跡の玉藻公園はまだ開園していないので、琴電で一駅移動することに。始発が06:00なのでそれまで琴電の高松築港駅を散策してみる。

駅舎
改札口

高松築港駅の一部は高松城の石垣だったり堀だったりする。因みにこの堀の水は海水。海側の堀にはスズキやクロダイなどの海水魚が居るらしい。

堀と石垣

今回が初琴電だが、琴電では古い京急の車両が使われているのを知っている。案の定、旧京急車両が居た。

1200形 京急旧700形

京急で育った自分としてはあまりにも懐かしい車両である。旧友に再会したような感覚に囚われる。昔、一度は絶対京急時代に乗ったことがあると思うが立証方法はない。

昭和46年川崎重工製 京急ファインテクは自宅から歩いて行ける距離にある京急の整備基地

あぁ、真ん中の穴が懐かしい。昔は運転手さんがポケットから懐中時計を取り出してここにセットしいていたのがあまりにもカッコ良く憧れの眼差しで見ていたものである。 

運転席

始発電車が入線してきた。

1080形 京急旧1000形
昭和34年東急車両製 京急車両の昭和63年改造は多分空調設備の増設


13本目 琴電琴平線 琴電琴平行(高松築港 06:00 → 片原町 06:02)1080形

片原町
改札口
駅名看板

琴電の軌間は京急と同じ1,435㎜の標準軌。このことから京急の車両と琴電は親和性が高い。

線路

片原町に来た理由はこちら

日帰り温泉がある四国高松温泉 ニューグランデ みまつ

温泉に入って疲れを取りたくて訪問。朝6時からやっているのでとても好都合であり、入浴料も500円と良心的。一息つくことが出来た。

気持ち良いお風呂に入り、高松駅に戻る。

駅前商店街
1080形が目の前を通過
片原町駅に入線する1080形

この電車はやり過ごし次の電車を待つのだが、この時間帯の琴電は朝の通勤ラッシュ時の為、数分毎に電車が来る過密スケジュール。


14本目 琴電琴平線 高松築港行(片原町 06:57 → 高松築港 06:59)1200形

1200形 京急旧700形

高松築港到着

駅舎全景

玉藻公園は開園していたが、時間が無かったので外の写真のみ。

高松城跡

特急列車の時間まで、まだ少しあるので朝食とする。香川と言えばこれ!

讃岐うどん「めりけんや」

高松駅前にあり、朝7時から営業しているうどん屋さん。

かけうどんとちくわ天

私は小にしたが、普通のうどんの量である。連れは大を頼んでいた。お味の方は旨いの一言。他にも有名店が沢山あるのだが、今回のスケジュールだとここしか行けなかった。いつかうどん食い倒れ旅行でもしてみたいものである。

そろそろ高松駅構内に向かうこととする。

親切な青鬼くん

桃太郎に出てくる鬼ヶ島のモデルは瀬戸内海に浮かぶ香川県高松市の女木島だと言われている。岡山駅前には桃太郎が居るが、高松にはこのような可愛らしい青鬼くんが居る。

明るくなってからの高松駅舎 やっぱりカワイイ

高松からは特急「うずしお」で徳島に移動。特急指定席券は事前にe5489のサイトから購入済みなので発券のみ。乗車券は別途券売機で購入。

特急券と乗車券

高松駅はターミナル駅で頭端型なので入線してくる列車を見るだけでも楽しい。特にこの時間帯はヤツが居るはずである。

やはり居た!!

