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節分


二十四節気とは異なる節目として雑節という区切りがあります。


節分はこの雑節に当たり、立春の前2月3日〜4日に行います。

以前は四立(立春、立夏、立秋、立冬)の節目を全て節分と呼んでいましたが、日本だけ春の節目を特別に重用し、節分として残っています。

元来、季節の変わり目は陰陽の変化が激しく、人の体調、心理に大きく影響を及ぼす事から、それを祓う為の儀式、行事や養生食が伝わっています。

行事としては、

邪氣、厄神を追い祓い、福を招き入れるもの。
豆まきによって行動とイメージ(導引)を使い、「鬼は外、福は内」と叫ぶ事でこれを達成します。

恵方巻きに関しては、鳳凰堂は採用しません。
関西に住んでいますが、元来九州生まれである為か、様々な由来があり余り関心できるものではない風習としての認識が大きいからです。

更には門飾りに鰯の頭や柊の葉を戸口に挿して鬼を祓っていました。


食養

大豆
行事の後、年齢の数或いは年齢より1つ多く食べます。大豆は米と同じく霊力があるとされ、中国医学、東洋医学としては、甘味、平性、帰経は脾、胃、大腸。利湿、補胃、滋潤作用を持ち、浮腫や下痢等に効果を発揮します。

ここでの大豆は炒り大豆の為、ある程度の温補作用も期待されています。


邪氣を祓う、鬼を退けるという鰯。
甘味、温性、帰経は脾。補氣、補血の作用がある為、氣血が弱っている場合に効果があります。

恵方巻きは上述したように感心できるものではない印象がありますが、恵方巻き自体には、

キュウリ、しいたけ、伊達巻き、うなぎや穴子、桜でんぶ、えびと縁起をかついだ食材と七福神をイメージする数と特徴になっており、前向きな意識を持って軽く食べる分には良いかも知れません。

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