ミッチェル

なるべくすべらない話を書きたいと思っています。だからといって、盛ったりするんではなく、…

ミッチェル

なるべくすべらない話を書きたいと思っています。だからといって、盛ったりするんではなく、まじめに考えてることをかいています。

最近の記事

エリザベス女王くらい品格のある彼氏

20年以上前の話。 当時、大学に通うために名古屋に引っ越してきたわたしは、実家がある神戸に時々帰省していた。 そこで幼馴染とお茶とかランチとかして、近況報告なんかするんだが、ジュンコが「実は彼氏できてん」という。With淡々と、テンションの上がり下がりがないジュンコの話し方。 淡々とした話し方と同じく、のっぺりと凹凸のない顔のジュンコに、彼氏が。自分とそう変わらないと思っていた友人が、自分より一歩進んでいるという驚きを隠すために、「へえ~」と言ってみたが、続けて何を言えばい

    • 昔ながらの、ハチマキを巻いたタコ~わたしは怒っている~

      今日も課長の言うことが意味分からなすぎで、憤怒した。 怒り心頭。 キーボードを打つ手も力が入り、タンっ タタタンっ! 周りの人よごめんよ。でもわたし怒っているの、許してね。 長い髪がカーテンになって、周りの世界を遮断することができている。 だから一人憤怒にまかせて仕事できる。 バカが嫌い。バカって、意味わかんない。と、悪態をつく。 憤怒は仕事が終わってからも継続する。ええい、一人でバーに行って飲んじゃえ。 しかし、臨時休業なのか、開いてない。 憤怒はくすぶる。 同時に。

      • 一体この豊かな暮らしはいつまで続くんだろう

        稲垣えみ子さんの、「家事か地獄か」という本を読んだ。 片付けの本、断捨離の本、とは温度がだいぶ違っていた。 だって、冷蔵庫も捨てた。ガスも契約していない。お風呂もない。となると、想像のはるか上を行っている。 そんな暮らしできっこない。 とはいえ、思いあたるフシがあるのだ。 子どもの頃は食べていなかったような料理を作っているとき。「洋風・中華に飽き足らず、韓国、タイ…色んな料理を作りすぎなんじゃなかろうか。キリがなくないか?」 冷蔵庫を買い替えたとき。「もし100歳まで

        • おとこまえ揃いの沈黙の艦隊

          かわぐちかいじの沈黙の艦隊。 持ってたー 高校生のころ。好きやったー こないだの映画化は、評判悪かった(失礼)から、避けてた。 そうよね、2時間で描ける話じゃないわ だからアマプラなら大丈夫かと思って見た 「良かったあーーー♡」 ハートがつくんよ。昭和か? 沈黙の艦隊は昭和の漫画だしいいでしょ(え?そうだっけ) 何がって、そう、思い出したけど、わたしは海江田が好きだったのだ。 あの無邪気ともとれる笑みが。つやっとした感じが。 けど、大沢たかおの海江田は、ちょっとシワ

        エリザベス女王くらい品格のある彼氏

          若者のやっているポッドキャストは初めて聞くコトバがいっぱい

          COTEN ラジオって聞かれたことありますか? 「いろんな歴史の話をしてて面白いから」と友達に聞いて 若者(私から見て)が3人で話をしていて、聞いてみたら面白い話し方の人達でした。 エモいとか解像度高いとかファクト認識として間違ってないとかトランスフォーメーションするにはとか、 わたしの周囲には使う人があまりいないことばを使うので面白いのです。 思うこと① 「ことばっていうのは進化しているのだなあ」 本たくさん読んでいるようで、賢い人達だからこそわたしには新鮮な語彙が多い

          若者のやっているポッドキャストは初めて聞くコトバがいっぱい

          文章書く筋をつけたいの

          書くって、時間がかかる。 調べて、書いて、推敲して。 でもそれをしていたら、わたしはnoteが書けないっていうことに気がついた。 だから、書く。とにかく書く。ことにする。 毎日書く=筋トレ。って、どこかに書いてあったよね。 そうだよ、何事も、筋肉なんだ!!! むかし、ドラムを叩いていた頃があった。 そのとき先生に、「縄跳びして筋肉をつけています」と言ったら、 「ドラムを叩くための筋肉は、ドラムを叩くことによってしかつかない」と言われて ストーーーン と腑に落ちた。ほんま

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          「本が好き」といっても、何がどう好きなのだろう?

          「本が好き」といっても、何がどう好きなのだろう 本が好き、という人は、読書離れが進んでいるとはいえ周囲に割りと多い。 しかしそれは、本当に本が好きなの?と思うことがある。 例えば、どんな本を読んでいるか。「モンゴルの歴史」を読んでいたとしよう。 それは、本が好きなのではなくて、第一には、モンゴルとか、歴史が好きなのではないのか。 料理が好きなら料理の本、ファンタジーが好きならファンタジー、知識が好きだからいろんな本を読む、そういうことだと思うのだ。 つまり、本を読むこ

          「本が好き」といっても、何がどう好きなのだろう?

          どんなミステリーがお好きですか

          小説を読むこと 小学生のときに児童書版のアクロイド殺人事件とか、ジキルとハイドを読んだのをきっかけに、推理小説がすきになった。 ルパンとホームズと江戸川乱歩、各10冊くらいのセットを、父が買ってくれた。 全部読んだ。江戸川乱歩は推理っていうか怪談みたいな感じでドロドロ暗くてそんなに好きじゃなかった。 他にも読んでみたくて、自分でエラリー・クィーンを買ってみたけど、読み進めなかった。 大学生のときに、アガサ・クリスティを買って読んだ。赤い背表紙の、ハヤカワのかな。面白くて、ほぼ

          どんなミステリーがお好きですか

          note書こ。一日の終りに誰かに聴いてほしい話

          先日、あらためて見たnoteの公式ページ。「使い方」に書いてありました。 創作活動で最も大切なこと、それは「楽しみ続ける、発表し続ける」こと ああ、そうですよね。 齢40半ば。学生のころからずっと、なにか書きたかった。 けど続かないし、最後まで書けないし。 村上春樹さんの「職業としての小説家」には、毎日時間と分量を決めて、書いているって、かいてあった(確か)。 NG 書きたいものがひらめいたときに、書く OK なんでもいいから書き続ける NG 格好いいもの、面白いものが

          note書こ。一日の終りに誰かに聴いてほしい話

          昔っからの阪神ファンが今年の日本一を見て思うこと

          2023年、阪神タイガースVSオリックスバッファローズの日本シリーズは、毎晩見た。 かつて関西にいたときは、こんなふうに、毎日阪神戦をみていたなあ。 “兵庫県民の心のやすらぎ”サンテレビで。 テレビ中継がないときは、ラジオできいた。 植草貞夫さんの実況が最高。 ラジオでの野球中継実況というのは、神業だと思う。 言葉だけで球場での起こっていることを再現できちゃうって、魔術のようだ。 「のっしのっしと、マウンドに上っていきます」とか。 で。野球というのは、毎日見ることで、繋

          昔っからの阪神ファンが今年の日本一を見て思うこと