マッキー事件について思うこと

最近、芸能人の薬物事件が起きて、これでもかとバッシングを浴びるたびに、マッキーはこれほどひどいこともなく、復帰できてよかったなぁなんて、実は思っていたのでした。ずいぶん前という感覚しかなくて、具体的にいつ頃だったのか記憶になかったのだけれど、今回の騒動で報道されたので。99年だったと明確になった。なんと平成どころか、20世紀のことだったし、個人的な状況を言えば、司法修習生時代というわずか2年間の時期にヒットしている。思い出してみれば、スマホはおろか、ネットそのものが、それほど普及していなくて、連絡手段としてようやくメールを使っていたかどうかというくらいだったと思う。電話線引っこ抜いてパソコンに繋いでダイヤルアップ接続して、メールチェックなんて手間をかけても、メール受信そのものが少なくて、週に1度メールチェックしても、「楽天市場の神谷睦月です」の1通で終わってたりと。そんな時代だったはず。ヤフーやグーグルの検索なんて使えたのかどうか。その年公開の「スターwarsエピソード1ファントムメナス」の上映時間は新聞で見て調べるという状況だった。
 という前置きはいいとして、その後「世界で一つだけの花」がヒットしたとき、僕は、なんとなく、鑑別所や少年院臭さみたいなものを感じたのだけれど、それは事件の際修習で少年事件にかかわっていた思い出が残っていたのかもしれない。ともかく、人と比べてはいけない、そういう自分の弱さが事件の原因だ。自分は自分で良いというのをキレイにまとめるとああいう歌になるのかという想像をしていたのだった。しかし、今回のニュース影像で、「世界にひとつだけの花」を流す時に、SMAP使えなくて、マッキー本人が歌ってる映像流すというのも、本末転倒のような気がするわけで。罪人扱いで、音源回収に奔るのなら、影像も本人以外のものが望ましいはずで、権利関係なのか、ジャニーズの力量なのか、どっちが優先するのかという問題。
 数日経って、認否等が明らかになっているが、2年前の所持など、分からないことだらけである。当時も共同所持は当然疑われただろうし、尿検査くらいしたはずで、それでも、シロだったものと思われる。ソレで泳がせておいたのだろうけれど、今回も同じ結果になったということは、警察の勇み足だったということになるかと。ただ、本人んが「自分もの」と認めているという部分だけは、逮捕して自白を強要できた可能性はあるけれど、意味が全く分からないのだ。

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