見出し画像

「“周りの人の目が怖い”って、お前はそんな周りをどんな目で見ているんだ」問題。

今日は遠方にいる友人の結婚式で着ていくドレスの購入をしてから、メンタルクリニックでのカウンセリングと診察。その後別の友人に誘われて、ショップ巡りとカフェ。別れた後は自分の買い物をして帰宅。

午前中、駅のホームに立っているとものすごい日差しと熱気で、身体がベタベタになっていく心地がしました。顔も、服の中も汗が伝って気持ちが悪い。


でもそんな気持ち悪さよりも、周囲の人が平然と、ベタベタした雰囲気もなしに立っていることに焦る気持ちのほうが自分の中で勝っていました。

なんでみんなそんな平気でいられるの。なんで私だけ気持ち悪いくらいに汗だくになってるの。

周りに、引かれてないかな。




この前本屋で、わたなべぽんさんのダイエット本を読みました。


この方は自分の体験をもとに、ダイエット本のほかにも片づけ本やメンタルハック本をかわいい漫画で紹介されています。どの本も共通して自分に自信をもつことの大切さ、自己肯定感をもつことの大切さを伝えています。

私の読んだダイエット本では著者が「自分に自信が持てず周囲を気にして、気が付いたら体型が隠れる服ばかり選んでいた」という経験を描いており、そこがなによりも印象深く残りました。すごくわかる。


人にどう見られているのか、いつもどうしようもなく怖くなって、思わず隠したくなるんです。

「他人の目なんてどうでもいいじゃん」なんて軽く笑い飛ばせればいいのですが、なぜかそれができない。本当に無意識に、こういう考え方になってしまうんですよね。

因みに著者の場合、ダイエット中にこのことに気が付きましたが、ダイエットでの自分の目標を達成させ、先延ばしにしていた自分磨きを行っていくうちに、いつの間にかその感覚がなくなっていたんだそうです。


さて、よく見れば私も今日は自然にワイドパンツとドルマンスリーブのシャツを着ていました。脚と二の腕、あとウエスト(ほぼ全部!)が強調されない服についつい手が伸びてしまうんです。無意識ってこわい。

でも着替え直すことはできないので服装は諦めました。気になっている汗だけでもどうにかしたい。とりあえず買った飲み物を首元に当てると、なんとか顔周りは火照りは少しだけ抑えられました。

それから生暖かい風を吹かせてやってきた電車にすぐさま飛び乗ります。車内冷房のありがたさを噛み締めました。ドアが閉まって、窓から見えるホームの人々を眺めているうちに、電車が動き始めます。


この時になってふと、「ほかの人、そんなに平気そうだった?」と自分に疑問がわきました。


私が見ていた「周りの人々」は、半径3m以上は離れていました。そんな距離で、掛けていた少し度があっていない眼鏡で、人の肌にうかぶ一粒の汗なんて、ほんとに見えたの?

もっと言ってしまえば、私は服の中の汗も感じて、周りの人が平然と立っていると判断して焦っていたわけです。人の服の中でも見えたわけ?


結局、「自分が細かいところまで見れてなかったのかもしれないし、案外みんな服の中は汗だくだったかもよ」と頭の中でひとつ仮定を出したのでした。



周囲より汗っかきであるコンプレックスとか。
周囲より直ぐ顔が赤くなるコンプレックスとか。
周囲より太ってることへのコンプレックスとか。
今でも色々あるし、全部一気に解決できればどれだけ気が楽になるだろう、と思うことはあります。でもそんなこと無理だって決めつけて、勝手にヘコむ。

そんな自分に自信の持てない思考が、もうすっかり癖になってしまっているわけだけれども。


案外、自分がよく見ていないだけで、周りだって同じことを考えているかもしれない。

そして、周りだって私と同じで、周囲をぼやけたレンズ越しにしか見ていないのかもしれない。


先ずはそんな仮説に期待するのも、自分に自信を持つ小さな一歩になるのかも。


……なのでまあ、今は「二次会のドレスが入らない」というとっても明確な問題点だけ、見つめようかなと思います。

運動をしよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?