サンライズ瀬戸
サンライズ瀬戸
サンライズ瀬戸とマリンライナー

マリンライナーは高松駅と岡山を結ぶ快速列車。

このサンライズ瀬戸は琴平駅まで臨時延長運転するようで、高松で降りなかった客を乗せ、琴平に向けて出発して行った。

こちらは8000系。多分、予讃線を走る特急電車。

8000系
1500型気動車と7200系電車
高徳線から来た1500型気動車

香川県らしいオリーブの木。

鉢植えのオリーブ
興味深いホームのレイアウト


15本目 高徳線 特急うずしお5号 徳島行(高松 08:24 → 徳島 09:37)2600系

さぁ、いよいよ特急気動車の「うずしお」だ! 徳島から来た「うずしお」が3番線に入線。

うずしお4号 5両編成

高松で後方の3両は切り離し。

貫通扉の切り離し完了
連結器の切り離し完了
3両は車庫へ
ドリンクとツマミと南京町で購入したピータン
ピータンの剥き身

非電化単線の高徳線は長閑な車窓風景が続く素敵な路線。徳島駅の手前で吉野川を渡り、約1時間13分かけて到着。ここも車両基地があったり、駅の裏には徳島城跡があったりしてじっくり見たかったのだが、徳島港で乗るフェリーの連絡バスが40分後で、しかも徳島ラーメンが食べたかったのであまり時間を掛けずにラーメン屋に向かう。

徳島駅到着
車両基地
4番線に入線中の車両は牟岐線にて阿波海南に行く1500型気動車
駅名標 JR四国はライトブルー
改札口
駅舎

駅前の雰囲気は高松より徳島の方が断然活性化しているように見受けられたが、両市の人口は高松の方が10万人以上多いのでびっくり。

そしてお目当ての徳島ラーメン 麺王。10時オープンでバスは10:20出発。予定では一番に入店し、5分でラーメンが出て来て10分掛けて堪能する計画だった。しかし、実際はオープン直後が影響したのか、一番入店に成功するも、注文してからラーメンが出てくるまで10分、5分で完食となった。連れは独特だが旨い徳島ラーメンに感動していたが、替え玉まだ頼んでいたのでもう少し味わいたかったとぼやいていた。

徳島ラーメン 麺王 徳島駅前本店

注文したのはシンプルに徳島ラーメン。豚骨醤油だが甘辛く煮込んだ豚バラ肉のおかげで、独特の旨味が出ている。これに生卵を乗せて全体的に味を柔らかくさせるのが特徴。麺は中細のストレート。時間があれば替え玉やライスを入れて最後の一滴まで楽しみたかったが、最後にスープを胃袋へ流し込んで終了。

基本の徳島ラーメン

食べ終えたらバスターミナルにダッシュ!無事10:20発のバスに乗れた。

16本目 徳島バス フェリーターミナル行(徳島駅 10:20 → 徳島港 10:40)

無事、フェリーターミナルに到着

ここはオーシャン東九フェリー 徳島港ターミナル。丁度昨年の5月に実施した原付2種 四国~九州ツーリングの際に上陸した場所。あの時は小雨模様だったが、今回は晴天。これからフェリーの搭乗手続きをして乗船する。


17本目 オーシャン東九フェリー 東京行(徳島港 11:20 → 有明港 06:00)

大分疲れも溜まっているので、東京までの18時間40分の船旅は完全に自堕落になるだろう。

フェリーどうご
搭乗ブリッジから
乗船
フェリーから見たターミナル
出港

出港後1時間でいきなり姉妹船「フェリーびざん」との反航。因みに、オーシャン東九フェリーは東京の有明とこの徳島港、そして北九州の新門司港を結ぶ航路で、4隻のフェリーで運営している。どれも四国の4つの県にある有名な地名から名付けられており、船体のラインの色が違うだけ。今回乗船した「フェリーどうご」はご存知、愛媛県松山にある道後温泉からであり、ラインカラーはオレンジ。前回乗船し、今まさに反航する「フェリーびざん」は徳島県の徳島市が一望できる超有名な山「眉山」で、ラインカラーはブルー。後の2隻はラインカラーがライムグリーンの「フェリーりつりん」。栗林公園は香川県高松市にあり、国の特別名勝に指定されている大名庭園。最後がラインカラーがレッドの「フェリーしまんと」。こちらもご存知、高知県が誇る四国最大且つ、日本三大清流の一つである四万十川のこと。

反航する「フェリーびざん」

乗船後は先ずはキャビンに行き荷物を降ろす。そして着替えを持ってお風呂へ。入浴後は自販機のフードコーナーがある「オーシャンプラザ」に行き、徳島駅前のコンビニで購入したブラックニッカとツマミに加え、自販機で購入したごはんを食べながら飲み会開始。因みに、オーシャン東九フェリーにはレストランが無い。代わりにレンチン物が充実しており、電子レンジも4種類あり、その他食事に必要なありとあらゆるものが自由に使える。更に、有人の売店もちゃんとあり、土産ものやその他飲食類も購入できるのでご心配なく。無いのはレストランだけと考えてもらって問題ない。

