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令和の虎のコメント欄に「精神疾患(ADHD、うつ病、ASDなど)だから病院に行ったほうが良い」と書いてあるのを見て精神疾患経験者が率直に感じたこと

令和の虎チャンネルは登録者数100万人をあれよあれよと超えそうな勢いでまさに一大コンテンツとしてビシネスマンにとって知名度はものすごいものがあります。

そして、直近1ヶ月で(31歳ホストのキング、27歳トモハッピー社長に胸ぐらを掴まれた西川)の2人のコメント欄を見ると

「精神疾患だから病院に行ったほうが良いよね」といったコメントが散見されるのを見ると同時に、動画では精神疾患について言及は一切なされませんでした。このことから社長と社長じゃない人の精神疾患に対する理解度に乖離があるのかなと感じました。(経営者が精神疾患について言及している人はいないものの、動画編集界隈で有名なあお社長が医師免許を持っているからか志願者の西川に対して「何がそうさせたのか?」とやや匂わせる発言したのが印象深く、少し救われた方もいらっしゃるかもしれません。)

とはいえ、精神疾患はナイーブな話題ではあるので動画編集でカットされている可能性はあるかもしれません。

ただ、2019年3月に公開された、アデコ株式会社による「健康経営」に関する認知度調査では、健康経営について「言葉も内容も知っている」と回答した人は約2割にとどまったことからも、経営者がメンタルヘルスに関する知見や認知度はまだまだ低いのかなと感じます。

また、令和の虎では以前にも動画編集受託会社の虎の経営者が吃音症のどもった話し方に対して舌打ちをしたことについてもコメントで叩かれています。このことについては後の楽屋トークでたまたま口を開いた際に音が出たと話しています。

ただ、重要なポイントは悪意か善意かではなくて「悪意ではないとはいえ誤解させてすみませんでした」と一言があっても良いのではと切に感じた動画でしたね。その後もその話題について経営者全員が面白おかしく談笑していたのは当事者の気持ちを察すると少し悲しい気持ちになりました。(吃音症を精神疾患という定義にするのではなく、同じマイノリティーに属する方として引き合いに出しました)

にも関わらず、厚生労働省の患者調査によると、精神疾患を持つ患者数は、258万人(2002年)から419万人(2017年)と15年間で1.6倍増加しています。

私は医者でもなんでもないのですが、もし精神疾患や精神疾患以外による病気の手術によって弊害があるのであれば、例えエンターテイメントであってもそこの弱い部分を多少汲み取る方がいても良かったのかなと思いました。(確かに人を不快にさせる志願者に非がないとは言い切れませんが、6人全員から詰められるところを考えるともう少し弱さを汲み取ってあげる林社長ポジションがいても良いと思いました。)


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