エンゲージメントと密接な関係がある⇨ULSSAS(ウルサス)の法則は、SNS時代に多くの人が商品やサービスを購入するまでの流れをまとめたものです。

具体的には、以下の7つのステップで構成されます。

UGC（ユーザー投稿コンテンツ）: 友達や好きなインフルエンサーが商品やサービスを使った感想などをSNSに投稿する。
Like: 興味を持った人が、その投稿に「いいね！」やコメントをする。
Search1（SNS検索）: さらに詳しく知りたい人は、商品やサービスの名前などをSNSで検索する。
Search2（Google/Yahoo!検索）: より詳細な情報を知りたい人は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで商品やサービスを検索する。
Action（購買）: 商品の魅力や評判を理解した人が、実際に商品を購入したり、サービスを利用する。
Spread（拡散）: 購入した人が、自分自身の体験談をSNSで投稿したり、口コミで広める。
Like: 新しいユーザーが、その投稿に「いいね！」やコメントをする。

この7つのステップがぐるぐる回ることで、商品やサービスの認知度が上がり、購買に繋がるという仕組みです。

例①:友達がインスタグラムで、新しく発売されたアイシャドウを使ったメイクの写真を投稿している。
その写真を見て、アイシャドウの色や発色が気になる人が「いいね！」を押す。
アイシャドウの名前をハッシュタグで検索して、他の人の口コミやレビューを見る。
さらに詳しい情報を知りたい人は、アイシャドウの名前でGoogle検索をする。
口コミやレビューを見て、実際にアイシャドウを購入する。
購入した人が、アイシャドウを使った自分のメイク写真をインスタグラムに投稿する。
新しい人が、その投稿を見てアイシャドウに興味を持ち、購入する。

他にも
例②: 映画『カメラを止めるな!』公開前に宣伝をせず、ユーザーの自発的なSNS投稿(UGC)を活用した
SNS上で話題が広がり(Like、Search)、興味を持ったユーザーが実際に映画を観に行った(Action)
観客の感想がさらにSNSで拡散されて(Spread)、大ヒットにつながった

例③: キリンホールディングス株式会社「キリンレモン」の新商品発売に合わせ、ユーザーにレシピ投稿を呼びかけた(UGC)
ユーザーの投稿したレシピがSNS上で共有され(Like、Spread)、新商品の認知が広がった。
投稿されたレシピを商品の改善に活かすなど、UGCを有効活用した。

例④: 株式会社ロッテ「きのこの山・たけのこの里」の人気投票キャンペーンを実施。
ユーザーの投票行動(UGC)がSNS上で拡散され(Spread)、商品の話題性が高まった。
投票結果を商品開発に活かすなど、UGCを有効活用した
などなど

このように、ULSSAS(ウルサス)の法則は、SNSが購買行動に大きな影響を与えていることを示しています。

もう少し詳しく「5:1の法則」：
例えばサブスクリプション型ビジネスでは、既存顧客(リピーター)からの継続収入が大きい。顧客体験を向上させて解約を防ぎ、継続率を高めることが収益性に影響。ポジティブな顧客体験を続けることが解約率低下と継続率向上をもたらし、ライフタイムバリュー(LV)最大化という収益構造を実現します。

あらためてCVとは？

CVは英語の「conversion」の略で、日本語では「コンバージョン」と呼ばれます。これは、Webサイトやアプリにおいて、ユーザーが あらかじめ設定された目標を達成 したことを指します。具体的には、以下のような行動がCVに該当します。商品購入
資料請求
会員登録
メルマガ登録
アプリダウンロード
動画視聴
アンケート回答

CVは、Webサイトやアプリの 成果を測定する重要な指標 です。CV率と呼ばれる指標を用いて、全体のユーザーのうち、何人がCVを達成したか を算出することができます。

CV率の計算式

CV率 = (CV数 / アクセス数) x 100

CV率を高めるためにはWebサイトやアプリの使いやすさを向上させる
ユーザーにとって魅力的なコンテンツやオファーを提供する
効果的な広告やプロモーションを行う

など、様々な施策を実行する必要があります。

CVの種類
CVには、以下のような種類があります。マクロCV: 商品購入や資料請求など、 直接的な収益に繋がるCV
マイクロCV: メルマガ登録やアプリダウンロードなど、 間接的に収益に繋がるCV

まとめ：

CVは、Webサイトやアプリの成果を測定する上で 非常に重要な指標 です。CV率を高めるためには、ユーザーにとって 使いやすく魅力的なサイトやアプリ を構築することが重要。

＜ワンポイントレッスン～この４つのフレーズは覚えよう！＞
属性認知とは：
人々がどんな特徴を持っているかを知ることです。たとえば、年齢や性別、好きなことなど、人によっていろいろな特徴があるよね。これを知ることで、ものを売ったり、人に合った情報を伝えたりするときに役立てることができるんです。

オーディエンスとは：
あるものや話題に興味を持っている人たちのことをさします。たとえば、あるアニメが好きな人たちや、サッカーが好きな人たちがそれぞれのオーディエンスになるよ。このオーディエンスをよく知ることで、彼らが喜ぶような商品や情報を提供できます。

内部エンゲージメントとは：
会社や組織の中で、従業員がお互いや仕事にどれだけ熱心に取り組んでいるかのことです。みんなが協力して楽しく働けるような環境を作ることが大切で、それによって仕事の成果も向上します。

類似オーディエンスとは：
ある特定のグループの人たちと、似たような特徴や興味を持つ人たちのことを指します。例えば、ある商品を買った人たちと似た趣味や好みを持つ他の人たちを見つけ出すことで、新しいお客さんを増やすことができるんだ。これによって、もっとたくさんの人に自分たちの商品やサービスを知ってもらえます。