ネカフェやジャンボフェリーで仮眠はとったが、やはり寝不足であることは否めない。14時過ぎには連れがギブアップと言うことなので飲み会は一旦終了。キャビンに戻って寝ることにする。

私は16時頃に一旦起き、連れの様子を伺うと爆睡していたのでブラックニッカを持って一人オーシャンプラザへ。徳島ラーメンのカップ麺が売ってたので食べてからまたニッカのオジサンとの逢引タイムである。2時間程ダラダラ飲んだ後、再度キャビンで休憩。その2時間後の20時頃に連れが起きて来たので今度は二人でオーシャンプラザに行き、ニッカのオジサンとの三者面談再会である。2時間もするとウヰスキーボトルは空になり、飲み物は自販機の缶酎ハイにシフト。何本か空けたのち、23時8分頃に連れが自販機に買いに行くとアルコール類は全て23時にて販売終了。致し方なく、二人ともキャビンに戻って寝ることに。そのまま翌朝5時半の艦内アナウンスまで爆睡してしまった。

やはり予想通り、電波も届かない洋上ではデジタルデトックスとなり、風呂~飯~酒~寝るの超自堕落サイクルを数回転させたら目的地に着いていた。これが私流長距離フェリーの過ごし方である。

顔を洗い、身支度を整え、下船準備の為にオーシャンプラザに行くと、本船は既に東京ゲートブリッジを通過していた。そして天候は雨。

雨の東京ケートブリッジ
間もなく接岸
間もなく下船
「フェリーどうご」お疲れ様&ありがとう

有明フェリーターミナル(FT)からはJRバスで東京駅に移動。途中停車はビッグサイトと国際展示場駅のみ。


18本目 JRバス 東京駅行 (有明FT 06:15 → 東京駅 06:50)

FTから乗車

JRバス関東のリムジンバス。先日、余目~新庄間の代行バスや軽井沢~横川間で乗ったのと同じタイプ。乗り心地は抜群である。

バスはFTを出ると先ずはビッグサイトに停車。次にりんかい線の国際展示場駅に停車し、次は終点東京駅日本橋口である。途中、豊洲の魚市場や豊洲 千客万来の横を通りつつ、築地大橋を通って現在工事中の築地市場の跡地の所を右折し、築地本願寺の横を通過しつつ茅場町の所で左折して東京駅の北口になる日本橋口に到着。

東京駅日本橋口にてバスを降りる

東京駅には最近ちょくちょく来ているのだが、大概が駅構内の乗り換えのみであまり外に出ないことから、日本橋口なるものの存在は今回知った。このまま帰宅しても良かったのだが、今は日曜日の午前7時。直帰には少し勿体ない気がするので連れに聞いてみた所、東京の立ち飲み事情を調査したいとのことだったのでJRで赤羽に行くことに。だがその前に朝食である。狙った店はこちら。

そばいち グランスタ東京

駅構内にあるとてもお洒落なそば屋さん。朝定があったので迷わずそちらを注文。

ハーフそばと半熟卵、納豆にライスにネギ沢山の朝定セット

完璧である。そばは普通サイズでも良かった程、旨かった。麺は細目でつゆは優しめの関東風。最近このタイプのつゆが主流のようである。

それでは赤羽に向かいましょう。

19本目 上野東京ライン 籠原行 (東京 07:27 → 赤羽 07:42) E231系

E231系

赤羽到着。

駅舎

流石の赤羽も、日曜日の午前8時では人通りもまばらで、至る所に昨晩の痕跡が残っている。そして我々が目指す立ち飲み屋もこの時間から空いている店はそれほど多くない。そして、向かった店がこちら。

桜商店

季節がら店名はバッチリ。店内にはベトナム系と思われる男女各1名の従業員が居て、女性がキッチン、男性が接客を行っていた。客は夜勤明けと思われる男性2名。何やら格闘技の話をしている。それと少ししてからぎりぎりホームレスではない感じの中年男性。この店はキャッシュ・オン・デリバリーなので小銭をかき集めながら酒や肴を注文していた。我々も早速、酒と肴を注文。

