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083_『Motion Sickness』 / Phoebe Bridgers

6/19の新譜が楽しみでもある Phoebe Bridgers の曲の中で、いまでも頭の中を浮遊するかのように過ぎるのが『Motion Sickness』という曲。

直訳すると「乗り物酔い」。

ただ、曲中では『I have emotional motion sickness』と歌われていて、その語感のセンスもさながら、それにより生成された「Emotional motion sickness」という言葉がそこはかとなく良く響く。

言語に対する絶妙な距離感覚。

とりわけ『There are no words in the English language』『Why do you sing with an English accent』といったフレーズがとても印象的で、英語圏のアーティストが発する言葉として、とても新鮮。

最後の『And I want to know what would happen If I surrender to the sound』というフレーズも音楽を作り出す人だからこそ書ける歌詞。

YouTubeには秀逸な録音が多くある中でLIVE ON KEXPの録音が素晴らしくて、何度も観てしまう。スタジオ録音のものよりも、ボーカルが自由で伸びやかで艶があり、楽曲の魅力が最大限に引き出されている。

そして、何よりも、使っているギターがDanelectro!このモデルのフォルムが本当に好き過ぎるので、それだけでも嬉しい。そして。この独特の癖になる音も。

いつか、この目で観て、この耳で聴きたい。




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