養生訓 巻第四 飲食下 鳳凰堂流解釈⑩
原文を現代文に改変
蘿蔔(らふ、だいこん)は菜中の上品なり。つねに食うべし。葉の硬わきを去り。やわらかなる葉と根と豆豉にて煮熟して食う。脾を補い痰を去り氣をめぐらす。大根の生しく辛きを食すれば、氣減る。然ども食滞ある時、少食して害なし。
鳳凰堂流意訳
大根は野菜の中の上品である。つねに食うべき。
葉の硬い部分を取り、やわらかな葉と根とを豆豉で煮て熟してから食べる。
脾を補い痰を取り氣をめぐらせる。
大根を生で辛いまま食べれば、氣が減る。
但し食滞がある時は少し食べても害はない。
鳳凰堂流解釈
茄子の次は大根の効用。
中医学では、
四気五味が甘辛、涼性。
帰経が肺、胃。
降気を主とした行気と怯痰、化瘀ですので、
鍼では豊隆が近い効能を持っています。
食滞があれば少し胃経よりに取ると良いですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?