酎ハイ
厚揚げとハムカツとレバテキ

肴はお手頃で旨いのだが、酒の値段が少し高く感じた。それとしばらくすると缶酎ハイ片手に完全に出来上がった爺さんが店に入って来て、定員さんに速攻で背中を押されて店から出されてた。それから間もなく、表の通りに停車してあった白ナンバーの観光バスはパトカーに移動するようにスピーカー越しに指示されていた。このような状況を見ながら連れは赤羽のカオス感を少しは肌で感じることが出来たのではないだろうか。

赤羽は早々に退散し、新宿にある私の好きな立ち飲み屋に移動。


20本目 埼京線 新宿行 (赤羽 08:57 →新宿 09:12) E233系

E233系

新宿駅の手前で並走する特急あずさと山の手線が乗っていた埼京線と同時に停車。車掌さんの説明だと新宿駅のホームのSOSボタンが押されたとのこと。トイレに行きたかったので一瞬ビビったが、2分後には運転再開。

あずさと山の手線が同時停車

新宿到着。新宿にはちょくちょく来るが、南口から出るのは初めて。甲州街道を挟んで両側に改札口がある。随分変わってしまった。小田急は再開発中なので新宿駅も横浜駅同様、サグラダ・ファミリア状態である。


想い出横丁にある立ち呑み「晩杯屋」。埼京線の車窓からは確認できたのだが、駅からたどり着くには少々苦労した。

立ち呑み「晩杯屋」想い出横丁店

安定の旨い肴。私は酎ハイを5杯も飲んでしまった。

のどぐろ出汁の湯豆腐、納豆オムレツ、もつ煮、そしてコマイ
メダイの刺身

連れは北海道出身なのでコマイは慣れ親しんだ食材。しかし彼の幼少の頃はカッチカチに干したものだったようで、一夜干し風は初めてだった模様。コマイの味の良さを再発見できたとのこと。納豆オムレツとのどぐろ出汁の湯豆腐は私のおすすめ。こちらも旨いと喜んでいた。メダイも食べたことないとのことだったが、安定の旨さである。

帰りに鶴見辺りをもう一件攻めたかったが、流石に飲み疲れてしまい、帰路に着く。


21本目 湘南新宿ライン 逗子行 (新宿 11:15 → 逗子 12:20) E231系

疲れたので帰りはグリーン車。連れは初めてとのことだったので、Suicaを使った券売機での購入方法を教え、新宿で大勢降りてくるグリーン車に乗り込み、無事席を確保。やはりグリーン車は楽である。

E231系 グリーン車


22本目 横須賀線 久里浜行 (逗子 12:35 → 久里浜 12:55) E235系

逗子からは久里浜までをピストン輸送する4両編成。日中はこのパターンが多い。そして、残念ながらグリーン車はなし。

久里浜到着。連れの奥方の運転する車で無事帰宅。

駅舎


今回の戦利品。

弁当とサンドは妻と娘用。フェリーどうごのティッシュは乗船時に無料配布。和三盆は高松の温泉で購入(職場用)。みたらしは大阪駅で購入。グミとすだちこしょうは徳島?高松?すだち酎もいっしょ。それと御船印2枚ゲット!

戦利品


最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。1万3千文字超の長編になってしまいましたが、今回は何故かぶつ切りにするよりは一気に書き通しかったのです。

電車、バス、船の合計で22本ですか。やっちゃいましたね。でも古い京急車両にも逢えたのでオジサンうるるんです。

兎に角、楽しかった!もっとゆっくりとも思いますが、このくらいのスピード感がオヤジ二人旅には良いように思います。ゆっくりやると、ろくなことしないですからね、オヤジって。。。これにて2024年春の青春18きっぷは終了。次の夏が待ち遠しいですね。夏には飯田線とか篠ノ井線とか大糸線とか小牛田からの石巻線や陸羽東線とか、今回みたいに特急と絡めたりとか、色々検討したい所存です。(北海道も鉄道で攻めたいなぁ。。。)

それではまた、次回の記事でお会いしましょう。


あ、そうだ。5月のバイクツーリングを早く企画しないと。。。その前にバイクのメンテか。。。いつになったら釣りに行けるのだろう。。。キャンプも行きたい。。。鶴見で立ち飲みもしたい。。。うぅぅぅぅぅ。。。

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